北海道ツアー17日目:十勝 – 転んでもタダでは起きない音更川と「ゴールデントラウト」

2020/11/25キャンピングカー,ニジマス,フライフィッシング,ユーロバン,北海道,十勝,本流,里川

とりあえず「質より量」でワイルドレインボーも堪能したし、週末なのでゆっくりと朝起きますが、我ながら車内があまりにも散らかっているので大掃除をすることに。コーヒーだけ飲んでからキャンプテーブルを広げて、仕事道具から調理用具まで片付けて行きますが、最後に散らばっているマテリアルをまとめてコンテナボックスへ整理。

うっかりお気に入りのコーヒーカップを落としてしまい粉々に・・・。カフェオレからエスプレッソにしないとなりませんが、洗い物を増やしたく無いので、ウインナーを炒めたものとヨーグルトで手早く朝食にします。

キャンパーバンが故障した・・・

車内も片付いたし、地元アングラーが週末に行く定番の音更川がどんな感じなのか見たくて、出発前にガソリンスタンドへ寄ったら、クーラントの警告灯が赤くついていました。給油と一緒にクーラントの補充をお願いしたらば、スタンド店員の方から「2本入れたけどまだ入りそうです、もっと入れますか?」と不思議なコメントが。気になったのでエンジンルームを覗くと確かにクーラントの水位が低いままです。嫌な予感がしたので車の下を覗いてみたら・・・ダダ漏れ!

つい最近、地元の自動車工場に車検と一緒にオイル漏れなどの修理はやってもらいましたが、この辺はチェックしてもらえていなかったようです。とりあえず一番最寄りのフォルクスワーゲン帯広店へ向かってロードサービスを手配。簡略に見てもらってこのまま走らせるのはオーバーヒートのリスクが高いだろうとのことで、修理工場を教えてもらいそちらへロードサービスで移動しました。

ワーゲンから臨時の代車を出してもらって修理工場へ着いていきます。しかし、着いた先は整備や修理をメインにする工場ではなくカスタムカーを手掛けるショップ・・・。しかも週末は整備担当のショップ長さんがいらっしゃらないので、とりあえず相談して置かせていただいてから引き揚げます。

丸々、週末手も足も出ませんが、そこはアドベンチャー魂。ピンチはチャンスです。

  • 土日2日間何もできない=2日間もどこで修理するかじっくり選べる
  • 車壊れた=代車を楽しむチャンス
  • 荷物を絞らないとならない=コンパクトに行動する快適さ
  • 十勝にスタック=十勝の川をさらに釣るぞ

自動的にポジティブ脳が変換してくれます。とりあえずウェーディング用品とフライベストや身の回りで使うものを70Lダッフルバッグとビジネスバッグに詰めて、フライタックルもツーハンド8/9番とスイッチハンド4番は

代車でGO!

ワーゲン帯広店へ戻ったら、ロードサービス特約でレンタカーが配車されていました。やって来たのは「スバルXV」。前から乗ってみたかったインプレッサのSUVバージョンでラッキーです!これまでキャンパーバンでは怖くて入れなかった場所まで車で入っていけるので、むしろ好都合?

音更川の宝石

知人から「音更川は練習用、利別川は本番」と聞いていたのですが、確かに見た目は音更川は堤防などもあって里川の雰囲気。水が落ちているためかエントリーしやすい橋には最低1台入っていますが、何台も川原に停めて混んでいると言うことはありませんでした。しかしどこも浅い場所だらけなので、スイッチハンド4番を握り、魚が着きそうで口を使いそうな場所を釣り下りながら見つけていきます。

アベレージサイズは利別川よりもひと回り小さく、20cmを切るか切らないかくらいの白かぶりしたような淡い体色のパーマークが残るニジマスがパラパラと釣れてきます。それも利別川よりもナーバスなようで、流れを横切るスイングでは追ってきません。苦労して縦に送り込んでも下から浮いてきてショートバイトで食いついてくる中から釣らないとならないので、5匹釣ったら早めに上がって今夜の寝場所を見つけようと思ったら、一気に状況が変化。

ヒラタカゲロウが一斉にハッチ、それも左岸に偏っています。ここからはライズを拾っていく釣りに。

日もあまり残っていなかったので15カウントで上がろうと決めて釣り続けて、忙しく釣り下ることに・・・。でも利別川のニジマスよりも稚魚な分、オレンジ色を反射しやすいようで夕日の中でゴールデンカラーに輝く魚の美しさには驚きました。

これぞ本当の「ゴールデントラウト」・・・え?ダメ?
じゃあシェラネバダまで釣りに行ってください。

OPST4番ロッドの感度のおかげで、このサイズのトラウトでもスリルを感じることができるのは有り難いですが、今回の旅で初投入したBeulah ツーハンド 8/9への入魂がまだです。恐らく修理に時間がかかることになるので、東京へ荷物を送った後はツーハンド8/9縛りで釣ることにして、帯広方面へ戻ります。

今夜の夕飯は「インディアン」のカレー。北海道へ来てから看板を見るたびに食べたいと思ったのですがなかなかタイミングが合わず、帯広市内のお洒落な店構えの「インディアン まちなか店」へ。銀座のようなお洒落なファサードで騙されてドアを入ったら「密」な様相ですが、すでに後ろに2組並んでいるのでマスクでしっかりガードしつつ、迷惑をかけないように一人だけテーブルへ座らせてもらってスピード食事。小麦粉を炒った懐かしい風味で一気に完食して今宵の停泊地へ戻るのでした。

タックル情報

スイッチハンド4番タックル

  • フライ:フェザントテール・パートリッジ10番
  • ティペット:Seaguar Ace フロロカーボン1号
  • リーダー:Tiemco O&D 10フィート 3X
  • スカンジナビアンヘッド: Scientific Anglers アトランティックサーモン ショート SH4/5 フローティング
  • ランニングライン: Ken Cube EXシューティンライン フローティング
  • リール: Nautilus FW5
  • ロッド: OPST MicroSkagit 10’0″ 4番

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