伊豆一泊ランガンの旅 – 一碧湖、河津川河口、青野川河口
(2016年の英語の投稿の日本語版です)
7月と8月は自分の会社のアウトドア製品のためのイベントのために目まぐるしい忙しさでしたが、キャンパーバンを持っているメリットを活かせたのも事実です。普段は移動オフィス兼ショップとして使っていながら、予定が終わり次第そのまま釣りに行けるので、今回もその流れで伊豆までヒラスズキ を狙いにやってきました。
伊東:大川の河口と一碧湖
初日は夕まずめに伊東大河の河口でシーバスを狙おうと思っていたのですが、橋脚の工事や浚渫工事のために川が変貌してしまってとても釣りにはならなそうです。コイは泳いでいましたが、橋より上流は禁猟区なのでさっさと見切りをつけて日が落ちる前にブラックバスを狙いに一碧湖へ向かいました。
浅瀬から落ちてくる栄養たっぷりなテレストリアルを待つ大人のバスたちのフライへの反応はすこぶる悪く、ミミズ・パターンのフライやウェイトは用意してこなかったので、ガートサイド・ガーグラーをセットしてナーバスウォーターを探します。派手な水音を立てているバスらしき魚を発見しましたが、派手であるほど魚は小さいもの、今回も・・・
期待を裏切らず掌サイズのバスが連発なので適当に切り上げて車中泊スポットである河津川の河口へ向かいました。
河津川河口
夜寝るときは気づかなかったのですが、早朝起きてみるとサーファーでぎっしり!河口の先の磯で魚の気配がありますが、アウトドアスポーツ愛好家同志の暗黙のルール:安全第一でここは諦めます。何年もサーフィンをやっていませんが、楽しそうだなぁ・・・。サーファーの友達から情報をもらってサーフの釣りをやってた頃が懐かしい。
みんな波のある方へ行ったので、満潮から下げのタイミングで河口にポイント取りします。
川岸はゴロタの場所で3mあるかないか、護岸の場所はバックスペース「0」ですが、こう言う場所こそツーハンド&スカンジナビアンの出番です。S2/3のスカンジ・ヘッドをセットして、落ち鮎パターンに巻いたEPミノーを結びます。
日が出てくる前に、65cmサイズのヒラスズキ と見られる体高のある魚が川を上がっていって、あまり長くステイせずに海へ戻っていってしまいました。フライをスイングさせ続けましたが無反応。
そのあと、しばらく経ってから15-20cmサイズのセイゴの小さい群れが入りましたが、フライをアイス・マラブー・チャーリーへ交換しますが、チェイスはするけどフライが浮き上がってしまったり減速するタイミングでUターン続発です。ヒラらしい行動ですが、唯一マテリアルを咥えるところまでいった魚のヒレが黒かったのでやはりヒラセイゴでした。
朝の時合いが終わってしまったので車へ引き返して先へ進みます。今回の旅では前から気になっていた「伊豆のマングローブ・リバー」の青野川を偵察しに行くのです。
青野川河口
伊豆・青野川は弓ヶ浜へ注ぐ汐入の河川ですが、1950年代に種子島のメヒルギが移植されて繁殖しています。マングローブの北限と言われています。
もちろん良い魚がいたら狙うつもりでシングルハンド4番のフライロッドを抱えて港がある河口の方へ歩いていったら、漁港側の水面にナーバスウォーターを発見しました。豆シュリンプをキャストしてそっとリトリーブしてきたら釣れたのが、イシダイの子供!
マングローブ帯は護岸で囲われてしまうらしいので、沖縄のような環境は未来にならないと期待できなそうですが、いつかここでギンガメアジが釣れたりするのでしょう。
帰りにはもう一度だけ河津川の河口をトライしてみましたが、生命反応なし。
キャスト練習には非常に良い環境なので、そのうち通ってみるかもしれません。
釣果&タックルデータ
一碧湖:シングルハンド6番
- 魚:ラージマウスバス 10-15cm x 5
- フライ:ガートサイド・ガーグラー#12
- リーダーシステム:テーパードリーダー 9フィート、8lbティペット4フィート
- フライライン: Scientific Anglers Frequency Intermediate WF6
- フライリール: Tibor Back Country CL Wide
- フライロッド: R.L. Winston Boron II-MX 906-4
青野川:シングルハンド4番
- 魚: イシダイ 7cm x 3
- フライ: マイクロUVシュリンプ #26
- リーダーシステム:テーパードリーダー 9フィート、4lbティペット4フィート
- フライライン: Scientific Anglers Area Booster Floating WF4/5
- フライリール: Nautilus FW 5/6
- フライロッド: TFO Jim Teeny 904-4
河津川:ツーハンド番スカンジナビアン
- 魚: ヒラスズキ x 0、無視とUターン
- フライ: アイスマラブー・チャーリー #8, EPミノー #4
- リーダーシステム: テーパードリーダー 12フィート、8lbティペット4フィート
- シューティングヘッド: Scientific Anglers Atlantic Salmon S2/3 400グレイン
- シューティングライン:Ken Cube EXシューティングライン フローティング
- フライリール: Hardy Ultralite 6000DD
- フライロッド: Beulah Platinum Spey 6wt 12’6"