クイルボディCDCジグニンフ
原型はポーランドやスロバキアで使われてきた、クイルボディとCDCハックルを使ったナチュラルニンフ。それをWFFC五大強豪国が取り入れて、さまざまなアレンジが存在するジグフライ・パターンです。
ここではベーシック版のスタイルでドレッシングしています。
特長と構成
テールはスペイン発のコックデレオン、ボディはストリップド・ピーコックハールを使い、リアルなカゲロウニンフに表現しつつ、ソラックスのCDCが水中でゆらめき魚を誘います。
ステップ解説
タングステンスロットビーズをジグフックにセットしたら、スレッドでシャンク後端まで下巻きしてから、別のボビンにセットしておいたワイヤーでソラックスの下巻きを行ってビーズを固定します。
コックデレオンのハックルファイバーの束をむしったら、テールとして巻き留めてビーズの後ろにトリミングします。
用意しておいたストリップド・ピーコックハールの中央から太い方を切り出して、細い方をワイヤー後端に合わせて巻き留めて、スレッドを使ってスムースなテーパー状に下地を巻きならします。
下地の上にハケ付き瞬間接着剤を塗ってから、ストリップド・ピーコックハールをビーズ後ろまで巻きつけて、スレッドで固定します。
好みのダビングでソラックスを形成します。
スレッドを割いて作ったスレッドループに、切り出したCDCファイバーを挟み込みます。
ビーズ直後にハックリングさせてからウィップフィニッシュ。余分な量をピックアウトして好みのボリュームに調整します。
アレンジ
ビーズカラーを変えることでアピールの度合いを調整したり、フックサイズやビーズサイズの目安に使います。
「ミッジスレッド」などのカラースレッドを使うことで、タグとホットスポットを持つ、フレンチニンフのスタイルに仕上げるとアピールを向上させられます。
マテリアル
フック:ドヒーク HDJ #12, 14, 16,18
ビーズ:スロット付きタングステンビーズ 4.0mm, 3.5mm, 3.0mm, 2.5mm
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド14/0またはミッジスレッド
下巻き: ドヒーク ラウンドワイヤー0.2mm
テール:コックデレオン
ボディ:ストリップド・ピーコックハール
ソラックス:ドヒーク スペクトラダブまたはスクイレルダブ
ハックル: スレッドループによるCDCハックリング
ツール
セラミックボビン
ティンセルの滑りも良く、ワイヤーに使っても切れづらいセラミック加工されたボビンです。
スレッドループ向けツール
戦績
- ヤマメ、ニジマス
- ニッコウイワナ、ブルックトラウト