エルクボディCDCスペント
ベースは忍野のレジェンド故・渡辺さんの「ヒメカゲロウ対策ケニス26番」。
これのフッキング・浮力・見やすさ・巻きやすさを考慮して、忍野でひたすら「微細な吸い込みライズ」を観察しながら現場でフライを巻く「野巻き」で完成したのが、「どうしてもヒメカゲロウへのライズが取りたい」方に捧げる。このマイクロ・ドライフライです。
エルクヘアとCDCで浮力を維持して、アントロンヤーンのウイング以下、水中部分を支えます。
ステップ解説
C12-BMをジョーへセットしたらシャンクに瞬間接着剤を塗って22/0 GSPスレッドを取り付けます。
大まかな詳細はこちらのパターンと同じですので参照ください。
スペントの場合は水中部分のアピールが重要なので、ダンよりもよりフックポイントに近い場所へテールを取り付けます。
エルクヘア2本抜き出したらば、先端を揃えてV字にテールをセット。残りの部分を2本束ねた状態でアイから1/3の場所までボディとして巻いたら、保護のために上から瞬間接着剤を塗り乾かします。
CDCをセットしたら、ソラックス部分へアントロンヤーンを襷掛けに巻き留めます。
CDCを折り返して浮力体としてのウイングケースを形成してウィップフィニッシュ。
CDCの余分をシャンクーフック間の長さ以上残してカット。アントロンヤーンのスペントウイングを整えて
マテリアル
フック: がまかつ C12-BM ラージアイ #26
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 22/0
テール&アブドメン: エルクヘア クリーム2本
ウイングケース・ポスト: CDC1枚
スペントウイング: テックストリーム アントロンヤーン
ツール
豆サイズのフックを掴むのに便利なハックルプライヤー。
適時ハケで塗りながら使える便利な瞬間接着剤。
エルクヘアの先端を揃えるのに便利。
使い方
現場のヒメカゲロウの流下を確認してから、ダンかスペントかを判断して、ダンが抜けていないようであればスペントを選択します。
スペントウイングに水をつけて沈みやすくしてから、CDCの部分にのみパワーフロートを塗って浮力を維持させます。
このサイズのドライフライの特徴として、フライサイズに対してドラグの影響が大きく出ます。
慣れないうちはティペット長めにセットした状態をダウンクロスにキャストして上流側にメンディングしてライズする魚へプレゼンテーション。
慣れてきたらアップクロスにキャストしてスタックメンディングしながら狙った個体を仕留めます。
注意点としては、マイクロサイズのハッチを食べ続ける魚は口を閉じませんので、タイミングを見てフックセット必須です。
戦績
- ニジマス
タイヤー
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