浜名湖5月の陣

2020/11/25クロダイ,サイトフィッシング,シングルハンド,ソルトフライ,フライフィッシング,フラット,マイクロスカジット,浜名湖

今年からTFFCCに参加した、東海地区初のメンバー、カルロス横山さん。
浜松在住のカルロスさんは浜名湖のクロダイをメインに、バスギルやトラウト、浜名湖フィッシングリゾートの異色「コロソマ」など全てフライフィシングで楽しむ生粋のフライマンです。柔術やカポエイラの格闘技で鍛えた動体視力と、バイクで疾走するフットワークの良さで狙った魚を手にしていっています。

早すぎたシーズン・・・5月の2週目

カルロスさんが3月に柔術大会で来京された時に食事をしていたら、早ければ5月からシーズンインすると聞き、いてもたってもいられなくなった吉田。iPhone 6が水没して画像が全滅してしまったので写真はありませんが、名古屋の取引先との商談や浜松のうなぎと一緒に浜名湖の様子を見ようということで、5月2週目に浜名湖をやってきたのでした。タックルは京浜運河でも好調だったシングルハンド6番をスカジットでセットしたもの。ポリリーダーのターンオーバーがきついと水面を叩いてしまうので、ティペットは2号を6フィートとってあります。

まだ水温が低いのでウェーダーをはいて入ったフラットは風も強く、なんとか見つけたクロダイが近すぎてスプークしたり、遠くのフラットでテイリングしていたり、すり足で歩いて砂煙を立てる私のウェーディングブーツを仲間と勘違いしたクロダイがカケアガリからすーっと近寄ってきたら、ほんのわずかロッドを傾けただけで電光石火のように逃げ去ったくらいで、まともなプレゼンテーションは何もできませんでした。さすが本場。クロダイの気配は常にあれど、群れで干潟へ入ってくるシーズンでないとこんなものなのでしょう。

しかし、明るい時間にメバルがホバリングしていたり、シーバスの団体がウロウロしていたり、生命反応の多さに驚かされた収穫の多い旅でした。うなぎの美味しさも格別であることは言うまでもありません!美しい警官の浜名湖周辺にはバス釣りのポイントや管理釣り場や宿泊施設も充実しているので、連泊してじっくりやられるのも面白いと思います。

5月の最終週のサイトフィッシング

そのあと、地元のカルロスさんは何度か浜名湖の様子を見に行っていましたが、ついに今シーズンの1匹目をキャッチしてきました。

よく見える偏光グラスを通してテイリングやナーバスウォーターを探して水辺を大きく歩き続けます。

無駄にウェーディングしても魚を脅かすだけなので、これぞというポイントに魚の気配を見つけてから、初めてウェーディングを始めます。この日はシャローフラットへ餌を取りにクロダイの群れが上がってきていました。全ての個体が選んだフライパターン(ボケジャコやカニのイミテーション)に反応が良いわけではないので、慎重にどの個体にするか狙いを定めます。

必ずしも魚の姿が視認できるわけではないので、魚の動きが作り出す水面の乱れ(ナーバスウォーター)を頼りに、どのあたりでスローダウンして捕食に入るかを読んで先回りしてキャストしてフライを置いておいてから、近づいた個体に静かにアピールします。川や湖の浅瀬を回遊してくるトラウトのドライフライのサイトフィッシングと同じです。

狙い通り、先頭の魚を見事にヒットさせてキャッチしたカルロスさん。

浜名湖のクロダイは胸ビレが良く発達していて素晴らしいファイトが待っています。

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タックルデータ

シングルハンド6/7番(カルロスさん)

  • ティペット:フロロカーボン2号(8lbテスト相当)6フィート
  • リーダー:ハンドノットのテーパーリーダー15フィート
  • フライライン: Airflo Ridge Clear Tip WF6F
  • フライリール: Waterworks Lamon Litespeed
  • フライロッド: Sage X 790-4 - 9フィート7番

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