小笠原諸島へ遠征 – 11日目

イソマグロ,フライフィッシング,小笠原,母島

いよいよ旅も終盤。この日の午後には父島へ移動するので母島最後の日になってしまいました。

シングルハンド10番タックルでは存分に釣ったので、片付けておいて最終日はスイッチロッド10番で大物だけ狙いにいきます。

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朝一から湾内の様子をチェックしますがこの日に限って全く動きがありません・・・。そんなことをやっているとゲンちゃんとタカシくんが乗った船が夜通しのイカ釣りから戻ってきました。ルアータックルも積んであって、これからイソマグロ・GT・カンパチ狙いで出船するそうです。「一緒に来るかい?」との親切なお声がけをいただきそのまま一式ごと乗り込みました。

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ボートからのビッグゲーム

これまでの釣りの経験ではルアーで狙える魚はフライで狙える魚と着き場所やモードが少し違います。半分は見学のつもりで乗り込みましたが、着いたポイントはなんと港を出てすぐの浅瀬になっている岩場。あれ?練習しに来たのかな?

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いえいえ。これがこの島の作りの特長で、岩で囲まれた海岸は切り立っていて所々にある浅瀬のキワが回遊ルートになっているようです。タカシくんのジャークベイトはこのテーブル状の岩のすぐ近くへキャストしていましたので、この深みからビッグゲームが餌を求めて浮上してくる、という具合です。

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タカシくんは朝一番に10kgクラスのイソマグロをヒット!

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鍛え方の違うタカシくんでもフルパワーのファイトが要求される母島のイソマグロ!港出てすぐこれなら、足場さえ確保できたらルアーのショア・キャスティングゲームできちゃいます!(事実やっている人のブログも見つけた)

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巨大なツナペンに出た10kgサイズのイソマグロを見事にキャッチされました。

フライの出番

ルアーのサイズと比べると私のクリースフライは豆のごとく・・・。こんなフライを見つけてくれるのか心配ですが、ルアーへの反応が弱まったタイミングで思いっきりキャストさせてもらいました。フライだけじゃアピールが弱いのでオフショアでカツオやサバなどの青物をやる時にやるように、わざとフライラインごと水面へ強く叩きつけて誘います。

これが功を奏して餌の小魚と勘違いしたイソマグロが水面でざわついたところへクリースフライがうまく入ったところへ魚が「ガバッ!」と出ます。タイミングが合わずフッキングしないこと2回、3度目の正直とばかりにワンテンポおいてからイソマグロにフッキングが決まりました!

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と喜んだのはつかの間。フロロカーボン30ポンドのティペットは「秒殺」・・・。フライを結び変える余裕もなく朝の時合いは終了。後で確認したらバイトティペットは最低80ポンド、歯が鋭いイソマグロ相手には120ポンドとかも使うそうで・・・。きちんと準備してからやる釣りなのだと理解しました。

母島を出発

ボートが港へ戻ってからはゲンちゃんとタカシくんへお礼を言ってから、全力ダッシュでユースホステルへ戻り荷造りを終わらせます。港からも近いし楽しい仲間作りもできる快適な環境で最高の宿でした!

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母島のみんな、ありがとう!フライフィッシングだけじゃ無い、最高のカントリータイムが過ごせました!

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chichihaha

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