オリーブクイルペルディゴン

2023/09/19アウトリガー,ジグニンフ,ニンフ,ヒラタカゲロウ,フライパターン,ユーロニンフ

2022年のFIPS-Mouche世界選手権をはじめヨーロッパの川で圧倒的な効果を実証されている噂のジグニンフ。ペルディゴン・ニンフを生み出した強豪スペインチームがクリアウォーターでスレたトラウトを攻略するために改良した「必釣」のニンフ。噂を聞きつけたヨーロッパのアングラーたちが取り入れてアレンジしながら、実釣でもバンバン結果を出しているジグニンフです。

特長と構成

スペイン発祥のペルディゴンニンフ。僅かに載せたコックデレオンのテールと細身のボディ、沈みやすいようUVレジンでコーティングされているのが特徴的です。

テールとアブドメンの部分をリアルなカゲロウニンフに表現しつつも、くっきりと目立つタグを光らせ、しかしながら真下から見るトラウトを警戒させないようにタグの部分だけ隠すためにブラックのUVレジンを載せています。

スッと水に馴染み、フォールで警戒させず、レンジに入ったら目立たせて食わせる・・・スペインの知恵が結実したジグニンフです。

ステップ解説

メタリックカラーのタングステンスロットビーズをジグフックにセットしたら、オリーブ色のフラットスレッドでシャンク後端まで下巻きします。ペルディゴンは沈みやすいのでビーズは3.5 (3.3)mmよりも小さくしても構いません。

コックデレオンのハックルファイバーを3、4本むしったら、テールとして巻き留めてビーズの後ろまでスレッドを前進します。

用意しておいたストリップド・ピーコックハールの中央から太い方を切り出して、細い方をビーズのスロット穴に差し込んで、スレッドをシャンク後端まで巻きながら固定します。

フラットスレッドを反時計回りに回転させて平たくしてから、

テーパーボディを形成します。

ピーコックを隙間を開けずに巻きつけてビーズ後ろで巻き留めます。

ストレッチさせて細くしたマジックティンセルをソラックスの位置に一巻きして巻き留めて余りをカット。オリーブのスレッドはウィップフィニッシュしてどけておきます。

UVオレンジのフラットスレッドを取り付けてからタグを巻いてウィップフィニッシュ。

透明のUVレジンでコーティングしてUVライトで硬化させます。ハケ付きのものを使うと薄くムラなく塗れるので便利。

ちなみにこれだけタグは目立ちます。

続けてブラックのUVレジンをビーズのスロットからソラックスの部分に僅かに乗せて固めておしまい。

マテリアル

フック:ドヒーク HDJ #12, 14, 16
ビーズ:スロット付きタングステンビーズ 3.3(3.5)mm - メタリックオリーブ、メタリックブラウン、コパー
スレッド:テックストリーム ミッジスレッド オリーブ
テール:コックデレオン3本
ボディ:ストリップドピーコックハールのダイドオリーブ
ソラックス:テックストリーム パールティンセル
タグ:テックストリーム ミッジスレッド UVオレンジ
コーティング:UVレジン - クリアーとブラック

戦績

  • ヤマメ、ホンマス、ニジマス
  • ニッコウイワナ、ブルックトラウト

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