【シングルハンド&スカジット】ウナギとコロソマとクロダイと – 浜名湖 –
仕事疲れと都会の毒が体と心を蝕んでいたある日。限界を迎える前に無理をしてでも遠出しようということで、久々に釣りへ行ってきました。
「うなぎ食いたい!」「魚釣りたい!」「カーキャンプしたい!」
ということで私と同じく調子があまり良くないVWユーロバンを無理に走らせること3時間。日本のサン・パウロことハママツ・シティーへやってきました。向かう途中の車窓ではラテン系小中学生が日中から正々堂々とイチャイチャしています!さすがハママツ!
まずはいつもの山七うなぎへ直行。東京では絶対にできない贅沢「二段うな重」からスタートします。
ダブルデッカー・ウナギを喰らう
すでに午後2時前だったので出てきた時は「ちょっと頼みすぎたかなー」と後悔しましたが、本場のうなぎの美味さと食欲増進パワーは凄まじく、箸をつけたが最後、一気に最後の一粒まで完食したのでありました。
浜名湖フィッシングリゾートでシングルハンド・スカジットとコロソマが対決!
カルロスさんと合流して浜名湖を釣るのは夕方と決めていたので、それまで2時間だけ浜名湖フィッシングリゾートの名物「コロソマ・ポンド」を体験しにいきます。うなぎ屋さんから車でわずか10分弱、なんて最高のロケーションでしょう!
ここ浜名湖フィッシングリゾートは、夏秋シーズンにはブラックバス、冬春シーズンにはトラウトが放流されていますが、夏だけ限定でアマゾンの魚を釣らせる企画があって、昔はなんとあの「ピーコックバス」を釣ることもできたのですが、台風でハウスが吹っ飛ばされて寒さで全滅・・・(涙)。今はコロソマを釣らせてくれます。
今回は東京を出発する時に愛車のVWユーロバンのバッテリーとエンジンが不調で手間取り、うっかりシングルハンド8番も10番もソルト用のリーダー一式も自宅へ置いてきてしまいました・・・。
ヤワいロッドじゃ折られるぜ?
受付のお兄さんが私のフライタックルをチェックする時に、鋭い眼差しで私のタックルを見て、「それって6番とかじゃないですよね?」と聞かれましたが、「はい、ソルト用のタックルだから大丈夫です!」と答えました。「なるほどー、じゃあ大丈夫ですね!先週こられたフライマンの方が5番だか6番だかでやってたんですが、根元からポッキリ折られちゃって・・・」
・・・汗
実はこれ、「ソルト用」は嘘じゃないですけど、所詮シングルハンド・スカジット「6番」・・・。でも、香港のコイだとか、西表島のマングローブだとか釣ってきた歴戦のロッドだし、ラインシステムもシーバスや宮城アングラーズヴィレッジのストライパーとかやってるからなんとかなるだろ〜と思って、やってみたらかなり後悔することに・・・。
どんな強い魚なのか、詳しくはこちらの映像をどうぞ:
なんとかフライで93魚種目をゲット!
カルロスさん曰く「チビ」でも、6番ロッドはこんなにぐにゃぐにゃに曲がってしまいます。
私本人は右肩の不調のために、かなり苦戦していて、6番ロッドでは魚へプレッシャーが効かないから、ランディングネットのヘルプくらい誰かきてくれるだろうと期待していたのですが、人から見るとこんな感じで、「余裕ありそう」だから助けなくてもいいと判断されたみたい・・・。
右肩をこれ以上おかしくしないよう工夫して、ロッドハンドである右腕に負担をかけすぎないように両手でホールドしたり、リールファイトしたりしてましたが、
ヒーヒー言いながら、なんとか93魚種めである「コロソマ」をキャッチしました。42cm。竿2本でも余裕で曲げる、コロソマ強し!シングルハンド・スカジット6番、恐るべし!
ラインシステムはこれで良かったのか?
しかし今回20ポンドのティペットをプッツリやった50cmクラスの魚の上には60cmクラスまでいるそうで・・・。
今回のラインシステムはこんな感じ:
後でポリリーダーは12ポンド、ランニングラインの「Ken Cube EXシューティングライン」の強度が20ポンドなのを思い出して、冷や汗が出ました・・・。本来は最低8番、通常は10番でやる魚なので、30ポンドは無いとヤバいですね・・・。新しいシューティングラインの宿題もらいました。
コロソマの釣感
淡水魚の40cmサイズでこれだけの強さを持つ魚はちょっと考えられないです。さすが生存競争の厳しいアマゾンやオリノコ原産の魚だと思いました。海水魚で言えば、小笠原母島で釣った「ササヨ」と呼ばれるイスズミが大きさといい突っ込みの強さといい似ていると思います。イスズミも10番ロッドを曲げていたので、コロソマも同程度のタックルでやるべきです。
食性はおとなしいと思いますが、開始直後に黒いゾンカーを沈めた途端に一発でプッツンされたので、大型は昆虫や甲殻類、多毛類などの動物食が強くなるようで底の方にいるようです。
カルロスさん曰く、底の方には50-60cmクラスがいるので、最低でも30ポンド、できれば60ポンドリーダーの準備もした方がいいとのことでした。
浜名湖フラットのクロダイもちょっぴり
ローカルルールで場所は出せないのですが、この後はカルロスさんと浜名湖のフラットでも暗くなるまで遊んできました。タックルは前回の「クロダイキャンプ」と同じシングルハンド4番にフルライン・フローティングを組んだものです。
警戒心が強い魚をその気にさせるには、フライでボトムを取りながらズル引き。でも潮が効いているせいで、私が用意した「コメコメクラブ」は軽量すぎてフライラインに引きずられて大きくズルってしまいます。2回ほどクロダイにプレゼンするチャンスがあって、そのうち1回は咥えさせましたがフッキングせず。動きすぎるせいか咥えづらいみたいです。
結局この日はちっさいマゴチが釣れただけで終了。
今回はコロソマも釣れたし、浜名湖もクロダイにフライを食わせるのは確率上がったし、ボウズじゃないからよしとします。
今回のメンバー:カルロス・横山さん
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