ハーディーズ フェイヴァリット改
オリジナルは1872年にハーディーの創始者兄弟の一人、ジョン・ハーディーによって発表されたウェットフライで、ハックルは当時パートリッジを使っていたものがヘンネックに変更されていった以外はほぼ当時のスタイルで今も現役で使われているクイルウイングのウェットフライです。

開業当初からハーディーはタックルを販売するだけでなく、よく釣れる完成品フライをシーズンごとにセレクト展開していましたが、このフライは名の通り永年定番として残り続けてきた、150年以上の歴史を持つ鉄板ウェットフライ。これを競技用バーブレスフックのバランスに合わせてアレンジしたフライとなります。
構成と特長
全体のプロフィールはカディスやヤゴ、テレストリアルのイミテーションとして機能しつつ、クイルウイングが水流を捉えて狙ったレンジへ沈んでからのターン&スイングを可能とし、ゴールデンフェザントのティペットが水中で震えて魚を誘います。
ウイングは浅いレンジで使う場合はヘンフェザントやターキーなどの柔らかいマテリアルを使いますが、本流などでしっかりと沈めたい場合は、ウイングの角度を開くか、硬いピーコッククイルを使ってください。
ステップ解説
ゴールデンフェザント・ティペットをステムから切り離さずにフックに当てて適切な取り付け位置を確認したら、先端がずれないように切り出してフックシャンク最後端へ固定します。余分な部分はスロートハックルを取り付ける位置でカット。

フロスを同じ場所のシャンク下側に取り付けたら、同じくスロート位置で余分をカット。

フックサイズに応じて3、4本のピーコックハールの束の先端を揃えてシャンク上部へ取り付け、同じく余分があるようであればスロートの部分でカットします。

ボビンを反時計回りに回転させてスレッドをフラットにしたら、スロートハックルを取り付ける予定の位置まで巻き潰します。

ハール同士が潰しあってボリューム痩せしてしまうことを防ぐため、ピーコックハールの束をハックルプライヤーでまとめて掴んで固定します。

隙間を空けないタッチ&ターンを逆回転でスロート位置まで巻き付けてボディを形成します。

フロスをシャンク後端で正回転で一回巻き付けてから、ボディをリビングして補強します。

スロートハックルを取り付けます。

2回転程度でスロートを形成したらスレッドで固定してカット。はみ出た部分はスレッドで巻き潰して綺麗にしておきます。

フックのゲイプ幅の一番太い部分に合わせた幅でウイングで使う部分をクイルから毟り取ります。

左右ペアになるように用意したら、先端を揃えて反りの凹み部分で合わせて一つのウイングパーツにしておきます。

両手の親指と人差し指を使ってフライの上にウイングパーツを当てながら、ウイングの位置を決めます。ウイング先端がやや下を向くように調整したら左手をペンチ代わりにしっかりとホールドしておいてから、指の隙間にスレッドを滑り込ませて、ぐるっと輪っかの状態でスレッドをウイングパーツに当てておいてから、ゆっくりと空気を抜くようにしてスレッドを締め込みます。

そのまま仮止めで3回転スレッドをタイトに巻き付けたらば、正しい位置についたか確認します。

バイスヘッドを回転させて真上からも位置が中央になっているか確認します。正しくない場合はスレッドを解いてやり直します。

先の尖ったシザースまたはレイザーでウイングの余分をカットしてから、スレッドで巻き潰して綺麗に整えます。

そのままスレッドを使ってヘッドを形成します。

ウィップフィニッシュしたら、ヘッドセメントや瞬間接着剤などで固着させ、UVレジンでコーティングして完成。クラシックなフィニッシュにする場合は、バーニッシュを付けて固着させます。

バリエーション
本流などで深いレンジまでしっかりと沈めたい場合は、アップライト気味にウイングを調整するか、ピーコッククイルなどの硬いクイルを使って水流を受けやすくします。

マテリアル
フック:ドヒーク HDS #12、HDN302 #8-10
スレッド:テックストリーム スタンダードスレッド8/0 ピーコック
テール:ゴールデンフェザント ティペット
ボディ:ピーコックハール サイズに応じて3,4本を束ねる
リビング:テックストリーム ポリフロス ワインレッド
スロートハックル:インドヘンネック ファイヤリーまたはモトルド系
ウイング:ヘンフェザント クイルまたはターキークイル
ストレッチ性・滑りづらさ・細さを兼ね備えたスレッドは近日発売予定!
ツール
バイス
3種類のバイスヘッドを使い分けて、ミッジからチューブフライまで巻くことができるペデスタル型バイス
ハックルプライヤー
ピーコックハールを束にしてホールドする時や、スロートハックルの巻き付けに便利。
シザース
先端がピンセットのように細く、ウイングのカットや細かい部分のクリーニングにとても便利なシザース。
使い方
魚がテレストリアルやカディスにライズしている場合は、シングルフライでナチュラルドリフトさせて使います。
スイングの釣りで使う場合は状況に応じてこのフライを2つWウェットに組んで使います。
戦績
- ヤマメ、アマゴ
- ニジマス
- ブラウントラウト
- ブルックトラウト、ニッコウイワナ、エゾイワナ
- スモールマウスバス
タイヤー
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