ストレートギルもっふぃー

GSPスレッド,エリアフィッシング,ジグニンフ,フェザージグ,フライパターン

水馴染みが良くトラウトが何度突いても警戒しない「もっふぃー」を水中で「プニョプニョ」と動くテーパー形状のテールとして使う、エリアフィッシングにおいて、フォールでもサスペンドでも非常に効果が高いパターン「ストレートもっふぃー」

このフライを限られたスペースで行われるエリアフィッシングだけでなく、不確定要素の中でアピールを強める必要があるフィールドフィッシング向けに、水中でのアピール要素「ギル」に、フォールや引っ張りのフライに定評のあるソフトハックルのように水中で動いて魚を誘うテックストリーム「ロングヘアー」を使ったアレンジになります。

増水河川のブルックトラウトを岩盤の穴の奥から誘い出した、UVビーズヘッドのブラックバージョン

タングステンビーズとフックサイズを変えることで、フライタックルではジグニンフとして、スピニングタックルEXUL・ベイトフィネスタックルEXULではフェザージグとして使える上、テールの長さを変えることで「1円玉サイズ」以上に作ることができるので、マイクロルアーサイズにも作れます

構成と特長

ビーズヘッド

フライより下流側にいる魚も、下のレンジにいる魚も、一番最初に見る部分です。ボディのアピールが強い場合は、地味目のカラー。ナチュラルカラーのボディの場合は背景に溶け込まないように目立つメタリック反射カラーやUV反射カラーを使います。

テール

水流の中でもぷにぷにと動きが出せる長さを担保した、もっふぃーの端を焦がしたモップテール。動きの大きさは長さで決まりますが、長すぎるとショートバイトになるので使い方に合わせて、シャンクの1.5倍を基準に長さを決めます。フィールドフィッシングの場合、エリアフィッシングとは違い、スレ要素よりもアピール要素を意識してください。

ボディ

警戒させずに咥えさせるのか、アピールを強めてサンプル食いさせるのかを選択してカラーを選びます。ナチュラル系にまとめる場合はテールと同じカラー。アピールを強化する場合は組み合わせます。

ギル

水中でゆらめき微細な波動を出しながら、色と動きで誘うキーパーツ。ロングヘアーは水馴染みが良くありつつも、動きをしっかりと出せるので「シンセティック・ソフトハックル」の役割を果たします。

広い本流でもアピールするイエロー系でまとめたアレンジ

ステップ解説

ギル部分以外は「ストレートもっふぃー」と同じシャーシです。ただビーズ後ろにギルを取り付けるためのスペースを2mmほど残しておきます。

ロングヘアーの先端のフックへ巻き留める部分のファイバーをシザースで短くカット(軸糸は切らないでください)して、滑り止めとして使いスレッドでしっかりと締め込んで固定します。

水中でのアピールした強度に応じて、ファイバーをフック後方へなでつけながら、2、3回転ぱらりと巻いて固定。ウィップフィニッシュでおしまい。

マテリアル

フック:ドヒーク HDJ #8、10、12
ビーズ: タングステンスロットビーズ4.0mm/3.5mm/3.0mm
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 16/0
テール&ボディー:フライキャンパーズ もっふぃー
ギル: テックストリーム ロングヘアー

フェザージグ版

吸水性が高いので比重を増やしてキャストしやすく、フック部分だけでもマイクロルアー規定20mmを超えるサイズで1.2-1.5gにタイングできます。

フック:Decoy エリアフックタイプXIIジギー AH-12 #6, #4
ビーズ: #6用はタングステンスロットビーズ4.6mm,#4用は5.5mm
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 16/0
テール&ボディー:フライキャンパーズ もっふぃー
ネック: テックストリーム ロングヘアー

戦績

  • ニジマス、サクラマス
  • ニッコウイワナ、ブルックトラウト
  • ブラウントラウト

この記事のディスカッションに参加する | Join the Discussion

東京フライフィッシング&カントリークラブのFacebook グループ「Friends Lobby」ではメンバー以外の方とのディスカッションも行っています。気になる情報や質問などはこちらまで!