道北フライフィッシング遠征2025 Swamp Camp/Stream Camp 序章
本格的に秋が深まる前の9月、インフレータブルカヤックに追加で行った艤装と水上テストも終わり、いよいよ「湿原河川」に再挑戦したいなーと思いつつも、どうせなら行ったことのない北緯45度以北の北海道先端部も見てみたいという気持ちも強くなり、慣れている本流や渓流でウェットの釣りや虫パターンが使える滑り止めも含めて「天塩川探索」という3つのテーマで道北へ2025.10.8-14の期間に遠征することに決めました。
湿原河川とカヤック
5年前の道東では、トラウト生息地にも関わらず見た目はバスフィッシングやマングローブ河川っぽいフィールドである「湿原河川」をカヤックで釣ってみたい、という考えに取り憑かれてしまって、カヤックをパドリングするだけでなく、川を下りながらフライフィッシングできるかどうかを試してみました。
やってみて分かったことですが、流れがパドリングに勝ってしまう川の場合、カヤックやカヌーは基本的に一方通行で下るだけ、ゴール地点からスタート地点まで戻る手段が、仲間の車・電車・タクシー・自転車など持っていないとスタックしてしまいます。
単純発想で釧路川では「じゃあパドリングで川を上ればいいじゃないか!」とやってみましたが・・・
今度は流れが緩い川ならいいかと別寒辺牛川へ向かいましたが、雨で増水した時の流れの押しが強いだけでなく、
アンカー手段を持っていないととても釣りにならないと判明・・・
カヤックは移動手段で上陸して釣ればいい、という発想もありますが、残念ながら全ての湿原で上陸が許されているわけではなく、またピートが堆積しているような泥底が多いので、立てるような場所は多くありません。
カヤックの上でフライフィッシングが完結するにはどうすればいいのか?それを検証しつつ準備してきたアイデアや機材を、実際に試してみるのも今回のテーマです。
北緯45度以北JAPANとイトウの聖地
あれだけ北海道へ行ってきて、北緯45度以北の宗谷地方には行ったことが無かったので、「アメリカ系ニジマスがほとんど生息していない」という条件から、ひょっとするとオホーツク系ニジマスが遡上しているかもしれないという薄い期待と同時に、ここらはほとんどの川が湿原河川であるだけでなく、海からすぐに沼もある原始的な地形が続く中を巨大なイトウたちが泳いでいるというワイルドな事実。アメリカ時代に遊んでいたロングアイランドに広がる湿原河川や沖縄のマングローブ河川のようでもあり、アドベンチャーフィッシングの新たな舞台にどうだろうという期待と、ロシアが安定すれば、ここからサハリン島へ遠征できるベースともなるので、この一帯に詳しくなろうと思いました。

新たなアドベンチャーフィッシング向け先端地域
また、ここは先端地域であるにも関わらず、知床と違い、開発された地域と手付かずの山林・原野がせめぎ合って存在していることも面白いと思った点です。フライフィッシングが関わるアドベンチャー体験には、こちらの方が向いているかもしれない。
知床半島の場合、未開発の山林や原野が9割を占める先端地という特殊な地理的な条件だけでなく、自然保護が観光を強く意識した前提で徹底している中で、いつしか「世界遺産ビジネス」ありきになってしまい、実際は環境省のクマ繁殖地データでは、知床半島中央部から屈斜路湖周辺までの長大な地域全てが連続した繁殖地となっているのにも関わらず、さも「半島先端の豊かな自然だけで繁殖」という、事実とは異なるイメージまで蔓延する中で、人馴れがいきすぎたヒグマ個体が顕著に増えてきた5年前には、自分自身が「こらアカン」と思う体験もしてしまい、カヤックフィッシングが楽しめる場所も無いので足が遠のくことに。
これから知床は一体どこへ向かおうとしているのか?そんな心配をしてたら起きてしまった、今年の獣害事件・・・。美麗なオショロコマや美しいヒグマたちに後髪を引かれつつも「もう行かないでいいや」となりました。

天塩川の流域
フライフィッシング的に十勝川水系はとても楽しくて快適なフィールドが多い魅力的ワールドなのですが、それを支えるのはニジマスやブラウントラウトと行った外来魚の圧倒的な存在。これらを「新世界・北海道」と呼ぶとすれば、先端に河口を持ち、道北を貫いて流れる天塩川にはイトウやアメマスも残り、「旧世界・蝦夷」色を強く残しています。
もちろん素晴らしいニジマスの定評がある天塩川なので、ここをできる限り見てくることも旅の目的です。
カヤック用品やクマ対策グッズの事前発送
今回の発着は旭川空港となるので、佐川急便旭川営業所を指定します。北海道へ行く際のクマ対策グッズは、クマ撃退スプレーが陸送指定となるため、防水ケースに入れた状態で最小パッケージの「60サイズ」で発送することにしています。

しかしカヤックというシナリオが加わったので、バッテリーを含む陸送指定で送らないといけないものと同じバッグにまとめて陸送指定で送ることになりました。

まとめと続き
ここ5年くらいにTFFCCメンバーズやフレンズから耳にしてきた事前情報もありますが、サロベツや猿払はあまり無いので、先入観に捉われず、北緯45度以北JAPANを見てこようと思います。
実際の遠征レポートはDAY 1からご覧ください。YouTubeチャンネルに動画も予定しています。
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