不沈ファジーメイフライ
湖モンカゲロウや本流ヒラタカゲロウなど、ロングキャストでライズ撃ちするハッチで使うファジーなメイフライのイマージャーです。着水してそのままドライフライとして機能させたり、一旦潜らせて再浮上で誘ったり、シンキングライン&バックフロートで使うこともできます。
奥日光2025年シーズンから投入。ダンではなく水面直下への捕食が多いために、元々使ってきたダンをベースにアレンジしました。
特長と構成
不沈構造のエクステンドボディが浮力体となって、フックの重さを打ち消して水面ギリギリに浮くように調整可能なフライになっています。全体のアクションで誘い、コンタクトする魚に対してCDCの動きとパートリッジの生命感でアピールします。
ステップ解説
バイスにエクステンドボディ・ツールをセットしたら、GSPパワースレッドで先端5mm程度を下巻きします。タグエンドはテンション調節に使うので切らないで残しておいてください。
使用するフライフックのシャンクの長さより少し長い程度にテーパーをつけた状態にフォームをカットします。
フォームの先端をツールに4−6回転くらいで優しく締め込みながら取り付けます。
フォームとツールの隙間にスレッドを回し込んでから、次の関節を同じく4−6回転くらいで優しく締め込みます。
想定した長さまで関節ボディを生成したらウィップフィニッシュで固定します。
ツールからボディを引き抜いたらば、タグエンドを引っ張って緩みを無くします。
フックシャンクの後ろ半分だけに瞬間接着剤を塗ったらスレッドで下巻きしてから、エクステンドボディを垂直3回、ボディとシャンクの隙間に水平3回、再び垂直3回巻きつけてから締め込んで固定します。
シャンク中央部分に合わせてもう一つ関節を生成します。
余分をカットしたらスレッドで巻き潰しておきます。ずれるようであれば、ここで瞬間接着剤を塗って固定してください。
CDC2枚を同じ反りで揃えて根本を処理してからシャンクにしっかり取り付けます。
ハックルプライヤーを使ってCDCを後方へ撫で付けながらハックリング。
パートリッジは先端をシャンクへ取り付けてから
ハックリングして巻き留めます。
スレッドでヘッドを整えてからウィップフィニッシュ。コームを使ってCDCとパートリッジを馴染ませたら完成です。
マテリアル
フック:ドヒーク 小型モンカゲ・ヒラタカゲロウ: HDD303 #10, #12, #14、モンカゲ: HDD301 #10
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド16/0
ハックル1: CDC
ハックル2:パートリッジ
ツール
ボディツール
2サイズ入ってお得なエクステンドボディ・ツールセット。小型の方はドライフライ、大型の方はイワイミノーに使えます。
CDCやパートリッジの軸をつまみやすいハックルプライヤー。
スレッドツール
テンション調節できてGSPスレッドが使いやすいボビンホルダー。
細かいスペースでもウィップフィニッシュしやすいツール。
ハケ付きの瞬間接着剤。
戦績
- ホンマス、ニジマス
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