「フライフィッシングで200魚種」プロジェクト:2026年折り返し
アメリカ在住時代の1995年にフライフィッシングを始めてから、どんなフライやタックル、ラインシステムで釣れたか記録しておく習慣の延長で、コツコツ進めたきた「フライで100魚種を目指そう」プロジェクト。去る2022年12月の沖縄・西表島にてフライ歴27年目にして、ついに100魚種達成完了しました。引き続き「フライで200魚種目指そう」プロジェクトとして継続します。
「フライフィッシングはどんな魚でも釣れる釣りだ!」の実証から肩の荷が下りたとともに、「好きに釣っていいよ」という反動から2023年シーズンは虚無に浸り・・・。2024年シーズンは流し操業でやっつけてから、2025年は「釣ることありき」ではなく「冒険」をテーマに初めて行く日本の北緯45度以北「リアルノース」でワイルド・イトウを相手にフッキングまで持ち込むもあえなく玉砕・・・。
現在はトラウトだけでなくカープやプレデターのフライフィッシングを啓蒙していく中で、改めて記録を続行しています。
今回は2026年7月時点での最新状況となります。
「ヒメハヤ | Phoxnus phoxinus」で104魚種・48魚科に微増
今年6月に出張&遠征で行ったフランスの川で外道として釣れる「Vairon | ヴィロン」こと和名ヒメハヤ(Phoxinus phoxinus)が久々の新魚種となりました。ウグイ科の魚で、ヨーロッパ全域から朝鮮半島まで生息しているそうで、ブラウントラウト原種「ファリオ」を狙っていると必ずと言っていいほど釣れてしまいます。5cmしかないのにジャヴィを使った重たい14番のジグニンフに食いついてくる様は北海道の豆ヤマメのごとき!
動画に小さく写っているだけなので写真は借りてきましたがほぼ同サイズです。また、「ウグイ科 | Leuciscidae」とオイカワなどの「クセノキプリス科 Xenocyprididae」が独立した科になっていたので、今回改めて48漁科に増えました。データも修正です。

ブラウントラウト亜種・・・フランスの「ファリオ | Salmo trutta fario」37cm
フランスのブラウントラウトには3つの亜種が存在しており、西側の大西洋(ビスケー湾)に注ぐロワール川水系・ガロン川水系にブラウントラウトの形態で生息している「大西洋ブラウントラウト | Salmo trutta fario」(現地名ファリオ)、ブリタニーから北の沿岸河川にシートラウトの形態で生息している「シートラウト | Salmo trutta trutta」、地中海に注ぐローヌ川水系の「地中海ブラウントラウト | Salmo trutta macrostigma」 (現地名ゼブラ)に分かれています。ちなみにゼブラの学名「スティグマータ」とはキリストの磔と同じ場所に痣が出現する奇跡のことで、キリシタンには聖なる魚なので微妙・・・。

3亜種全て釣ってきたフランスのWFFC世界チャンピオンたちやプロガイドといったエキスパートたちの意見としては、釣るための難易度としてはファリオ>ゼブラ>シートラウトとなっており、特に透明度が高く冷たい水が流れているピレネー山脈の本流や渓流のファリオは、日中の南仏の強い日差しを避けてボトム(しかも岩陰)や岸際のシェードに張り付いてしまうため、フライへ出る速度がアマゴ以上に速く、「ピレネーのファリオがフレンチスタイルで狙い通りに釣れれば世界中どこでもトラウト釣れる」とのお墨付きとのことで、フランス料理界でいえば世界のフレンチレストランで雇われる「Bac Pro」免許皆伝といったところでしょうか?

ピレネー地方のファリオに限定すると、「フレンチニンフ」「ピレネーニンフ」「PUREサイトフィッシング」「ドライドロッパー」4つの釣り方が存在するので(なぜか魚食性が低くて虫ばかり食うファリオはストリーマーの反応が悪く、ウェットフライは「向こう任せで釣れるだけだから無効」だそうです💦)、今回はドライドロッパー以外の3つまでできましたから「ファリオブラザーズを名乗ってもいいか?」と聞いたところ、「1軍を名乗れるのは同じ日に50cm UPを自分で見つけられて3匹獲ること」と厳しいご意見・・・。なので2軍ファリオブラザーズにはなれました。いつかゼブラも釣ってみたいので、日本国内のブラウントラウト亜種で練習を積んでから、フランス2部リーグの検定となる大会があったら出てみたいと思います。
更新・・・18年越しで達成した80UPシーバス
TFFCCメンバーズ Gucciと一緒に年明けからひたすら釣ってきた東京湾のシーバス。18年前に始めてからあわや出るか?というときにはバラしてきた80UPサイズ、やっと81cm (81.5cm)を獲ることができました。初年度で75cmを獲るという幸先の良いスタートを切った

更新ならず・・・4日間やり合った「本物」のイトウ
2025年の結果ですが、記載漏れだったのでこちらへご報告。
とりあえず行ってみて釣ってみて、と思ってましたが、ちゃんとやらないとかなり手強い相手だと判明・・・。詳細は動画をご覧ください。
まとめ
というわけで、ニューヨーク在住時に初めて釣った「1魚種目:スモールマウスバス」から南仏で外道で釣れた「104種目:ヒメハヤ」まで進んだ「100魚種プロジェクト」改め「200魚種プロジェクト」です。
「百味を楽しむ」道のりで学ぶスキルやフライパターンは貴重な経験となります。私も引き続き新しい魚種やサイズアップを狙っていこうと思います。100魚種のフィールド、フライ、タックルデータもありますので、分析レポートも面白い発見があればまとめてみようと思います。
また今年も魚種微増や記録更新できたのは、お互いをサポートする仲間たちがあってこそ!日々の釣りを支えるプロガイドたち、厳しい戦いの中でもフライフィッシングのノウハウを伝えることを忘れないフランスチームの皆様、元Team Japanのニンフ使いの先輩たち、トーナメントの先輩たち、そしてタックルメーカーの皆様へ深く感謝いたします!
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