中禅寺湖2022 春の陣
TFFCCメンバーが4月の解禁から5月末日までの春期に行ってきた中禅寺湖の釣果レポートです。
今年は去年と違って解禁日の気温が零下だったこともあるのでしょうか?解禁日速報の釣り券数は前年より100人少ない500人だったそうです。
アングラーの出足状況とレイクトラウトの状態
今年は二日前から現地入りする車中泊組、回数券分ステイする車中泊組、前夜乗り込みで一発勝負する当日組、それぞれが春期にレイクトラウトの釣果が安定している国道側と山側の名ポイントにぎっしり入っている状況でスタート。また、ルアーを遠投してひたすら巻いてくるアングラーの数が増えている影響か、着水音が目立ち、高速巻きされてくる物体への反応が年々すこぶる悪く、昨年数年ぶりに国道側で解禁日翌日にレイクを狙った私も、前なら確実にフッキングできていたレイクトラウトのショートバイト連発に驚きました。今年はそれに輪をかけたナーバスさだったようです。
また、ニュースにもなりましたが、普段はレイクトラウトに好んで捕食されるヒメマスの数が激減!ワカサギも昔ほどの数がいない状況が続く中で、乏しい餌を求めて大型が岸近くまで回遊してくるのが今年の特徴です。
レイクマスターも引き出しを試される初戦
TFFCCきっての湖の名手・手塚さんも今年は苦戦スタート。引き出しの中から良型レイクトラウトを仕留めたのは3日目でした。
餌不足が囁かれる今年、普段は水温が高くならないと元気がないブラウントラウトもレイクトラウトい負けじと岸へ回遊。手塚さんはここでも何本か良型をキャッチ!
春終盤のレイクトラウト78cm!
その後も回数券消化ゲームが続く手塚さんでしたが、粘り続けたベテランの心に答えたのは、なんとレイクトラウト78cm・・・圧巻の大きさです!
惜しくもバーブレスフックのフライではなく、キャッチからリリースまで完全に水中に魚がいる状態ではありませんでしたが、今年のTFFCCダービーのトップフィッシュは確定!
まとめ
ヒメマス激減の影響が大物の回遊に吉と出る中で、反対に小型があまり見られない状況になっているので、大物狙いのチャンスですが、水温も上がり始めたのでそろそろラストスパートの時間でしょう!
岸そばのチャンスが増えていることも大きな特徴なので、フライフィッシングが非常に有利になっています。朝夕の涼しい時間に表層にやってくるレイクトラウトは型にこだわらなければ、ドライフライでも釣れるという情報を聞いていますので、これから夏に入りブラウントラウトをメインに狙うのも面白い局面です!
これからの時期はルアーのアクションに完全にスレてしまった魚だらけの湖となっているので、遠投&ストリッピングのゲームは朝イチの朝日が登って1時間以内がチャンスだと思った方がいいと思います。それもわざわざ遠投する必要があるか疑わしく、岸そばにいるレイクトラウトを丁寧に狙う方がフライフィッシング本来の強みが出せると思います。浅瀬の餌が欲しくて回遊してくるレイクトラウトのレンジはそんなに深くありませんので、いかに魚の前に長くフライをアピールできるかがポイントだと思ってください。
初期や早い時間に思い切りキャスティングゲームを楽しんでおいて、日が登ってからは丁寧に回遊してくる魚を狙う。イブニング前は坊主回避のために取っておく、そんな組み立てが手堅いのではないでしょうか。
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