サーフの青物フライフィッシング – 神奈川県、西湘海岸

2020/11/25イナダ,サーフ,ソルトフライ,ツーハンド,ビーチロッド,フライフィッシング,,海岸,神奈川,西湘海岸

この日は私のフライ歴にとって重要な日でした。思えばロングアイランドのサーフで青物狙いのジギングをしていた時にボートからのフライフィッシングと衝撃な出会いをしてから、いつかはサーフからキャストで魚を釣ってやろうと考えていました。

しかしサーフから狙う青物はタイミングとポジション取りが全てです。しかもジギングではないのでフライタックルの30m程度の射程距離に魚が寄らなければ成立しません。せっかく寄ってきた魚がルアーに引き寄せられて離れて行ってしまうこともあります。慣れないツーハンドロッドでミスキャストをしてしまうかもしれません。完璧な段取りでないとチャンスが生まれない釣りなのです。

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私が到着した時にはすでにルアー・アングラーがずらっと並んでいる状態。ベースキャンプを設営してじっくりと魚の接岸を待ちます。キャンプベッドも展開して粘ります。

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キャンプベッドに座りスタンバイしながら、魚がボイルした途端にツーハンドロッドを抱えて全速力でダッシュです。砂利で擦れた足の裏には豆ができ、砂で擦れた指の間には傷ができていきます。心に誓います。「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も」・・・。

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ひたすら座り、水面を睨み、戦闘態勢でいると頭によぎるのは徒歩5分のマクドナルド。エアコンが効いた店内でコカコーラ飲んでポテトをつまんでいればどんなに楽でしょうか。なんで野外でこんなことをやっているんだろう?釣れたからって何かもらえるわけでもなければ、尊敬されるわけでもない。なんでフライラインを大海原へキャストし続けるんだろう・・・? 全ては自分の心の中に湧き上がる黄金の喜びを味わいたいから。

そして運命の女神が・・・

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ついにサーフから初の青物=イナダがフライフィッシングで釣れました!大きくはないけれど、完璧なタイミングに答えてくれた1匹です。この34cmに続いて36cmのイナダが釣れた後で海面は沈黙。いつかもっと大きな1匹と出会えることを願って、帰途へつきました。

使用タックル

フライロッド:G.Loomis Cross Current Beach Rod #10 11フィートのビーチロッド
フライリール:Tibor Riptide
シューティングヘッド:シングルハンド用WF12 S1
シューティングライン:Ken Cube EXシューティングライン・インターミディエイト
リーダー:30lbモノx3フィート、16lbモノx6フィート
フライ:ジギー#4

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