TFFCC ONE FLY 2014
部活のマネジメントをすることは孤独な作業ですが、みんなが集まるアクティビティーで盛り上がることを考えるとワクワクしてきます。とはいえ、メンバーみんなが全く異なる背景からやってきた東京フライフィッシング&カントリークラブのメンバーが一緒に楽しめることを見つけるのは大変なことです。ONE FLYは釣りに行かなくてもみんなが楽しめることを目的に不定期で実施しています。
ONE FLYのルール
- そのシーズンに実際に使ったものと同じフライであること
- そのフライを指でつまみながら、カメラに対してそのストーリーを紹介すること
- 紹介が終わったら、エントリートレイにそのフライを提出
- 全員のエントリーが終わるまでこれを続ける
- 各自がTOP3のフライを選ぶこと、1位は3点、2位は2点、3位は1点
- 獲得した持ち点が最大のアングラーが優勝となり、記念にトレイのフライを持っていく
ONE FLY – 2014年のエントリー
今年は全部で8名がエントリーしました。7名は渋谷のイングリッシュパブ「アルドゲート」での飲み会でエントリー。イギリスのチャーリーはビデオメッセージでエントリーです。参加者の国籍を見ると、フランス、スコットランド、イングランド、アメリカ合衆国、そして日本。ワールドカップのようですが、優勝するのは誰でしょうか?
- “Fat Boy “by Martyn Whit
- “French Wooler" by Keisuke Edwin Ichinose
- “Pink Leg Nymph" by Seiichi Komatsuzawa
- “Cricket" by Dwayne Morris
- “Elkhair Hobbit" by Craig Dionne
- “T-1000" by Jean Lou Jamelot
- “Penetrator" by Hideto Edward Yoshida
- “Muskrat" by Charlie Snowdon
ONE FLY – 2014年結果
今年のTOP3の発表です。
第3位: Fat Boy – 6 Points
住民投票で独立を僅差で逃したスコットランドですが、真夏の房総半島の離れ磯でフライロッドを振り続けてシイラをキャッチした男のおかげで名誉は保たれたようです。
第2位: Cricket – 7 Points
なんとフライタイイングを初めて1年目のアングラーがこのフライを巻いたなんて信じられますか?アートとは経験やスキルだけでなく、イメージ力と繊細な手作りによって生み出されるものなのかもしれません。このフライ、マスにも強烈に効きますが、黒光りする見た目により、作者のご家庭でも奥様の強烈な悲鳴を作り出すのに役立ったようです。
優勝: Elk Hair Hobbit – 19 Points
なんと独走状態で19点も獲得したこのフライ。平均点が6点しか取れないONE FLYでそれだけの大きな成果をあげるということは、どれだけストーリーを伝えるのが上手かということにかかっています。作者が日本滞在中の英文学の大学教授であると知っていれば、みんなもっと上手く話をするように準備してきたでしょう。「ホビット」という名前もキャッチーです。
TFFCC ONE FLY 2014 Champion – クレイグ・ディオン
次の予定: 2015年大会
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