CDCパラシュートユスリカ

2023/09/07イマージャー,センパーフライ,ナノシルク,フライパターン,ミッジ,ユスリカ

真冬だけでなく通年ライズが取れるユスリカパターン。しかし水面へナーバスになった状態の魚へアピールしたいけど、ドライフライであって欲しい・・・。そんなわがままを叶えるために、CDCハックルの効果で静かに着水できて、水中の姿勢はしっかりアピールできるフライです。魚の大きさに合わせて、22か26番に巻き分けます。

ワンポイント

スレッドをベンドまで下巻きしたら0.1mmワイヤーを取り付けて、反時計周りに回転させてフラットなフロス状態にしながら、アイの方から1/4くらい下巻きしたらまたアイまで戻り、次にアイから2/4まで下巻きしたらアイまで戻り・・・を繰り返すと綺麗なテーパー形状のボディが作れます。もしムラのある場所がある場合はさらにフラットにしたスレッドで巻き潰します。

ファインワイヤーを一定のピッチにリビングしてソラックスの位置で巻き留めます。

浮力体でありつつもインジケーターの役割もしてくれる、蛍光オレンジのポリヤーンをしっかりと巻き留めて、ハーフヒッチで仮止めします。止めたところへヘッドセメントまたは瞬間接着剤を一滴垂らして固めてスレッドでキチキチに巻いてパラシュートポストを作ります。

続けてカポックダビングを少量使ってソラックスを作ります。

ちなみにカーブフックを巻くときは、ヘッド角度が変えられるバイスが使いやすいのでおすすめです。ここではコッタレッリの「マジックヘッドプラス・ヘッド」を搭載したバイスを使っています。

スレッドループでCDCハックリング

マジックツールなどを使って切り出したCDCファイバーをスレッドループへセットします。細かいファイバーを挟み込むこと、ハックリングの時にファイバーの隙間へスレッドが入っていく方がしっかりと止められるので、できる限り細くて強いスレッドを使うのがコツです。

パラシュートポストへCDCハックリングしたら、ファイバーを上へ撫でつけて根本からどかして、ウィップフィニッシュします。

ボディが沈むのを阻害する余分なCDCファイバーをトリミングして完成です。

マテリアル

フック:バリバス 2210 #22、がまかつC12-BM #26
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 22/0または32/0 ブラック
ボディ:スレッドをフロス代わりに巻く
リビング:ドヒーク ラウンドワイヤー0.1mm・シルバー
ウイング: テックストリーム アントロンヤーンUV
ソラックス:センパーフライ プレミアムカポックダビング ブラック
ハックル:CDC1枚をマジックツールで切り出してスレッドループへセット

ツール

ワイヤーが切れづらいセラミック加工されたボビンです。

使い方

止水やプール、管理釣り場のフローティングラインの釣りで、魚のライズを読んでから使います。
狙った場所へキャストして、空中でターンオーバーさせてフライを静かに着水セットします。流れに沿って自然に流れるようにドリフトさせるか、魚に気づかせるために少しだけフライを動かして波を立ててポーズします。

どちらもユスリカを積極的に食べている魚を見つけた場合は、魚の視界に入れた後は警戒させないためにドリフトさせて置いてから、必要な時だけわずかにフライを動かして誘います。

戦績

  • ヤマメ
  • イワナ
  • ニジマス

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