フライフィッシング四方山話#1 – 瞑想のためのフライフィッシング?
2007年頃から英語と日本語でいろんな記事を書いてきましたが、「役に立つことだけ書こう」とか「しっかり調べたことだけ書こう」と思うのですが、それだけ続けようとするとメモを取っておくのもなかなか大変です。今回コロナ危機で暇になった国内外のフライフィッシング仲間たちと何年かぶりに話すことが多く、その中の一人から「細切れになった考えもチリも積もると誰かの役に立つかも知れないよ」とのことなので、「四方山話(よもやまばなし)」というカテゴリーにて断片的な考えも書き綴っていこうかと思いますのでお付き合いいただければ幸いです。
というわけで第一回目の今日は「瞑想」というテーマです。
瞑想が必要な時
そもそも退屈な日常から逃れるためにフライフィッシングをやっているはずの私たち。しかし、それを続けているうちにいろいろなこだわりが身についていき、フライフィッシングをしていても煩悩からは逃れられなくなります。「良い釣果」「さらなる飛距離」「テクニック向上」「新しい魚」「新しいフライ」「新しい道具」「足跡を残したい」「人づきあい」などなど・・・。
本来は釣竿を抱えて自然の中で暮らす魚と出会いに行くだけの単純な事がいつしか煩悩でがんじがらめになっていることってあると思います。そんな時こそ瞑想の出番です。
どうやって瞑想しよう?
とはいえ、いきなりやろうと思っても思い浮かばなかったので、仲間に「何をしていると瞑想できるかな?」と聞いてみました。
「目の前のライズにマッチザハッチしていると何時間でも飽きないよね?」
「サイトフィッシングで同じ魚を諦めずにずーっと狙っていると頭が空っぽになる」
「ひたすら湖岸でロングキャストして引っ張っている時の一体感がたまらん」
「フライを巻いて巻いて巻き続ける」
「GTが現れるまでひたすら水面を睨み続ける」
「eBayで欲しいタックルをずっと探している時」
・・・うーん・・・どれも瞑想と言うよりも「煩悩の真っ最中」な気がします。結局、「自分」という概念から解き放たれないとダメなのか・・・。どうやったらできるんだろう・・・。そんな事をぼやいていたら、スチールヘッダーの友達が面白いビデオを教えてくれました。
自宅で瞑想できるフライフィッシング映像?
このビデオはただひたすら誰かが川でフライフィッシングをする様子を撮影したまんまなのですが、意識を開放して川のせせらぎ、鳥の声を聞いていると瞑想に入れると思います。この映像を見ても「あ、あそこに魚が!」とか「おい、そこを流すべきじゃ無いだろ!」とか考えてはいけません。ひたすら開放するのです。そうしたら最低でも10分間は見続けてください。
見終わった後どうでしたか?
私は自粛生活でたまったらしい、頭の中のモヤモヤがすっきりしました。
え?
寝た?
・・・
そう言わず
ぜひお試しを!
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