ミッジにも使えて技あり!魚に優しいバーブレス化ツール:アキスコ ニードルノーズ・プライヤー
釣った魚を元気に残すことで、魚に優しくみんなが楽しむことができるキャッチ&リリースが提唱されてから長く経ちましたが、ランディングネットやレギュレーションは浸透しましたが、残念ながらいまだにこの国の針はキャッチには優しいけどリリースには優しく無いバーブ付きフックが大半を占めています。
たかが0.01mmの傷口かもしれませんが、釣れてくる魚の大きさによっては致命傷となることもあるので、できる限りバーブレスフックを使いたいものですが主な方法はいくつかあります。
フライを巻く時にバイスで潰す
#14くらいまでのフライフックであれば、デザインにもよりますがフライを巻く時にフックをセットする前の一手間としてジョーに挟んでバーブを潰してしまうことができます。撮影などを考えるとフックの美観が損なわれてしまうことになりますが、実用フライであればこの方法でバーブレス化するのが手っ取り早く確実です。
しかし、#18以下のサイズのフライともなると、バイスのジョーに挟みづらくなってしまい、フックを落として紛失してしまうことも多々発生してしまいます。また力のコントロールがしづらいので、フックを破壊してしまうこともあり得ます。
現場でフォーセップやプライヤーで潰す
現場でフォーセップで潰すこともできなくはありませんが、元々が繊細な血管を傷つけないようにつまむためのツールなので、フック上の細かい場所で作業することには適しておらず、滑ったりしてフライを取り落とすことも良く起こっています。
やはり専用のプライヤーを使いたいものですが、一般的なフィッシング用プライヤーは先端が太く、ミッジサイズに使いやすいものがなかなかありませんでした。
ミッジまで対応する専用プライヤーがあった!
やはり専用のプライヤーがあるに越したことはありません。色々と探していて見つかったのがこの製品!フライ用品を手がけるアングルから発売された「Axisco ニードルノーズ・プライヤー」です。
一般的なフィッシング用プライヤーと比べるとコンパクトでリードを取り付けるループも付いていないので、初めはこれで大丈夫かと思いましたが、実際にフィールドで使ってみると、ぶら下げて邪魔になるよりも使いたい時だけ使うツールなので余計なものが付いていないのでフライボックスと同じポケットにすっと収まり、出し入れも簡単でとても便利でした。
気になるミッジサイズへもこの通り!#22サイズはもちろん#26サイズのフックのゲイプにも入り込める先端部分、かつフラットにできているので変に滑ったりせず確実にバーブを潰してくれます。他のプライヤーだとねじ込むだけで冷や冷やだったので、ストレス解消です!
まとめ&続き
今年のシーズンで里川で使う繊細なミッジや源流で使うテレストリアルまで、このツールが大活躍してくれています。ベストのポケットやタックルボックスに1本、タイングベンチに1本あると非常に便利なツールだと思います。
商品情報
なかなか販売していませんが、渋谷SANSUIで取り扱っていますので実物を見たい方は、フックやマテリアルのお買い物と一緒に見せていただくのがおすすめです。詳細は店長の白川さんへお尋ねください。
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