西表島どうでしょう!2022:嵐のマングローブリバー後編:ジャングルのユーロニンフ
今回の西表島の目標のもう一つは、前回の来島では痛い目にあった「目指せフライで100魚種!」に入って欲しいターゲット「オオクチユゴイ」をキャッチすること。
沖縄では淡水ライトゲームでメジャーな魚ですが、西表島の原生風景の中でこの手に収めたい・・・。そう思って7年前にもカヤックでアプローチした源流で挑戦していたのですが、当時はドライフライ・タックルだけ、かつ相手の警戒心を甘く見ていて岩陰からフォームビートルを電光石火の速度で出てきてストライクした1匹をすっぽ抜けてしまいました。
イワナ、いやそれ以上の警戒心を持つ渓魚でありつつも、バスのように必要であれば慌てず様子を見ながら捕食する性格を兼ね備えている好敵手なのです。
某マングローブリバーでアプローチ
嵐の日となってしまいましたが、タウルスでマングローブリバーを楽しみつつ、淡水域へ向かっていただいて源流へアプローチします。
どうでしょうタックル選択
ハイシーズンであれば迷わずドライフライ・タックルを持って行きたかったのですが、泣く泣く宿に置いてきて引っ掴んできたのは、トラウト・バス・ギルで使い慣れてきたユーロニンフ・タックルです。
シングルハンド11フィート3番ユーロニンフ
ニジマス相手にはパワー不足の3番ですが、11フィートの長さは岩影に隠れたり、水際から2mくらい離れてもアプローチ可能です。私は右肩が良く無いのでウルトラライトに組んでいますが、ショートライン・ニンフィングで強い魚がヒットするとそのままリールファイトに突入することを考えると本当はもう少しドラグ性能がいいもの(スムースな滑り出しと丁寧にかけられるドラグ)の方がいいかもしれません。
- ティペット:シーガー グランマックスFX 1号
- インジケーターリーダー: サンライン ビジブルトマト 2号
- フライライン:ドヒーク レベル レーシングライン L3F
- フライリール: Hardy UltraDisc 6000
- フライロッド: Echo Shadow X 11'0'' 3番
チャレンジタイム:ジャングルリバーでユーロニンフ
マングローブリバーの支流の一番奥まで入っていき、カヌーを汽水域と淡水域の境目の払い出しに接岸してからは、普通に渓流のフライフィッシングとなります。
ただ嵐と雨のために水温が下がった上に濁りが強くなっており「渓流」と呼べるところは全く反応が無く、これも渓流と同じ段取りで、濁りが無くて酸素も豊富そうな支流へ入ってから、そこでも反応が無ければ源流を一筋一筋たんねんに探っていきます。
この釣りでは岩陰や木の枝の影に隠れる源流イワナや、倒木の隙間や根っこに隠れる湯川ブルックトラウトで培った野生の勘が「絶対に出る!」と叫び続けるので、ネチネチと流していきますが、ここぞという場所でオオクチユゴイが出ても、ものすごいショートバイトで秒速でフックアウトしていく中、アワセを速くし過ぎて後ろの空中に魚が飛んでいったり、ネットインしたと思ったらジャンプでどっか行っちゃったり・・・。
そんな苦節4バラシの後で、コツがつかめてきてついにキャッチできたのは・・・
ドジャーン!オオクチユゴイだッ!
でも可愛いサイズ・・・
え~、このサイズになると「オオクチ」じゃないので、「コクチ」なのがなかなかフッキングが決まらなかったり、簡単にフックアウトしてしまう原因でした。かろうじて97魚種目ゲット!
大きいのも絶対にいるポイントなので、今後サイズアップをどうするか検討です。
まとめと続き
嵐の日でもこんだけ内容の濃いフライフィッシングが楽しめたのは、プロガイドのサトシさんのおかげ!
DIYもいっぱいやる私ですが、どうしても釣りたい魚がいる時は絶対にガイドさんのサポートがあった方が100%釣り集中できるので助かります。
また、トーナメントを経験すると、その極みであるバスプロの方達を少しでも理解することに繋がり、そこからプロ・アマどちらのクライアントにも良い釣りを提供するプロガイドの方達の狙い目や想いを理解することにも繋がりました。
テッポウウオは、また別の日にガイドをお願いしてある回でリベンジ。オオクチユゴイは別の日にサイズアップ。また追加記事にてお楽しみに!
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