「フライフィッシングで100魚種」プロジェクト:2024年まとめ
アメリカ在住時代の1995年にフライフィッシングを始めてから、どんなフライやタックル、ラインシステムで釣れたか記録しておく習慣の延長で、コツコツ進めたきた「フライで100魚種を目指そう」プロジェクト。去る2022年12月の沖縄・西表島にてフライ歴27年目にして、ついに100魚種達成できました!!
「フライフィッシングは釣れる釣りだ!」の実証から肩の荷が下りたとともに、「好きに釣っていいよ」という反動から2023年シーズンは虚無に浸り・・・。フライタックルばかり使ってきた反動で、「なんか違うことやってみたい」でフェザージグへ鉄板パターンを移植してみたり、2024年は「フライフィッシングで楽しめるゲームの種類」、さらには「目の前の1匹を釣る→次のターゲットへのステップ」に繋がっているのかを検証してみることになりました。
更新・・・スカジット x ボトムストリーマーでレイクトラウト56cm
2023年シーズン中にデータベース更新を忘れていたのでデータ上の更新。
中禅寺湖というものは「回遊するビッグトラウトを釣るものだ!」という固定観念に対して、北海道など他のフィールドでも応用が効くように、「タイミングを待ってドライフライで釣る」や「ライズを狙ってソフトハックルで釣る」というマイウェイもやってきた中で、まさか山本ケンケンから教わるまでは、「日中ボトムにできるシェードを狙って釣る」という、バスフィッシングやロックフィッシュのような釣り方があるとは思いもしませんでした。
ツーハンドロッドのパワーとスカジットの柔軟なラインシステムを活用したキャロライナリグなのですが、「ひょっとしたら」と思ったことはあっても、実際に結果を出してくれた先駆者の山本ケンケンが居なければ試しもしなかったと思います。この場を借りて大感謝!
更新・・・微増したシロメバル25cm
Predator Series 2024のためのボートシーバスの最中、40サイズばかり連発する最中に「何か違うもじりだ!」と気づいてロングキャストしたら出た、ジャスト25cmのシロメバル!「記録更新してないよなー」と思って見てみたら、24cmから1cm更新でした!自前アレンジのクラフトゾンカーで釣れたのも嬉しい一匹。
更新・・・クロダイ45cm
Predator Series 2024シーズンになって、検測サイズ「30cm以上」のクロダイが対象魚 OKになりました。もちろん結果ありきじゃなくても楽しいので1年ぶりに浜名湖へ出撃。7月と8月でTFFCCメンバーのグチさんと研鑽を重ねて自己サイズ更新できました。
「ステルスフィッシング」を具現化してくれる、モニックの透明フライラインとマキシマのカメレオンの組み合わせ。100魚種プロジェクト用タックルとなっていた「エコー Prime 4」&「ハーディー ウルトラライト MTS-S 7000」のコンボはサイトフィッシング用タックルとして36フィートベリーのフル透明ライン、普段はストリーマータックルとして使っている「レディントン プレデター」と「ラムソン Remix 7+」にはボーンフィッシュ用の先端12フィートのみが透明の40フィートベリーのファントムティップを投入してテイリイング撃ちタックルとして組みました。
どちらもキャスティング中にフライラインの影が出ず魚を驚かさない上に、水面へ浮かせておいても太陽光線を反射しないステルス性の高いマキシマのおかげで安心してフライをクロダイの後方にターンオーバーさせて静かに着水させることができました。
100魚種ラストスパートでも大活躍してくれた、マイ・オリジナルのフライが今回も大活躍でした。
更新ならず・・・「超感度」ウェットフライで狙う北海道ワイルドニジマス
仕事で使うフィッシング動画の撮影のために、急遽スケジュールを決めた2024年秋の道東ランガンツアー。「超感度」でサーチフィッシングを進められる、ウェットフライ&チューブフライの実際を録画するのが目的でしたが、できればネイティブ・フィッシュ自己記録の「55cm」を更新するニジマスが出てくれないかなーという淡い期待もありました。
ツアー二日目に「超感度」で飛躍的に拾えるアタリを増やした結果、数は出るけどサイズに悩む中、とあるポイントで出たジャスト50cmのニジマス。フライリールを逆転させる好ファイトを堪能できましたが、残念ながらサイズ更新はできず。
ただし、エリアフィッシングのトーナメントで鍛えられた集中力と徹底してアタリを引き出すようにシステムを改善させるノウハウは大きく、ここ4年ほど取り組んでいた「スイッチハンド」という、ウェット&ストリーマーの手返し最大化もあって、それがフィールドフィッシングでも数を伸ばすことに活かせたと思います。
まとめ
というわけで、ニューヨーク在住時に初めて釣った1魚種目の「スモールマウスバス」から「102種目」まで進んだ「100魚種プロジェクト」ですが、残念ながら2024年シーズンには新しい魚種を追加する機会はありませんでした。
しかしながら、「エリアフィッシング」での学びが「フィールドフィッシング」へ活かせたことは大きく、今度はそれを源流や僻地での「ワイルドフィッシング」にどう取り込んでいけるかが課題となります。数が出せるということは、新しい魚種や自己サイズ記録も更新できるということは間違いありません。そのために「超感度」や「スイッチハンド」などもあるので、改めて新しい魚種へ応用させてみようと思います。
「百味を楽しむ」道のりで学ぶスキルやフライパターンは貴重な経験となります。私も引き続き新しい魚種やサイズアップを狙っていこうと思います。100魚種のフィールド、フライ、タックルデータもありますので、分析レポートも面白い発見があればまとめてみようと思います。
また今年もかなり実験的なことができたのは、お互いをサポートする仲間たちがあってこそ!フライフィッシング世界選手権Team Japanのニンフ使いの先輩たち、トーナメントの先輩たち、素敵なフィッシングガイドさんたち、そしてタックルメーカーの皆様へ深く感謝いたします!
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