小笠原諸島へ遠征 – 9日目

2020/12/24イケカツオ,ウミガメ,ソルトフライ,フライフィッシング,小笠原,母島

この日は母島きっての名アングラー、ゲンちゃんと早朝に港で待ち合わせてスタート。島におけるカスミアジ、カンパチ、イソマグロの記録保持者で、バスロッドでロウニンアジの15kgと渡り合う猛者でもあります。私が波止場におき忘れたフライボックスを見つけてくれたのもゲンちゃんですが、フライフィッシングは初めて。

ロッドにラインの重みが乗る感覚とすぐそこにいる魚が狙い目ということで、メアジを釣って肩慣らししてから、色々な魚が居着いているゲンちゃんオススメのホットスポットをやってみることになりました。

沖港のホットスポット

とあるコーナーに入ってみると、なるほど・・・ヒラアジ系の魚たちやメジナ系の魚、良くわからない魚も含めていろいろな魚が橋脚に群れています。ゲンちゃんは仕事の連絡が入って離れている間に気遣いなく攻めてみますが、ホワイトチップシャークがたくさんいる湾内だけにナーバスで橋脚の影から出てきません。

１匹、大胆に大きく回遊する魚を見つけたので、メアジ釣りに使ったばかりの御蔵キャンディーの状態を確かめて問題が無いことを確認してからロングキャスト。さっきの魚が回遊している1mくらいのタナまで沈めてから両手でストリピングしたらば電光石火のごとき速度で追ってきてストライク！

高速で泳ぎながら水面からジャンプを繰り返してきたのはクイーンフィッシュことイケカツオ。ちょうどキャッチできたところでげんちゃんが戻ってきたので写真を撮ってくれました。「ここで釣ってれば一番楽じゃん？」とゲンちゃんのコメントでしたが、確かに納得・・・。まるで管理釣り場のごときです。

せっかくだからシュノーケリングに参加＠クラブノア母島

仕事に向かうゲンちゃんと分かれて、私は9:00に予約していたクラブノアのシュノーケリングへ参加。

クラブノアは当時は母島唯一のダイビングショプで近隣の島々のツアーをやっています。今回参加したのはクジラ・イルカウォッチングしながら（普通にその辺を泳いでいるので）近隣の島を探検しながらシュノーケリング。水温は低く20℃くらいでしたがウェットスーツ着用なので問題なしです。

この日はイルカやクジラには会えませんでしたが、透明度の良い２箇所でシュノーケリングを楽しむことができました。「ボニンブルー」と呼ばれる小笠原の海。フライフィッシングだけだと中を見ることができないので潜ってみて感激！どこまでも透き通って見える海、最高の環境です。

テーブルサンゴの下はカラフルな様々な小魚のゆりかごになっています。ずーっと見ていられる海の世界。

しかし慣れてくると対象魚を探してしまうのが釣り師の悲しい性・・・。ボーンフィッシュは見かけませんでしたが、大きなタマンことハマフエフキに遭遇しました。写真では小さく見えますが実際は80cmオーバーの個体です。

恒例のガジュマル夕涼み飲み会

夕方になったらダイビングやJAで知り合った島の若者たちが、村の中心にある「ガジュマル」と呼ばれる名前そのままガジュマルの樹が生えているところで夕涼み飲み会に誘ってくれました。いろんな面白い話、怖い話、釣りの話などで楽しい時間があっという間に過ぎて行きます。

ふと気づくと子供たちがすぐそばの浜で騒いでいるので何かと思って行くと、海からスペシャルゲストが参加？

アオウミガメが飲み会のすぐ側で産卵していたのでした！

すごい1日が過ごせる母島に感謝しつつ、一日一匹っていうフライフィッシングも悪く無いなーと思うのでした。

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