Follow me!

人気フライ・ランキング2023

GSPスレッド

ドライ、ウェット、ニンフ、ストリーマー、サーモン・・・フライはいろいろあるけれど、魚が釣れなきゃ意味が無い。
ルアーと違って魚が勝手に食いつくパワーを持つ毛鉤、それが「餌」フライ。

昨年度は116カ国からのアクセスがあったTFFCCのウェブサイトにおいて、どのフライが最も閲覧されているか(閲覧時間)を人気度数に置き換えで集計してランキング化。あなたの好きなフライはどうだったでしょうか?

ベスト16

第16位:タスマニアンニンフ

世界選手権タスマニア大会で広まった、イギリスの湖水ウェットフライがジグニンフへアレンジされたニンフ。ピンポイントで流すニンフ的な使い方もできれば、扇形に探るウェットフライ的な使い方もできる便利なジグニンフです。水中でのCDCファイバーの動きが効くので、本流でサスペンドしておくだけでも効果絶大。某・高原河川ではユーザーが増えすぎてしまったために、見切られるほど!

第15位:CDCパラシュートイマージャー(ユスリカバージョン含む)

シーズンを通じて流れてくる16-20番という小さいサイズのカゲロウ、18-22番のユスリカに対応するにも関わらず、流れが速い渓流や暗い影の多い源流でも見やすく、着水が静かで警戒したトラウトを驚かさないCDCハックルでふわっと落ちるイマージャーです。沈まないようにするために常にフロータント処理が手間ですが、裏技としては沈めてCDCハックルの水中の動きで魚を誘うこともできます。

第14位:ブリルバグ フォームビートル

渓流でも湖でも出現する小さな甲虫のイミテーション。フォームフライの浮かせる力にブリルUVの誘いパワーが加わった鉄板のテレストリアルです。フックセットさせやすくするために、流れが緩めの場所で食わせるのがコツ。

第13位:CDCパラシュートダン

シーズンを通じて流れてくる16-20番という小さいサイズのカゲロウ、18-22番のユスリカに対応するにも関わらず、流れが速い渓流や暗い影の多い源流でも見やすく、着水が静かで警戒したトラウトを驚かさないCDCハックルでふわっと落ちるダン。

第12位:フェザントテールニンフ

フランク・ソーヤが産んだ、元祖ニンフ。スレッドの代わりにワイヤーでタイングすることで、よく沈み、シーズンを通じて流れてくる14-20番というカゲロウだけでなく、ブラックで巻けば早春のストーンフライやユスリカまでイミテーションとして機能します。マテリアルもミニマルで、このニンフを嫌ったドライフライ愛好家たちが「フライとはマテリアル3つ以上使うこと」というルールを考えだしたほど。

第11位:CDCパラシュートダン

シーズンを通じて流れてくる16-20番という小さいサイズのカゲロウ、18-22番のユスリカに対応するにも関わらず、流れが速い渓流や暗い影の多い源流でも見やすく、着水が静かで警戒したトラウトを驚かさないCDCハックルでふわっと落ちるダン。

第10位:Neversink 不沈CDCカディス

湖も川も同じフライで通したいという、TFFCCメンバー・エドのチート心が生み出した不沈ドライフライ。

フックサイズとカラーを変えることで、早春のトビケラからヒゲナガまで対応できるフォームフライ。不沈構造なのでドライドロッパーやスケーティング・フラッタリングで使いやすく、湖でスペイキャストしてもテレストリアルとして機能します。

第9位:ラビットゾンカー/クラフトゾンカー

スタンダードにストリーマーフックにカットされたラビットスキンのストリップを結ぶだけのシンプルフライ。ローカルアレンジやマテリアル、フック・シャーシを変更することで、さまざまな長さのベイトやシチュエーションに対応させることができます。

ベスト8

第8位:アイスマラブーチャーリー

とてもシンプルな構成にも関わらず、フックサイズとマテリアルカラーを変えることで、甲殻類や水生昆虫から稚魚までイミテーションすることができて、北海道の本流から沖縄のリーフ、東京の多摩川マルタウグイから香港のターポンまで通用する汎用性の餌フライ。

第7位:HDJ ジグシュリンプ

TFFCCエドが長年シュリンプフライを使ってきた経験と、ウェットフライ&ストリーマーのアクション、さらに様々なタイプのユーロニンフから得たヒントを融合させた「ソルトジグニンフ」です。ミニマルなマテリアル数ですが、クロダイからリバーGTまで効果絶大の餌フライ。

第6位:CDCガガンボアダルト

水が冷たい早期でもマッチザハッチをドライフライで楽しみたい人に向けたガガンボのイミテーション。CDCファイバーの動きの良さが活用されたパターンで、ガガンボがハッチしていない時もアトラクタードライとして機能します。

第5位:フェザントテール ジグニンフ

世界選手権の常勝フランスチームが生み出したジグニンフで別名「フレンチニンフ」。勝利するための機能を突き詰めて作られたジグニンフだけあって、卓越したイミテーション性能とアトラクター性能で、定位するトラウトを前方、サイド、後方どちらからでも誘います。

ランク外の番外フライ

惜しくも僅差でベスト16位を逃した人気フライたち。ボウズ回避のために「いかに小さく効果的なフライが巻けるか」ということが共通点です。

第19位:ジャックドウ マイクロソフトハックル

元々は湖のプラクティスとして「エリアでもライズ撃ちを楽しみたい」とTFFCCエドが極小サイズのハックル素材を探してたどり着いた極小ソフトハックル。

湖に向かって立つ想いを1/2スケールに落とすことができる人だけが楽しみを知っているマニアックなフライですが、早期の渓流でもよく釣れるため、ドライフライ・ボックスに滑り止めで入れておくと良いことがあるフライでもあります。

第17位:ナノシュリンプ

TFFCC早期メンバーだったケンジの「ウジフライ」をエドが漁港のチョイ釣りでボウズ回避のためにアレンジしたパターン。

フライと呼べるギリギリのマテリアル3つだけで巻ける、ソルトで使う「ソルトニンフ」。フライによる小物釣り・チョイ釣りでは欠かせないパターンで、漁港や潮溜りまで、サイトフィッシングを楽しみつつボウズ知らずの究極の餌フライです。テンカラロッドにセットしておけば、お子様やフライ初心者の方も楽しめます。

ベスト4

第4位:ビーズヘッドもっふぃー

ヨーロッパを中心に行われているフライフィッシング競技で使われるユーロニンフィングと、日本とヨーロッパ共通で盛んなエリアフィッシングの2つの交差点の中から生まれてきた「丸モノ」と呼ばれるアトラクター。カラーバリエーション豊富な「もっふぃー」を使うことで、フライフィッシング初心者からベテランまで、エリアでも湖でも安定した釣果を生み出します。

第3位:イワイミノー

岩井渓一郎さんがブラックバスやシーバス、ブラウントラウトなどのフィッシュイーターをフライフィッシングらしく釣りたいと考えて開発した不沈構造のドライフライ。フックサイズとフォーム材・マイラーチューブのサイズを変えることでさまざまなベイトフィッシュに対応します。

第2位:ペルディゴンニンフ

世界選手権でフランスと常に競うスペインチームが生み出したマイクロ・ジグニンフ、別名「スパニッシュニンフ」。「ペレット」の意味を持つベルディゴンの名の通り、渇水でスレているトラウトたちの目の前に入れていかに口を使わせるかということに特化されたジグフライです。

マイクロサイズかつ浅いレンジを流すことにも使えるため、サイトワインダーなどのルースニングでも使いやすいフライです。

第1位:キラーバグ

フランク・ソーヤが産んだ、元祖ファジーニンフ。スレッドの代わりにワイヤーでタイングすることで、よく沈み、アングラーからも見やすく、トラウトの目の前をちらつかせて食いつかせるチート効果のため、このニンフを嫌ったドライフライ愛好家たちの苦情によりイギリスの釣り場では何回も禁止されたいわくつきのサンクン・ニンフです。

まとめと続き

イギリス伝統の餌フライ「キラーバグ」が1位、ヨーロッパの餌フライ「ペルディゴン」が2位、日本の最先端餌フライ「もっふぃー」が4位と圧倒的な強さを誇る中で、日本が産んだ「イワイミノー」が3位と大健闘!

決してタイングがチート級に簡単なフライだけでなく、原則ドライフライやウェットフライも食わ実績の高いものがランクインしました。

フライの持つドリフト・スイング・サスペンド状態における「ほっとけ食わせ」パワーは「餌」以上のことも「ルアー」以上のことも多く、