コーンドッグ(テンプルドッグ改)
北欧ではアトランティックサーモンやシートラウト、PNWではスティールヘッドや遡上型トラウトを狙うのにポピュラーなチューブフライ「テンプルドッグ」。スウェーデンのミカエル・フローディンとハーカン・ノーリングが同時期に考えたと言われていますが、水流の中での動きの良さと水馴染みの速さを両立させるため、最小限のヘアマテリアルでニシンサイズの魚からエビまで表現できる、カラーを変えることでいろんなベイトのイミテーションとして機能する、まさにチューブフライのお手本のようなパターンになっています。

筆者もワシントン州の親戚から5cmサイズの小型を分けてもらって、流しやすくよく釣れるフライで、国内では本流のニジマスやブラウントラウトの釣りに使っていたのですが、どうも日本の川の流れの速さと狭さではマテリアルのボリュームの多さとウェイトの少なさでレンジに入っていかないので使いづらい・・・。同時期に大量に分けてもらったコーンヘッドの使い道がなくて困っていたら、パイクで使うストリーマーをバルキーに巻くときに「エラを張る」ためにマイラーチューブを山形に膨らませてショルダー(土台)にすることを思い出して、「これ使えばショルダーとウェイトを兼ねるじゃん」と気づき、コーンをボディの中に仕込むことで、よりスカスカのマテリアル量でもフワッとさせられるテンプルドッグのアレンジ版ができ明日。駄洒落でコーンドッグと名付けました。

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構成と特長
小魚や甲殻類を捕食する・記憶をもつ魚であれば遡上魚でなくても、湖のインレットやスモールマウスバスまでアピールする要素を持っています。同時にジャングルコック・アイをつけることで幅広くアピールするストリーマーとなっています。
コーンドッグはテンプルドッグよりも素早く沈めたいこと、シングルまたはダブルコーンヘッドを変更しやすくするためにウイングの前にハックリングしません。ストリーマーというよりも5cm程度のマイクロチューブで大型ウェットフライにアレンジしてあります。
ヘアマテリアルを変更することでより長いボディにも対応します。
ステップ解説
プラチューブにジャンクションチューブを差し込んだら、チューブフライ・ツールへ差し込んでバイスへセット。スレッドを重複部分にした巻きして固定しておきます。

好みのフラットティンセルを取り付けて、重複部分にぴっちり巻いてタグを形成します。

テール用のアークティックフォックスを取り付けたらスレッドで巻き潰してから、反時計周りにしてフラットになるように巻き整えておきます。

フラットティンセルをショルダー位置まで巻いてボディを形成したらハーフヒッチ2回で瞬間接着剤を塗って固定してしまいスレッドをカットします。

ショルダー用のコーンヘッドを押し込んでから、再びスレッドを取り付けてコーンヘッドがずれないように固定しながらハックルを乗せる下巻をします。

下処理をしたハックルの1枚目を根本の方で巻き留めます。必ず軸を折り返して抜けないように固定します。

ハックルプライヤーでしっかりと保持しておきながら、コーンヘッドのショルダーに押し付けるように後方へなでつけながら2−3回転ハックリングします。巻き終わったらスレッドを根本へ入れて姿勢が崩れないようにします。

2本目のハックルも同様にします。

ブラッシングしてハックルを馴染ませます。

コームで後方へなでつけたら、長く切ったティンセルを折り返してテールより少し長めになるように取り付けます。折り返したものを2セット取り付けます。

ウイングとなるアークティックフォックスを巻き留めてから、円盤形状になるようにスレッドで整形しながら巻き留め、余分をできる限り綺麗にカットします。

適当な大きさのジャングルコックアイをペアで抜き出して下処理しておきます。

左右対称の位置に取り付けて固定して余分をカットします。

ヘッドをスレッドで綺麗に整形してウィップフィニッシュします。シングルコーン版はここまで。

ダブルコーン版はヘッド用のコーンヘッドを止まる位置まで押し込みます。押し込みすぎてヘッドを壊さない程度にしてください。

シングルコーン、ダブルコーン、どちらもチューブの端を2-3mm残してカットして

ライターで炙って末広がりに丸めたら熱いうちに、

素早くチューブフライツールに差し込んで穴が閉じないようにして完成です。

トレーラーフックはドヒークHDG645の8番または10番をダブルタールノットで結ぶのがおすすめです。

サイズアップ版は今後シーバスなどを相手に実験してみます。
マテリアル
チューブ&ジャンクションチューブ:ストンフォ チューブフライキット:コーンヘッド
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド14/0 (50D) ブラック
タグ&ボディ: テックストリーム ホログラフィック ファイバー
テール:アークティックフォックス
ハックル:スペイコック(シュラッペン)を2色選ぶ
アンテナ: テックストリーム グリッタースレッド
ウイング:アークティックフォックス
アイ:ジャングルコック アイ
チューブ、ジャンクションチューブ、コーンヘッドまでセットになったお得なキット。
フラットでノン・ストレッチかつ小型のチューブフライに最適な14/0も揃っている、最適なGSPスレッド
鱗のようなランダムな煌めきが演出できるホログラフィック処理されたフラットティンセル。
発色が綺麗なアークティックフォックスとシュラッペン。
ティンセルとしても使える便利なグリッタースレッド。
グレード別のジャングルコック・ケープ。
ツール
3種類のバイスヘッドを使い分けて、ミッジからストリーマー、チューブフライまで巻くことができる万能ペデスタル型バイス
テンション調節機能がついていながら、回転させた時のバランス出しもされており、軽量でチューブフライを巻くのが楽なボビンホルダー。
フラットに使えてノン・ストレッチのGSPスレッドはチューブフライに必須!
先端がピンセットのように細く、ウイングのカットや細かい部分のクリーニングにとても便利なシザース。
ブラシとコームがセットになった、手放せないツール。
ヘッドのコーティングを素早く綺麗に行えるUVレジン。ハケ付きの遮光ボトルを用意しておいて、ハケの先端をハサミで細くカットして狭い箇所でも使いやすくしてから、レジン液を移します。
使い方
河口の回遊ルートや湖のインレットなど、流れが合流するベイトが集まりやすい場所で使います。
魚が潜んでいるカレントへキャストして馴染ませてフォール&ドリフトさせてから、定速スイングとストリッピングを組み合わせて誘い出します。深い場所ではダブルコーンを使い、カウントダウンしながら狙ったレンジに到達してからアクションさせます。
戦績
- ニジマス
- ブラウントラウト/シートラウト
- ドリーバーデン
- スモールマウスバス
タイヤー
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