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TFFCC フライスコアリング 2022年結果と2023年シーズンの折り返し

日本の渓流シーズンも終盤に入り、いよいよエリアトーナメントや秋のプレデターシーズンへ突入。
様々なスコアイベントからポイントを獲得し、総合的なスポーツフィッシング力を問うフライスコアリングも2023年シーズンが始まっていますが、まずは今シーズンの現況と昨シーズンの結果紹介から参りたいと思います。

フライスコアリング2023: 選手ランキング現況とスコアイベントのまとめ

10月から再開するエリアトラウトトーナメント目前の現在のランキングはこの通り。
1,555pt獲得の山野選手が連戦連勝でトップを独走していますが、田中選手と大澤選手が追撃中です。

ATFC代表の山本選手もスコアに伸び悩む中で、TFFCCエド・吉田選手もなんと山賊K選手とタイ順位(イベント1回分の貯金)と健闘中です!

スコアイベントには昨シーズン同様、「ATFCエリアフィッシング大会」が含まれますが、京都で開催されている「嵐山オープン」や埼玉で開催された「VARIVASカップ」の結果が反映されており、イベントスコアが獲得できるトラウトフィッシング大会を拡大しています。

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まだエントリーされていない方で、エントリーご希望の方はこちらのFacebookグループに参加の上、ご相談ください。

プレデターシリーズ2023

ストリーマーフィッシングとサイトフィッシングの普及を目的として実施されるプレデターシリーズ。ただいま1月-9月のエントリー受付中です。1ラウンド4時間の中でベイトフィッシュ・甲殻類のフライパターンでキャッチされた40cm以上の魚が対象となっています。毎月1エントリーできます。

今年は「キャロジット」という実験的なボトムストリーマーのシステムでチェックインされたレイクトラウト56cm(栃木県中禅寺湖)やリリース規則で検測できませんでしたがストライプドバスもエントリー。マーレーコッドもエントリーされる予定です。

モンスターチャレンジ2023

北海道から沖縄まで広がる日本というフィールドのポテンシャルを国内・海外へ伝えるためのモンスターチャレンジ。
ただいま1月-9月のエントリー受付中です。フライパターン問わず国内でキャッチされた75cm以上のあらゆる魚種が対象となっています。毎月1エントリーで魚種別に入れ替えできます。

今年は国見さんが奮闘の末ランディングに成功した「ソウギョ」など強烈なエントリーが期待されます。

フライスコアリング 2022: 選手ランキングとスコアイベントのまとめ

国内で最も盛んなエリアトラウト大会からのスコア互換性を持たせつつ、国際大会への互換性を持たせた対戦マッチからのスコアも登録できることで、総合的な選手のスキルアップのために役立つようにと開始されたトラウト全般を対象にしたカテゴリーです。20cm以上またはフィールドが定める最小サイズ以上のトラウトのサイズx匹数がポイントとして加算されますので、アングラーの持つ「フィッシング能力」にはスキルやセンスだけでなく、集中力や忍耐力といったアスリート的な要素も求められることになります。

スコアイベントには「TFFCC フライスコアリング大会」や「ATFC エリアトラウトフィシング大会」といったトーナメントだけでなく、「TFFCCフライスコアリング 1on1対戦マッチ」も含まれています。

2022シーズンのチャンピオンは、他を大きく引き離し2,415pt獲得の山野選手(ATFC、愛知県)。トップ・中層・ボトムから次々とトラウトを引き出す姿は、エリアトーナメント界の魔術師と言っても過言ではない腕前です!

第二位は1,885Pt獲得、シングルハンドロッドのみならずスイッチロッドまで駆使して反応の良いトラウトを手返しよく狙いスコアを稼ぐ、愛知の山賊K選手(ATFC、愛知県)。

第三位は1,479pt獲得、通称「イワナマン」として日本全国のイワナ属の魚のリサーチや博学では並ぶ者はないと言われる田中選手(ATFC、埼玉県)。TFFCC丸沼大会では蓄積された総合的なフィッシングスキルで獲得したスコアで4位の山本選手(ATFC、山梨県)に差をつけてランクインしました!

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プレデターシリーズ2022: 選手ランキングとプレデターたち

ストリーマーフィッシング・サイトフィッシングの推進を目的として、40cm以上のプレデター(肉食魚)を対象にしたベイトフィッシュまたは甲殻類のフライを使ったアクションで誘いキャッチされた魚を対象とするカテゴリーです。トラウトフィッシングと違いマニュアル化されたフライフィッシング以上のフィールド選び、フライ選び&プレゼンテーションスキル、情報収集力やガイド・キャプテンとのコミュニケーション能力などの総合力が問われます。

スコアイベントには「1on1対戦マッチ」からの対戦結果や「ソロスコアリング」といったダービー結果が含まれます。

2022シーズンのチャンピオンは496ptを獲得したグチ選手(TFFCC、神奈川県)!シーバスフィッシングからのエントリーの総合力とモンスターからのスコア獲得が大きく貢献しました。

シーバス55cm(ボートフィッシング:パラスFGS、神奈川県横浜港)

次点は454ptのエド・吉田選手(TFFCC、東京都)。東京湾のシーバスや西表島のリバーGTなど幅広いエントリーがありました。

ロウニンアジ 40cm(ボートフィッシング、沖縄県西表島)

第3位は185ptのデイヴィッド・カー選手(TFFCC、東京都)。モンスターチャレンジにもエントリーされたとある弩級モンスターからのスコアのみとなりますが、素晴らしい成績でした!

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モンスターチャレンジ2022: 選手ランキングとモンスターたち

日本のフライフィッシングでどれだけの世界レベルのビッグゲームが可能なのか?北海道から沖縄まで日本という素晴らしいフィールドの国内・国外への認知を向上させるためにスタートした75cm以上の魚種やフライ種別を問わないカテゴリーです。年間を通じてベストチェックをエントリーして入れ替えます。

選手たちは日頃から磨いた総合的なフライフィッシング・スキルだけでなく、バンクフィッシング・リバーフィッシングにおいてはどのフィールドやポイントに入るべきか、ボートフィッシングにおいてはどのボートを選びつつキャプテンとの信頼関係を築くか、など総合的なアングラーとしてのスキルが要求される究極のチャレンジです。

アングリング・カバレッジに基づく補正値について

より広いフィールドをカバーしなければモンスターと出会わないフィールドであればあるほど、「一期一会」の発生率が低く、アングラーにとって不利となってしまいます。

例えば、同じ「75cm」の魚を釣るとしても、管理釣り場の狭い池から見つけ出すのと、広い湾内を捜索しながら見つけ出すのとでは、1cmの重みが違います。

そこでアングラーが物理的に探ることが可能な最大サイズのフィールドの水の大きさに対して実際に竿を出せる水の大きさの比率を「Angling Coverage」として係数を確定して、この数値に反比例する値をベースにフィールドボーナスとして補正しています。

2022シーズンのチャンピオンは144ptのデイヴィッド・カー選手(TFFCC、東京都)、ベストチェックはシーバス/スズキ 85cm!

シーバス85cm (ボートフィッシング:シークロ、神奈川県横浜市)

続く第2位は143ptでTFFCC手塚ユタカ選手(TFFCC、神奈川県)、ベストチェックはなんとレイクトラウト78cm!
モンスターの中のモンスターです!!

レイクトラウト78cm(バンクフィッシング、栃木県中禅寺湖)

第3位140ptのグチ選手(TFFCC、神奈川県)、ベストチェックはシーバス81cm!これもすごい魚です。

シーバス81cm (ボートフィッシング:パラスFGS、神奈川県横浜市)

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まとめと続き

まだまだシーズンたけなわです!

エントリーしていないけど参加されたい方はこちらのFacebookグループにてご相談ください。

TFFCCフライスコアリングのプレイブックはこちらをご覧ください。