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ミナミクロダイ

和名:ミナミクロダイ
英名:Okinawa Seabream
学名: Acanthopagrus sivicolus

写真提供: Gucci, 2024年7月

奄美・沖縄諸島のフラットにおけるフライフィッシングの好敵手で、クロダイと同様のタクティクスで狙うことができます。オキナワキチヌやナンヨウチヌと同じく泥まじりの底質を好み、動物食性が強くクラブ系のフライにもシュリンプ系のフライにもよく反応します。

フラットではリーフではなく泥を運んでくる河口がらみの汽水域の方が多く、クロダイと同じく膝下の水深をサイトフィッシング及びテイリング撃ちで狙うことができます。

フライタックル

広大なフラットがある大きな島で狙えることもあり、サイトフィッシングとテイリングどちらにも対応する必要があります。また、マングローブ帯や岩礁帯の浅瀬で狙う必要もあるので、その場合はストラクチャーギリギリを手返しよく釣る必要があります。

フラットではフライを魚の目の前に丁寧に置く必要があり、ストラクチャーの場合も隠れている場所からあまり長くフライを追わないので、マングローブや岩ギリギリを正確に手返しよく釣っていきやすいシングルハンド6番のフローティングラインベストタックルです。魚からフライだけが見えている必要があるので、ロッドと同じ長さのフロロカーボンのテーパーリーダーにティペットを5-8フィート継ぎ足します。

フライ選択とプレゼンテーション

その場のチヌの食性に応じて合わせる必要があるので、暗い色の底にはダークブラウン系、砂混じりの底にはタンカラーと、チヌの餌となっているカニやエビのイミテーションを丁寧にプレゼンテーションします。他のクロダイ属の魚と同じくフォーリングには非常に反応が良く、カニに似せる時は一度底までフォールしてから気づかせるために少し引きずってチヌにピックアップさせます。エビに似せる時は魚の居着くタナよりもやや浅めで短いストリッピング&ポーズを繰り返して追い食いさせます。

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