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2023年 フライフィッシング対象魚・人気ランキング BEST 16

2024/01/06fish in japan,Fly fishing,GT,top 10 most wanted fish,クロダイ,ゲームフィッシュ,コイ,トラウト,バス,フライフィッシング,ランキング,人気の魚,対象魚,日本

2023年が終わり、満を持してランキング発表の時期がやってまいりました!

本ランキングでは2023年中、日本からアルバニアまで世界116ヵ国からアクセスのあった本サイトをGoogle アナリティクスのアクセス集計データに基づいて、どのフライフィッシング対象魚の情報が一番長く多くの人たちから閲覧されていたかを「興味指数」としてランク付けに使っています。

フライフィッシングでどんな魚が釣れるの?あなたの愛する魚は大丈夫?それではランキングを見てみましょう!

BEST 16 – ニューフェイス大健闘!

BEST 8 未満はスコアが近いため勝敗が大きく入れ替わるのですが、今回は大きく顔ぶれが一新することとなりました!

#16: ロウニンアジ (GT) (6->16) – Giant Trevally

ギンガメアジの群れの中に潜みHDJシュリンプのフォールに反応したロウニンアジ

TFFCCデイヴィッドに愛される「小さくてもジャイアント・トレバリー」ことロウニンアジはなんとかベスト16に踏みとどまりました。

きちんと狙うと神経質なところを見せるくせに、ギンガメアジやカスミアジを相手にしていて油断していると、突然現れてフライをひったくってティペットを引きちぎり、アングラーを絶望の淵へ叩き落す荒武者。それがロウニンアジ。フィッシュイーターをフライで狙う「プレデターフィッシング」愛好家の中ではトップに君臨する皇帝です。

#15: コトヒキ / Cresent Grunter (New)

HDJシュリンプで爆釣したコトヒキ

夏の太平洋岸から沖縄まで、南国ソルトでお馴染みのクワガナーことコトヒキが初登場でベスト16にランクイン!

シュリンプフライから小型ストリーマーまで、非常に良くフライを追いファイトも強い魚で、マイクロ・ルースターフィッシュと呼びたくなるようなカッコイイ風貌もさりながら、イシミーバイと並ぶ南国ソルト入門魚です。

#14: スモールマウスバス / Smallmouth Bass (17->14)

イワイミノーをガップリと咥えたスモールマウスバス

郊外リバーのヒーロー、川バスことスモールマウスがベスト16に帰ってきました。TFFCCエドにとってはアメリカ時代にフライフィッシングで初めて釣った思い入れのある魚種です。

流れの中やストラクチャーから勇猛にフライにアタックしてくるエキサイティングさ。フックセットされた後の突っ込みパワーなど、シーバスに通じる面白さを持つフィッシュ。リリース規定には注意して楽しんでください。

#13: オショロコマ / Dolly Varden Trout (NEW)

北海道・知床奥地の渓流でドライフライへ連発が楽しいオショロコマ

長らく紹介していた北の宝石オショロコマがついにベスト16へランクイン!

日本のイワナ属の魚の中で群を抜いてカラフルで美しいオショロコマは北海道の渓流の宝石と呼ばれていますが、楽しさにかまけて山の奥へ奥へと入っていくとヒグマ・ワールドが待っていますので周囲には気をつけましょう。

#12: レイクトラウト /Lake Trout (13->12)

ボトムをしっかり取ったストリーマーへ襲いかかってきたレイクトラウト

TFFCC手塚さんの愛するレイクトラウトがランクアップ!

本州の冷水性のトラウトでは最大サイズとなるレイクトラウトは中禅寺湖で大人気ターゲットとなっています。ほぼフィッシュイーターですが、イワナ属の魚らしく回遊しながら口に入るものは何でも貪欲に捕食するのでニンフやソフトハックルでも釣られているビッグトラウトです。

#11: ヒラスズキ /Blackfin Seabass (16->11)

スイング&リトリーブのストリーマーにアタックしてきたヒラスズキ

西の横綱ヒラスズキがランクアップ!

今や浜名湖でも定番となり、東京湾でも珍しく無くなった中で、生息地をさらに北へ大きく広げています。瞬時にフライを見破る眼力、スピード、引きの強さ、どれをとっても最高のターゲットです。

#10. ブルーギル/Bluegill (11->10)

豆サイズのジグニンフで連発が楽しい都会のブルーギル

大都会のフライ対象魚、いやフライ大衆魚と呼びたいほど愛されているブルーギルがついにTOP 10入りの快挙!!

ブラックバスの餌としてセットで放流されてきたため、また親魚が稚魚を守る性質のため、本州では生息を大きく広げてしまっています。伊豆半島の一碧湖は日本で初めて移植された湖でもあり、ラージマウスとセットで生息しているので「聖地」となっています。

ご注意

ブルーギル・ラージマウスバス共に都内の公園はリール釣りが禁止されているので、テンカラ竿で狙う必要があります。特定外来魚につき、リリースについては各都道府県のルールに従ってください。

#9: イトウ / Sakhalin Taimen (NEW!)

ボトムをしっかりとトレースしたストリーマーに襲いかかったイトウ

TFFCCメンバーとお馴染みフォトグラファー知来要さんの愛する北の大地のモンスタートラウト。今年は北海道・朱鞠内湖の戦慄の事件の影響で、悲しい形で検索ヒット・閲覧が伸びてしまいました・・・。

朱鞠内湖で育った陸封イトウのパワーを楽しむも良いですが、やはり王道は道北・天塩川の本流イトウ。ヒグマ対策はしっかりしてチャレンジしてみてください。

BEST 8 – 幻の魚がカムバック!

#8: イワナ・アメマス群 / White-spotted Char (19->8)

何にも似せていないアトラクター・ドライフライにバフっと出てきたニッコウイワナ

一気にベスト8へカムバックしてきたのは、日本のイワナ属の王様、イワナ・アメマス群!

北海道の川や東北の湖ではアメマスとして80cmサイズにもなるポテンシャルを秘めつつ、山岳国の日本にマッチした渓流魚としてのイワナたちは、イワナ=岩魚=岩に潜む魚、の名前の通り、元祖「ロックフィッシュ」として同じような性格の魚たちの練習としても貴重な経験を積ませてくれる魚です。

#7: マゴイ/Common Carp (2->7)

ザリガニ・イミテーションを使ったサイトフィッシングで仕留めたマゴイ

TFFCCマーティンの愛する都市河川のビッグフィッシュ・コイ。2位まで健闘したマゴイはランクダウンしてしまいました。

物音に非常に敏感で、立つ位置からフライの着水まで気を遣うサイトフィッシングで狙う「フライカーピング」は緊張感MAXで、見慣れた魚だと思って甘くみていると痛い目に遭うフライフィッシング好敵手です。

#6: ボーンフィッシュ/Bonefish (5->6)

HIT FILMS 岡野さんがシャローで狙い通りにキャッチした日本のボーンフィッシュ:ソトイワシ

安定した人気を見せるグレーゴーストことボーンフィッシュ!

周囲の色彩を写し込む銀色の魚体は景色へ溶け込み、慣れた目でも探すのに苦労するという、まさにゴーストの名に相応しいゲームフィッシュです。日本でも東京都から沖縄まで珊瑚礁に生息していますが、シャローでのフライフィッシングが成立しました!ただし、フラットでのサイトフィッシングが成立していないので、誰が達成するのか注視するところです。

#5: シーバス・スズキ/Japanese Seabass (4->5)

イワイミノーに水面炸裂が面白いシーバス

間違いなくニッポンを代表するゲームフィッシュであるジャパニーズ・シーバスことスズキ。TFFCCメンバーズのモンスターハンターたちの愛する東京湾のキングはなんとベスト4落ちにランクダウン。

ストライプドバスやヨーロピアンシーバスを釣ってきたアングラーたちも納得する見事な魚体とサイズ。陸っぱり、ウェーディング、ボートなど狙い方も豊富でタックル選択肢も多くゲーム性の高さが認められてきた中で、ベスト4復帰が望まれます。

BEST 4 – 新旧世界が激突!

今回のベスト4はフライフィッシングが新しい時代へ入ったことを実感させる納得の結果になりました。

#4: マアジ/Japanese Jack Mackerel (1->4)

昨年度NO1で日本の食卓には欠かせないマアジは4位にランクダウン。数釣るゲーム性が管理釣り場のトラウトと似ていることもあり、サイズではなく形の美しさを楽しむところは渓流魚へ通ずるフィッシュです。

フライ/フェザー/マイクロルアーのアジングも今や全国区となり、ナイトゲームで外灯下を狙うと言うわかりやすいゲーム展開と手持ちのトラウト用タックルで始められるだけでなく、フライフックもトラウトサイズで大丈夫。スピニングタックルでもキャロリグを使ってフライをキャストすることが珍しくありません。マルチタックルの「毛鉤釣り」を体現する代表的なターゲット確立です。

#3: ニジマス/Rainbow Trout (9->3)

スイングさせてウェットフライにアタックしてきた北海道のワイルドレインボー

TFFCCグチ・イマニー・ヒロミキがこよなく愛するキング・オブ・トラウトのニジマスが初めて3位入賞!!

北米で垂涎の的であるスティールヘッドを筆頭に、北海道のワイルドレインボー、そして品種改良されたハコスチ(箱島種xスティールヘッド種)など、それぞれが亜種と呼んでも良いほどバラエティに飛んだゲームフィッシュ。国内養殖トップの静岡県では、湧水河川でアングラーたちを唸らせる好敵手となっています。

#2:ヤマメ・サクラマス(ビワマス・サツキマスその他亜種含む)/Cherry Salmon (7->2)

回遊を狙いスイミングニンフで仕留められたホンマス(ビワマス同一種)

2011年から始まったランキングで首位を8年間守り通した女王陛下がランキング山の頂上から滑落した2019年、2020年はベスト4落ち、昨年は海外勢からのアクセスでなんとか今年もBest 8に踏みとどまりましたが、ついに2位に返り咲きました!!

サイズこそ小型のサーモンかつ釣る場所と時期を選びますが、アトランティックサーモンやスティールヘッドのように川で過ごす時間が長い国内随一のチェリーサーモン!「桜」「皐月」の名の通り、日本文化を体現する彼女たち。小型のサーモンフライやウェットフライを駆使して日本独自のライト・サーモンフィッシングを楽しむのも趣です。

渓流魚としても世界のアングラー達も認める見事なプロポーションと宝石のような体の模様。令和の時代も健在な東洋の女王陛下の復権も間近でしょう。

そして今年の優勝は・・・?

#1: クロダイ/Blackhead Seabream (3->1)

真夏の浜名湖の人気ターゲット、クロダイ

2019-2021シーズン三冠王のクロダイが堂々の1位にカムバックしました!

古代から現代へ続く日本人の釣り物代表選手の一つであるクロダイ。西日本では盛り上がっていた「チニング」は中日本へ伝播して浜名湖界隈を熱くさせてきましたが、ついに首都・東京さえも飛び越え東北区まで広がり完全に全国規模の人気フィッシュとなりました。

キャスティングのスキルやフライ選択だけでなく、読み、アプローチ、キャスト、コール、プレゼンテーション、聞きアタリ、フッキングと続く天国と地獄を分ける分岐点の多さと要求される段取りの面倒くささにあなたの神経は耐えられるか!?フライフィッシングに求められるあらゆる要素を駆使するクロダイの釣りをマスターすることで、広い世界が待っています。

ベスト32

今回は僅差でBEST 16入りを逃した魚たちの顔ぶれも一新。

#17: ラージマウスバス/Largemouth Bass
#18: マルタウグイ/Far Eastern Dace
#19: ストライプドバス/Striped Bass
#20: シイラ/Dolphin Fish
#21: ブラウントラウト/Brown Trout
#22: コロソマ/Pacu
#23: メバル/Rockfish
#24: イケカツオ/Queenfish
#25: マーレーコッド/Murray Cod
#26: シロザケ/Keta Salmon
#27: オイカワ/Pale Chub
#28: チャネルキャットフィッシュ/Channel Catfish
#29: バショウカジキ/Sailfish
#30: ブルックトラウト/Brook Trout
#31: カンモンハタ/Honeycomb Grouper
#32: ブリ/Japanese Amberjack

まとめ・・・「多様化の時代」と「好みの追求」

10年位ずっと減少し続けてきた「フライフィッシング」というキーワードの検索数がここ数年でついに底を打ち、コロナ期も終わり完全な停滞期に入った今、「フライ」の位置付けや世代交代も大きく影響しているため、クロダイやボーンフィッシュといった「ボトムフィーダー」のサイトフィッシング、マルチタックルでフライを使うアジといった現代的なフライフィッシングと、伝統的なトラウトフィッシングが両立する、15年前のアメリカと似た状況になっています。

リピートする楽しさを求めると、アクセスが良いトラウトはもちろん入漁料の無いソルトフライはライトゲームの宝庫ですので、北海道から沖縄まで全国区で人気が高まっていくための重要なプラットフォームとして期待できそうです。

また、「プレデター」と呼ばれる40cm以上が当たり前の肉食魚たちや「モンスター」と呼ばれる75cm以上の魚たちがフライフィッシングで狙えるという認知が広まることや、アングラー垂涎のボーンフィッシュが目指すべきトロフィーとして確定することも、野生魚を狙うスポーツフィッシングとしてのフライフィッシングへの挑戦心を掻き立てる効果が期待できるでしょう。

幅広い価値観と奥深い価値観の両方が存在する日本のフライフィッシング。今後も日本ならではの対象魚や狙い方の豊富さで1年を通じて飽きずに釣り物や楽しむゲームを広めていくことが、フライフィッシング振興のためには欠かせないポイントだと思います。そして、フライ=毛鉤を自由に作り出せるフライフィッシングには広い世界が待っています。

引き続き2020年代がフライフィッシングにとって成熟のための10年になることを願って、TFFCCはこれからもいろいろな情報を発信していきます。

2011-2023年の結果

年度ゴールドシルバーブロンズ
2023クロダイヤマメ・サクラマスニジマス
2022マアジマゴイクロダイ
2021クロダイマアジスズキ
2020クロダイスズキマゴイ
2019クロダイスズキヤマメ・サクラマス
2018ヤマメ・サクラマススズキマゴイ
2017ヤマメ・サクラマススズキイトウ
2016ヤマメ・サクラマススズキイワナ・アメマス
2015ヤマメ・サクラマススズキイワナ・アメマス
2014ヤマメ・サクラマスイワナ・アメマススズキ
2013ヤマメ・サクラマススズキイワナ・アメマス
2012ヤマメ・サクラマスイワナ・アメマススズキ
2011ヤマメ・サクラマススズキイワナ・アメマス

2019
https://tokyoflyfishing.com/ja/reports-ja/report-2019-ja/best-16-most-wanted-fish-in-japan-2019-ja

2018
https://tokyoflyfishing.com/ja/reports-ja/report-2019-ja/top-10-most-wanted-fish-in-japan-2018-ja/

2017
https://tokyoflyfishing.com/ja/reports-ja/report-2017-ja/top-10-most-wanted-fish-in-japan-2017-ja/

2016
http://tokyoflyfishing.com/…/top-10-most-wanted-fish-in-ja…/

2015
http://tokyoflyfishing.com/…/top-10-most-wanted-fish-in-ja…/

2014
http://tokyoflyfishing.com/…/top-10-most-wanted-fish-in-ja…/

2013
http://tokyoflyfishing.com/…/top-10-most-wanted-fish-in-ja…/

2012
http://tokyoflyfishing.com/…/top-10-most-wanted-fish-in-ja…/

2011
http://tokyoflyfishing.com/…/top-10-most-wanted-fish-in-ja…/