リバース CDCソラックスダン

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フラットな水面でゆっくり流れる浅い川・・・。イギリスで始まったマッチ・ザ・ハッチの釣りでは、わざわざそういうフィールドを楽しむのですが、従来型のドライフライだとフックポイントが水中にあることで、水中の魚から水面を見たインプレッションがカゲロウっぽさを失い見切られてしまう・・・。そんな場面でイギリスのマッチ・ザ・ハッチ大家のジョン・ゴダードが考えたのは上下反転=リバースさせたメイフライのドライフライでした。

特長

当時は満足なバランスのカーブフックが無い時代で、ゴダードのアイデアを実現するベストなフックもCDCも一般的ではありませんでしたが、ジグフックを使ったニンフのバランスや江戸クランクベイトで学んだ、「同じ軸線に並べた重心と空力中心の距離を開けると左右のロールが抑制される」という学びを用いて完成しました。

真下から水面を押すインプレッション

プールやスローなセクションでじっくりと水面をホバーさせておく時に使います。

ステップ解説

フックシャンク(ストレート部分)の全長のアイより1/2の位置にスレッドを巻き留めて、後端へ移動し、毛先を揃えたコック・デ・レオンを巻き留めます。

ストリップド・ピーコックハールを巻き留めます。

フックに瞬間接着剤を塗ってから、ピーコックハールでクイルボディを形成して、スタート位置で巻き留めます。

上下反転したら、CDCを中央部分で上下1/2ずつにカットしたものを重ねてソラックスの位置に巻き留めて立たせます。

スクイレルダビングでソラックスを形成します。

マイクロバーブ・サドルでウイングの前後へ密にハックリングしてウィップフィニッシュします。

先端がカーブしたシザースでウイングをトリミング。

ハックルの下側を「V」にカットしたら完成。

マテリアル

フック:ドヒーク HDG645 #14-18
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 22/0
テール:コック・デ・レオン
アブドメン: ストリップド・ピーコックハール
ウイング: CDC
ソラックス: ドヒーク スクイレルダビング
ハックル:マイクロバーブ・サドルハックル

ツール

ハケ付きの瞬間接着剤

GSPスレッドもスパッとキレてカーブにカットしたい時に便利なシザース

18番以下を巻くときに非常に便利なのがストンフォ「拡大レンズアーム」。ミッジパターンでもウィップフィニッシュできる快適さです。

使い方

ダンやスピナーが単発でハッチするような流れが遅いポイントで使います。
フォルスキャストで存在をアピールさせたら、空中でターンオーバーさせて止めてから落とします。

必要に応じて3分もホバーさせておくことも当たり前なので、浮力を向上させるフロータントは必須!

戦績

  • ヤマメ
  • ニジマス

タイヤー

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