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小笠原諸島へ遠征:1日目

2020/11/25GT,ソルトフライ,フライフィッシング,ボーンフィッシュ,小笠原,小笠原海運,東京港,,竹芝桟橋,遠征

東京都の小学校で育った人間の脳裏に必ず焼き付いているのは、ずっと南の海に存在する「小笠原村」という僻地のこと。大都会の「23区」じゃなくて、たまに遊びに行く「多摩部」でもなくて、太平洋に浮かぶ「島嶼部」の最南端。いつかは行って見たいと考えていても、片道25時間の船旅は簡単に決められるものではありません。

しかし、小笠原と言う場所は東京都であるにも関わらずアメリカのフロリダ州と緯度が近い関係で、「ソトイワシ」すなわちボーンフィッシュが釣れる実績もあれば、GTやイソマグロといった強暴なゲームフィッシュたちもいる世界です。「いつかは釣らねば・・・」と頭の片隅に留めておいた月日は流れて、突然チャンスは訪れました。

「東京」の全域をカバーするために

そもそも「東京」という看板を背負ったクラブを運営する以上、メンバーの誰かが島嶼部も釣らなければ、東京を全て見知ったことにはなりません。伊豆諸島南部は2010年の「三宅島&御蔵島遠征」でカバーしましたので、比較的行きやすい伊豆諸島北部は残しておいて、一気に小笠原諸島へ行こうと決めました。遠征用の荷造りはいつでもいけるようにあらかたプランしてあったので、フェリーと宿を予約して決行です。

旅の始まり

山手線・浜松町駅から歩いていける東京港・竹芝桟橋からはフェリー航路が3つ利用できます。東海汽船が運営する「東京-神津島航路」では、伊豆諸島北部の島々へ行くのにジェット船か大型客船かを選ぶことができます。同じく「東京-八丈島航路」は伊豆諸島南部へ前回の三宅島・御蔵島へ行くのに利用しました。今回利用するのは小笠原海運の「東京-父島航路」で、父島の二見港で「父島-母島航路」へ乗り換えて母島まで一気に移動します。

「おがさわら丸」は予定通り10:30に出航して私の小笠原遠征の旅が始まりました。これから25時間もロクに携帯が繋がらない海の上ですが、酔い止めも用意したし読みたい本も用意。さらに船内ではお酒も買えるので大丈夫でしょう。
その道のりの長さを地図として見ても、こーんなに・・・

先に浮かぶ島々なのです。

出発間際までバタバタと忙しかったので、出航してすぐに爆睡してしまい、目を覚ました時にはすでに…

外洋に出ていてデッキから見渡す限り水平線です!この旅はただの釣りだけでなく、何か大きなものとの出会いが待っている期待が高まります。母島産のラム酒と葉巻でこの瞬間に乾杯しました。