Neversink Zacco 不沈ミニペンシル・サスペンド
「不沈ミニペンシル」のサスペンドタイプです。フォーム材ではなくエッグヤーンをアンダーボディに使うことでマイラーチューブの隙間から入った水が染み込み沈み加減を調整することができます。フローティングタイプは沈めた後に浮上するジャークベイト的な使い方ができるのに対し、ペンシルの動きのみなので魚がナーバスな時はこちらを使います。
湖ではワカサギ、川では稚鮎やオイカワ、海ではカタクチイワシ・トウゴロウイワシ・キビナゴ。
本物の小魚が仲間と勘違いして後についてくるリアルさ、適当に放っておいても魚が出るアピールを、最小限のマテリアルで達成します。
ワンポイント
ボディの準備
ハックルプライヤーやスレッダーなどを使ってエッグヤーンを引っ掛けてマイラーチューブの中へセットします。テール側に瞬間接着剤をつけてスレッドで袋しばりにすれば準備完了。
ヘッドのコツ
フックアイから5mm程度のスペースを残してボディを止めたら、スレッドで綺麗にならしておきます。
シールアイの中央がボディとヘッドの境目にくるようにセットしたら、UVレジンで上側・下側をそれぞれテーパー状になるように成型します。一気にやろうとせずに片側ずつ丁寧に作れば難しくありません。最後にアイの周りを固めておしまい。
マテリアル
- フック:がまかつB10S #2、5cmサイズを作る時は#4
- スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 8/0 ホワイト
- オーバーボディ&テール:マイラーチューブ・パールL(直径6mm)、5cmサイズを作る時はM(直径4mm)
- アンダーボディ:エッグヤーン ホワイト
- アイ:シールアイ5mm、5cmサイズを作る時は3mmのアイ
- コーティング:UVレジンソフトタイプ
ツール
UVライトとUVレジン
ヘッドを固めるのに必要です。ストリーマーだけでなくニンフなどのヘッドセメント代わりにしたり、必須アイテム。
カラーリング用の油性カラーマジック
マッキーが一番使いやすいです。
使い方
浮いた状態から沈める場合はキャストする前にボディから水を絞ってください。速く沈める場合は濡らしたままにします。
ルアーのペンシルを使ったことがある方は、そのままのメソッドを小魚で行う感覚でやってみてください。
使い方:サスペンド、別名「ほっとけペンシル」
このサイズのベイトフィッシュを捕食していることが確認できる場合、フライをターンオーバーさせて魚の視界内へ入れたら、魚へのアピールと水への馴染ませのため、一回だけ長めにストリップして水をくぐらせて「泳がせ」を行ってから放置します。反応が無い時は再度長めにストリップして再びポーズ。反応が無ければスレるのを防ぐためにピックアップして別の魚へアピールしてください。バスやブラウントラウト、イワナなどの待ち伏せ型の魚は底から狙いを定めると一気に浮上してきますので、気をぬかずに失敗したらやり直してください。
使い方:カウントダウン&サスペンド
魚の着き場所が深い場合、インタミやタイプ2などのラインを使い、着水後の泳がせアクションを一度加えたら狙いのタナまでカウントダウンしてラインごと沈めて上記サスペンドと同じ誘いをかけていきます。
使い方:スイング
狙った魚の着き場所がシェードや岩の場合、流れの奥へキャストしたあと、流れに乗せてから扇を描くようにスイングさせます。落ち鮎を狙っているシーバスや磯や珊瑚礁で流れてくる小魚を狙っている魚には非常に効果的です。
戦績
- ブラウントラウト、レイクトラウト、ニッコウイワナ
- シーバス、スモールマウスバス、ラージマウスバス
- 青物
- ハタの仲間
タイヤー
この記事のディスカッションに参加する | Join the Discussion
東京フライフィッシング&カントリークラブのFacebook グループ「Friends Lobby」ではメンバー以外の方とのディスカッションも行っています。気になる情報や質問などはこちらまで!