ブリルバグ: フォーム アント
真夏以降の渓流釣りで無くては困るのがアリのパターン。アピールの強さとプロフィールを担保しつつ浮き続けてくれることが大事であると共に、流れの中での視認性と着水インパクトの程よい具合を色々テストして「不沈フォームアント」を改良しました。超・接近された時のUターンを減らすために、ブリルUVをアンダーボディーに使います。
ワンポイント
フック上の小さなスペースでフォーム材を巻き止めるので、巻き切らないようにストレッチ性のある細いスレッドを使います。「NVスレッド14/0」は最適でおすすめです。
テレストリアル全般にいえることですが、適度な重量感とプロフィールのアピール力とレッグの生命感が重要です。フォーム材はフックのゲイプ幅に応じて幅を決めます。巻き留める先端をV字にカットします。斜めに浮く姿勢に最適なTMC 108SP-BLですが、シャンク後端部分は巻きづらいので初めは水平状態でバイスへセットします。
ソラックスの手前からフォームを巻き留めます。ある程度のボリュームが欲しいので、巻き潰さないでください。
ブリルUVをソラックス手前まで巻きつけて、アブドメンの下地を作ります。#14サイズは重ね巻きしてボリュームを。#18サイズは重ね巻しません。
フォームを折り返して巻き留めてアブドメンを作ります。
「く」の字の部分まで同じことを繰り返してソラックスを作ります。
インジケーター用のフォームを巻き留めたらば、短くカットした1本のラウンドラバーを折り返した状態で巻き留め、ボディ側面へレッグが来るように両手で引っ張って調整します。ヘッド部分の作業をする時は、ラバーの輪っか部分をボディ後端へ引っ掛けておきます。
ヘッドをフィニッシュしたら、レッグをちょうど良い長さにカットしておしまい。
マテリアル
- フック: TMC 108SP-BL #14、#18
- スレッド:ドヒーク NVスレッド14/0 ブラック
- オーバーボディ:EVAフォーム2mm ブラック、フライフォーム2mm ブラック
- アンダーボディ:テックストリーム ブリルUV ブラック
- レッグ:ヘアライン ラウンドラバー ブラック (#14はミディアム、#18はファイン)
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使い方
魚の反応を見ながら、初めは#14を上流へ落としてナチュラルドリフト。反応が悪い時はパラシュート・ドロップして着水インパクトで気づかせます。Uターンするようであれば#18へサイズダウンもしくはパラシュート系のパターンへ変更。反対に反応が鈍いようであれば、もっとインパクトのあるパターンへ変更します。
流れが速い場所ではバブルレーンの脇に落として魚へ気づかせてからナチュラルドリフトさせます。
戦績
- ヤマメ、アマゴ
- ニッコウイワナ、エゾイワナ
- ニジマス
- ブラウントラウト
- ブルーギル
- ラージマウスバス