GoToマテリアル!EP2「ワイヤーの裏技・ブレイデッド編」

2020/11/25ウェットフライ,フライタイング,フライフィッシング

久しぶりにウイング・ウェットフライ を巻いていますが、古くなりすぎていて痛みが出ているマテリアルはさっさと使い切りたいので、ヘンフェザントとパートリッジ、ヘンハックルは特に色あせや縁の破損が目立つので、渓流でも本流でも使える便利なシルバーマーチブラウンを巻いてしまおうと思いつきました。

オーバルティンセルが無い・・・

ストリーマー用にストックしてあるフラットティンセルは良いとして、フレンチ・オーバルティンセルが無いことに気づきました・・・。注文しようかと思ってふと目に止まったのはPEなどのブレイデッドライン。よーく考えてみると、オーバルティンセルってブレデッドラインの一種です。そこで考えたのは、銀色や金色のスレッドがあればそれを2本縒りすれば自作できるじゃないか、でもそんな色のスレッド買うくらいならオーバルティンセル買う方が楽だ・・・、待てよワイヤーでやれば良いのでは?タチウオやイシダイなんて縒ったワイヤーでハリスにするじゃないか。

「ブレイデッド」ワイヤーを作る

というわけでダビングループを作る要領でやってみました。

ループを作っておいてから、ツイスターでクルクル・・・

できた!

やってみると見た目はオーバルティンセルと変わらず、しかもフニャフニャしていないし、ガッチリとフラットティンセルを固定してくれます。ワイヤー強度なので魚の歯にあっさりと破壊されることも少ないでしょう!

シルバー・マーチブラウン

というわけで早速使ってみたらこんな感じ。4Lロングシャンクに対して0.1mmの2本縒りなので少し線が細い気はしますが繊細さが際立つのでこれはこれで良いかと。調整するなら3本縒りにしても良いし、0.2mmワイヤーの2本縒りでも良いかもしれません。

まとめ

伝統的なマテリアルだから使ってきたものも多いわけですが、21世紀に生きる私たちは伝統にあぐらをかかず、新しい素材を使ってみるのも良いかもしれません。

マテリアル情報

ツール情報

ダビングループ・ツイスターは色々使いましたが、OPSTのこれが一番使いやすいです。

もし切れてしまった時はこれ。細いワイヤーの場合は初めからこれでも良いですが、ツイスターを使った方が重量があるので綺麗に縒れます。

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