ブリルフォームバグ: グラスホッパー改

2023/09/19フライパターン

2021年シーズンに投入されたバッタを表現するテレストリアルフライをフライフック改善でマイナーチェンジしました。釣り上がりにおいて魚のつき方が深い時や大型を誘い出す時に使います。

奥はスタンダード版、手前は魚の着き方が深い時に使うベリーがダーク系カラーの白馬バージョン

ワンポイント

水中部分がカーブになっていてネムリも入ってアタリを逃しづらい、ドヒークHDOフックを使います。

ワンポイント

下巻きボディ・・・滑り止めとテーパー&下方向への表現

オリーブ色のナノシルク6/0で下巻きをしたらばバグウールとブリルUVを一緒にシャンクに巻き留めます。テーパーボディに太さのムラが出ないように、ソラックスの手前までマテリアルの端を揃えます。

2つのストリングを撚り合わせて一本のシェニールにします。

そのままテーパーボディを巻き上げます。

フォームボディ

2mm厚のフォームから3つのパーツを用意します。

  • アンダーボディ・・・フックゲイプの2/3の幅のテープ状にカット。先端からベンドの長さ分をV字にテーパーカット。
  • オーバーボディ・・・ゲイプ幅より少し太めの幅のテープ状にカット。先端からフックシャンクの長さ分をペンキャップ形にテーパーカット。
  • インジケーター・・・4mm幅のテープ状にカット。

アンダーボディのフォームをソラックスとヘッドの境目で巻き留めて、フォームと下巻きの隙間にスレッドを通しながら、ソラックス、ボディ節目x2を巻き止めてアンダーボディを形成します。

オーバーボディをシャンクの長さ分の後端をバックウイングとして突き出すように巻き留めます。

アンダーボディとオーバーボディの隙間へスレッドを通し、ソラックスの手前でオーバーボディを巻き留めます。

5cmほどに切り出したラバーレッグをボディー下側に巻き留めてから・・・

ラバーレッグをボディ側面へ来るように両手で引っ張って調整します。

インジケーターを取り付けてカットします。

レッグを切り離したら、スレッドをオーバーボディとアンダーボディの間を通して、ヘッド部分を巻き留めます。

ヘッドと留しろの長さだけ残してフォームをカット。留しろを撒き潰しながらヘッドを成形してウィップフィニッシュ。UVレジンを塗って固めます。

空気抵抗が気にならない場合は、撒き潰さずにオーバーボディとアンダーボディの間に通したスレッドをフックアイでフィニッシュしても構いません。

マテリアル

フック:ドヒーク HDO #8
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド スモール 50D
ワックス:センパーフライ GSP専用コブラーワックス
下巻きボディ:テックストリーム バグウール またはアップエイヴォン チャドウィック477(白馬バージョンはブラウンまたはラスティブラウン)
アンダーボディ:2mmフォーム タン (白馬バージョン:ブラウン)
オーバーボディ:2mmフォーム ライトオリーブ
レッグ:
インジケーター:2mmフォーム オレンジ

使い方

魚が着いている場所の1-2mくらい上流へドロッププレゼンテーションで水面へ落とし、ナチュラルドリフトで魚を誘います。

チェルノブイリアントやフォームビートルの成形と不沈CDCモンカゲロウの成形の応用なので、そちらも参考にしてください。

戦績

  • ニッコウイワナ
  • ニジマス
  • ブラウントラウト

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