カンモンハタ / イシミーバイ

2023/01/06イシミーバイ,エピネフェルス属,カンモンハタ,ソルトフライ,ハタ科,フライフィッシング,対象魚

和名:カンモンハタ/イシミーバイ
英名:Honeycomb Grouper
学名:Epinephelus merra

砂地に棲む美しいカラーリングの個体

東京の小笠原をはじめ、熱帯のリーフで釣れるハタ科の魚で最もポピューラなのがカンモンハタです。沖縄ではイシミーバイと呼ばれ、本州のメバルに匹敵する人気を誇るライトゲームになっています。珊瑚礁や岩礁帯の干潮時に干上がらない程度の深さの場所かつ波あたりの良い場所の周囲に好んで定着して、潮上から流れてくる稚魚や甲殻類、軟体類などを待ち伏せして捕食します。臆病な性格でありつつも貪欲に捕食する性格はイワナやメバルとよく似ていますので、根掛かりしない程度に底近くをスローなスイングでフライ先行で流し込む方法や、自然な動きでストリッピングする方法が最も良く釣れて来ます。

リーフのフライフィッシングの入門魚として最適なターゲットです。

フライタックル

隠れている場所からあまり長くフライを追わないので、障害物が点在するフラットの場合、居着いているポイントを正確に手返しよく釣っていきやすいシングルハンド6番のフローティングラインがベストタックルです。魚からフライだけが見えている必要があるので、ロッドと同じ長さのフロロカーボンのテーパーリーダーにティペットを3フィート程度継ぎ足します。

珊瑚礁のように360°障害物だらけの場所で他の魚と一緒に狙う場合は、突っ込みファイト対策にタックルをシングルハンド8番にランクアップします。無用に沈めるとトラブルが多発するだけであること、またフライラインの影が出ない方が釣り続けられるので透明のフローティングラインがベストマッチとなります。

同じフィールドでは不意に現れるトレバリーなどの回遊魚や突っ込みの強いモンガラカワハギなどのパワフルな根魚に対する対応力も必要なので、フライリールは無用にラインが出て行かないよう、最低でもドラグ力1kg以上のものがオススメです。

潜むポイントによって、体色が異なるので見ていて飽きないカンモンハタ

フライ選択とプレゼンテーション

流されてくる餌を優先的にアタックしてくる性質なので、捕食対象に似つつもアピールも必要となります。またフライが流れで浮き上がってしまうと追うのを諦めることが多いので、ダンベルアイを使ったフライの方がチェーンボールアイを使ったフライよりも有利です。

餌が偏る冬場シーズンやナーバスなフィールドにおすすめなのがジグシュリンプ。ただし、ナチュラルカラーなので、ある程度リーフの釣りに慣れた方向けです。

リーフの釣りに慣れていない方は、どこにフライが入っているか確認しやすいビビッドカラーのこちらのパターンがおすすめです。

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