CDC ソラックス ダン改
とてもベーシックなカゲロウのドライフライですが、関東地方から南東北の渓流を車中泊しながら釣っていた筆者が最低限のマテリアルで巻けるように、テールとボディが同じフェザントテイルで巻けるようにアレンジしたパターンです。CDCウィングで視認性と同時に誘い出しが良く、浮く姿勢も安定していてヤマメを誘い出しやすいパターンです。
アレンジのきっかけ
アメリカ時代に良く使っていた14番サイズに巻いたウェイトを入れていないフェザントテイル ニンフに出番が無く(関東では18番がマッチ)、長らくフライボックスの片隅に放置していたのが、たまたま2,3本まとめて川へ落としてしまった時、ゆっくりと流れる浅瀬へ浮かんだままのものへヤマメがどこからとも無く走ってきて丸呑みにしてしまったのに遭遇しました。浮いているフェザントテイルの束にこんなに威力があるのならば、CDC パターンにしたら釣れるだろうといくつか試して、一番反応が良く使いやすいのでCDCソラックスに落ち着きました。
キールに巻く場合
「がまかつ C15-B」を使うとシビアな浅瀬を制するためのキールタイプに巻けるのですが、なんと廃盤・・・。
復活したら紹介します、涙。
ワンポイント
フックシャンクの下側にはみ出たハックルは姿勢を良くするために必ずカットしてください。
理由は分かりませんが、ヤマメやホンマスを釣る時はソラックスはほんの少しだけ滑り止め程度、イワナやブルックトラウト、ニジマスやブラウントラウトを釣る時はソラックスを厚めにアレンジすると反応が良くなります。
マテリアル
- フック:ドヒークHDD301 #14、がまかつ B11-B #14
- スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 22/0
- テール&ボディ:フェザントテイル
- ソラックス:ドライフライダビング・タン
- ウイング: CDC 2枚重ね
- ハックル:コックネック バジャーまたはブラウン
使い方
マッチザハッチとショットガン(釣り上り)の両方で使います。絶妙な着水インパクトとリアルなシルエット、CDCウイングの揺らめきが決め手となりますので、CDCウイングは水をしっかりと切ってドライシェイクなどをまめに使い、動きが良い状態を維持してください。
使い方:マッチザハッチ
同サイズのカゲロウがハッチしていることが確認できる場合に使います。
4-6フィートくらいのティペットを使い、フライを空中でターンオーバーさせてしっかりアピールしてから魚の視界内へ落とします。もしくは魚の視界外の上流側に落としておいて、魚の着き場所までナチュラルドリフトさせます。
使い方:ショットガン
湖ではかけあがりや障害物のキワ、川ではバブルレーンを目標として、空中でフライをターンオーバーさせてから水面へ落とすことを繰り返して魚を誘い出します。魚の着き場所が深ければ深いほど高い位置でストップさせてから落としてください。
戦績
- ヤマメ、アマゴ、ホンマス
- ニッコウイワナ、ブルックトラウト、エゾイワナ、オショロコマ
- ブラウントラウト
- ニジマス
タイヤー
この記事のディスカッションに参加する | Join the Discussion
東京フライフィッシング&カントリークラブのFacebook グループ「Friends Lobby」ではメンバー以外の方とのディスカッションも行っています。気になる情報や質問などはこちらまで!