多摩川をパックラフトでダウンリバー
中洲でデイキャンプをしつつフライでオイカワを釣る休日
パックラフトは3kgほどのバックパッキング可能なゴムボートだ。
パドルも4分割でパッキングできる。
ダウンリバーをしてみると釣りにはかなりのメリットがある。
魚がいるであろう場所を狙うのではなく、その日魚がいる場所を目で確認することができる。
無駄にパドリングをせず、流れのまま流されていくと、流れの中にいる魚を確認することができる。
そして、最大のメリットはオカッパリやウェーディングではたどり着けないポイントを開拓することができる。
この日は多摩川の中洲でデイキャンプをしながら オイカワに遊んでもらう計画を立てた。
パッキングした荷物を担いで電車に乗る。
車ではなく、電車で行くのは川原でビールが飲みたいからだ。
スタートは登戸。 ゴールは丸子橋。 3時間ほどで下れる 適度な距離感。
大きな都市河川は駅から川へのアクセスが良く、バックパッキングできるパックラフトは好きなところからスタートして、好きなところで撤収できる。
この日は気温も暑く、短パンにTシャツパドリングシューズ カヤック用のPFD(救命胴衣)にキャップという出立ち。
川を下ると水面を通る風と適度にかかる水飛沫が気持ちいい。
スタートからしばらくして居心地の良さそうな中洲に上陸する。
オイカワの好みそうなチャラ瀬もあり ここでデイキャンプすることにした。
時間も早く、オイカワのライズもまだないので ワンポールテントを立ててカップラーメンとビールで一息つく。
誰も入ってこない中洲の川原を独り占めする時間。 のんびり川面を眺めているとオイカワのライズがはじまる。
今日のロッドは#3の5ピースグラスロッド ライズを横目にラインを通し、フライを結ぶ。
荷物は最小限にしているのでフライボックスは一つだけ。
その中の22番フックに巻かれたピューパをチョイス。 ティンセルのボディにピーコックを巻いたシンプルなフライ。
ダウンクロスでフライを流す。スウィングさせていくと 流心の脇でツツツっとラインに出るアタリ。
ラインをたぐると婚姻色が出た夏色のオイカワが釣れた。
フライを流す度にアタリがあり、遊んでもらった。 30尾ほど釣って納竿。
のんびりと一人の時間を満喫した後 テントを撤収して、パッキング。
パックラフトでゴールを目指す。
程なくして今日のお手軽な川旅は丸子橋にてゴール。
パックラフトをたたみ、全てをバックパックに収めて駅へ向かい帰路に着いた。