北海道ツアー19日目:十勝 – 故障車対応と札内川

2020/11/25キャンピングカー,ニジマス,フライフィッシング,ユーロバン,北海道,十勝,本流

「道の駅 おとふけ」で目が覚めて、朝マックをしながら1日の段取りを練ります。今日は月曜日なので保険会社の担当者が決まって詳細確認が終わり次第、芽室の修理工場「リザルト」へ車を移動して修理プランを相談しないと帰りの予定が確定しません。フットワークを軽く保ちつつ、修理対応をてきぱきと進めるために、他の事を終わらせておくことにします。

荷造り&自宅へ発送

まずは荷造り。ダッフルバッグに入らない荷物は全てパッキングして自宅へ送ります。6ピースの8/9番以外のロッドは全て段ボールで作ったロッドケースに梱包。ホームセンターで買っておいた160サイズ段ボールをカッターで切り取って、梱包テープでロッドケースの形に仕上げておしまい。

続けて、使わないタックルや撮影機材はコンテナボックスに梱包、タイング用具&マテリアル一式も最後に使うウェットフライを巻き増やしてから、同じくコンテナボックスに梱包。余った段ボールを当てておいて、フタが外れないように梱包テープでグルグル巻き。

ヤマト運輸帯広南センターが朝8:00に開店してすぐに荷出し完了。

真鍋庭園を散策

続けて8:30の開演時間ぴったりに、真鍋庭園を散策しに行きます。まずは十勝を舞台に物語が進むNHKの連続朝ドラ「なつぞら」のロケセットを発見!それも天陽くんのアトリエです!中の様子は現地でのお楽しみにしてください。

ちなみに「なつぞら」はこんな内容。まだ見てない人にはオススメです。

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真鍋庭園は針葉樹を集めたコニファーガーデンとしては日本初で、固有種のエゾマツやトウヒはもちろんコロラドの景色では外せないコロラドトウヒがたくさん植えてあって、日本的でありつつも、北欧のようなアメリカのような不思議な風景をつくり出しています。

朝だというのに十勝の夏の日差しは強く、日陰を探して休んでいたらタイミング良く保険会社の担当から連絡。ロードサービスや特約補償の確認を終わらせてから、修理工場とロードサービスへ連絡して車を運んでもらう手配を済ませます。

リザルトさんのテキパキとしたやり取りは大助かり!早々に修理の目処がついたので一番観たかった「モンスターガーデン」で少しだけゆっくりします。様々なトウヒが織りなす立体的な景観は、私の中では少年の頃に読んだ「ムーミン全集」の本の中に広がる世界を想起させられました。影からムーミントロールやスニフたちが出てきてもおかしく無さそう。

超・仕事速い!「リザルト」

故障初日と同じレッカー会社だったこともあって、のんびりソフトクリームなんて食べている間に「もうピックアップしましたよ」とのこと!慌ててこちらも出発して芽室のリザルトへ向かいます。ちょうど車を下ろすところに間に合ったら、なんと今すぐ故障箇所の確認を行っていただけるとのこと!

メカニックの方の仕事の速さに目を丸くしていると、あれよあれよとジャッキアップ、エンジン下カバー取り外しとテンポ良く進み・・・

始めてから5分も経たないのに「はい、ウォータポンプの寿命ですね!ファンベルトも交換した方がいいので、入院確定です」と問題箇所の確認終了。事務所で手続きを行う最中も、「はい、対応パーツ確認しました、注文しておきましたのでいつ頃までに引き取りたいかなどで予定決めましょう」。まるで車のお医者さん!こんなにきちんと診てくれることが今まで無かったので、気になっていたところをまとめて直してもらうことにしました。

「道の駅 なかさつない」でのんびり

午後のフライトの手配が間に合うか微妙だったので、帯広空港から近い「道の駅 なかさつない」へ移動して、フライト確認しつつリモートワーク。さすがに当日はリーズナブル価格のフライトが無かったので、翌日のフライトを押さえました。

地元の味覚や木陰のある広い敷地の道の駅で、キャンピングカーがあったら最高の環境です。忙しなく釣りや観光だけ走り回るならばSUVがベストですが、ゆったり過ごす時間を考えるとやっぱり愛車が恋しくなりました。仕方ないので木陰でリモートワークを終えて、夕方から札内川を見に行くことにしました。

札内川

ツーハンド8/9番しか手元に無いので、流れが太い深場を狙うことになるので水量が確実な場所を探していたら、ヒロミキ氏が教えてくれたオススメの場所へ向かいます。戸蔦別川(とったべつかわ)と合流するラン。護岸整備が進んでいるようで、車が入れるギリギリで駐車しておいてから、夏草を掻き分けながら札内川から歩いて行くことにします。

と、合流点へ向かうルートの上空に小ぶりのオジロワシが飛んでいるのを発見。ジンクスが気になってしまって、今回の旅で初めて熊鈴を使ってみることに。正直、アメリカ時代からベアカントリーでのキャンプや釣りで熊鈴が役に立ったことが無くて、どちらかというとリンリンとうるさい音に消されて、クマのサインに気づくのが遅れて困ったネガティブな記憶の方が強いので頼らないようにしています。茂みを抜ける間だけ音を出しておいて開けたら自分の五感に頼ります。足跡をチェックしつつ、背伸びして鼻でクンクン・・・問題ないので先へ進みます。

合流点でシンクティップをS2/3へ交換して、お約束のフェザントテール&パートリッジで釣り下ります。

思ったよりも水量も川幅も無かったので、13フィート8/9番はかなりオーバースペックです。このタックルでは4番でやっているような小刻みなターンや6番でできるようなメンディングを入れて縦へ流していくことはできませんが、これしかないし、本来のスイングの練習になるのであえてその釣りをやっていきます。

パワータックルなのでキャストは快適ですが、気をつけないと対岸を釣ってしまうのでコントロールの練習をしつつ、対岸ギリギリにフライをターンオーバーさせたら、メンディング1回だけのスイング。何回かタイミングが合わずフッキングしなかった後に、スイングが終わる直前に食いついてきたのがこのニジマス。8/9番ではぶら下がってくるだけでランディングできてしまいます。

完全に口先にフッキングしていますので、どうやらフライの大きさに対してスイング半径が大きい分、速度が足りないようです。この後も同じようなラストバイトが連発してから、調整をかけて行こうと思いましたが、どうにも熊鈴がリンリン鳴っていると気になって仕方ないので、翌朝にもう一回釣る時にとっておくことにして上がりました。

タックル情報

ツーハンド8/9番タックル

  • フライ:フェザントテール&パートリッジ#10
  • ティペット:Seaguar Ace フロロカーボン2号
  • シンクティップ:OPST Commando Tip S2/3
  • スカジットヘッド:Commando Head 450GR
  • ランニングライン:OPST レーザーライン 40lb
  • フライリール: Tibor Riptide
  • フライロッド:Beulah G2 Platinum Spey 13’8″ 8/9番

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