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北海道ツアー番外編:十勝&日高 – 「超ウェット」フライ

2020/11/25ウェットフライ,スイング,ニジマス,フライフィッシング,ブラウントラウト,ヤマメ,北海道

7月の北海道ツアーの終盤で故障してしまった愛車の修理が完了し、自分で運転して帰るために羽田空港から空路で十勝入りしました。今回は土曜日の朝に飛行機で現地入り、日曜日の夕方のフェリーで戻ってこないとならないのであまり余裕が無いスケジュールです。米軍との間の協定成立のおかげで羽田空港から離陸した飛行機は一直線に北へ飛べるので、眺めは最高!

空中を飛んでいる実際のフライトタイムは1時間弱で、あっという間に北の大地が視界いっぱいに広がります。

到着してから空港からタクシーで自動車工場へ向かう途中、途端に雲が広がってきました。どうなるのでしょうか・・・?

リザルトで愛車と再会

自動車工場「RESULT リザルト」は元レーシングチームの整備担当の社長がやっているショップだけあって、パーツ手配も早くて、しっかりと修理が終わっていました。色々と話していたら意気投合してしまい、あっという間に3時間ほど過ぎてしまいましたが、お腹が空いたのと空模様が怪しくなってきたので切り上げることに。

十勝市内の「なごやか亭」で遅めの昼ごはんを済ませてから、ポイントマップを見渡してから入る場所を決めます。この日の十勝では夕まずめの大物狙いだけやるつもりです。

十勝川でウェットフライ

前回は水位が高くて攻めきれなかった十勝川のポイントを責めることに。しかし到着する頃にはポツポツ降っていた雨が本格的に降り始めています。攻めたかった場所やアタリの出た場所を丹念にスイングしますが、徐々に水嵩が増えていく現場・・・。

シンクティップは調整済みなので良い場所を流せているのですが反応が出ません・・・。そうこうしているうちに濁りが入り始めたので、完全に暗くなる前に天気予報とマップを見ながら作戦の練り直しです。

天気予報レーダーを見ると・・・なんと十勝平野は山から海まで全面的に雨雲でズッポリ・・・。夏と秋の境目に来てしまいました・・・。でも日高山地の反対側は雨雲が薄そうです。向こうならば午前中に釣りしてからゆっくりと苫小牧へ移動できます。というわけで一気に日高に向かうことにしました。

日高へ大移動

十勝清水ICから道東自動車道に乗って一気に西へ大移動。占冠ICで降りて南下していきます。夜なので地形を確認することはできませんが、流沙川というなかなか良さそうな川が並行して流れています。途中休憩して情報を見ると「ヤマメの川です」としか出ていないので、頑張って新冠の道の駅へゴール・・・。晩ご飯を作る時間もなかったので、途中のコンビニで買ったみたらし団子でさっさと寝ます。

静内川リターン

目覚ましを朝4:00にセットしてそそくさとお気に入りとなった静内川へ。天気が悪いせいか今日も一番乗りです。悪天候で大物が出るチャンスにかけて、ウェットフライは#6で勝負。

支度をしてさあ釣ろうと思ったらここも雨が降ってきました・・・。改めてお天気レーダーを見ると・・・。

悲しいことに完全に秋の天気図に追いつかれてしまいました・・・。水かさが心配ですが、まずはダム下を。

やはりこの日も遥か対岸の流心のそばだけでブラウンのライズがあって、とても届かない距離なので諦めます。200mくらい下流の流れが緩くなる場所へ行きますが、この日も豆ブラウンと思しき魚たちのフライへのアタックはありますが#6サイズのフックなので全くフッキングしません。こいつらが活発になっているところが気になって大きめのブラウンが寄ってくることを期待したのですが、いつまで待っても状況が変わらないのでポイントを変えることに。

一旦車へ戻り、少し下流へ走ってから前回は先行者がいて攻められなかった静内川とシュンベツ川が合流する本流カーブを狙いにいきます。雨で増水して小さめの魚たちが支流へ逃げ込むところを大きいブラウンが狙いにいくかもしれない・・・そんな作戦です。フライはスイングリーチのオショロコマカラーを巻いてあったので、これでひたすらフィッシュイーターを狙います。

しかし、スイングすれどスイングすれど大きい魚のボイルやチェイスは一切なし・・・。でもせっかくなので600mくらいのランを終わりまでスイングしていきます。水量が増えて流れの押しも強くなり、とても魚が出そうな雰囲気はありませんが、一度だけ岩陰から30cmくらいの魚がストリーマーをチェイス。

このままで終わるとボウズで終わってしまうので合流点へ戻り、私の中では「餌」と化しているフェザントテール&パートリッジ#10をスイングさせると・・・・。

ハイ!お約束のヤマメ・・・ツーハンド8/9番では釣れるというよりも「引っかかってくる」という感覚に近いです。これを何回か流せば数は出るのは確実なのですが、こんな事やりにきたわけでは無いし、温泉に入る時間が欲しいので潔く納竿!

そんなこんなでパンツの中までずぶ濡れとなり・・・

これが本当の「超ウェット」!

お後がよろしいようで・・・。

お馬さんの温泉

帰り道はやっぱり大好きなお馬さんを見ながら海岸へ出ましたが、ずぶ濡れなので「新冠温泉レコードの湯」であったまっていくことに。お馬さん、温泉、魚釣り、美味しいご飯・・・、やっぱり北海道は最高です!

苫小牧へ移動&フェリー乗船

この後は苫小牧へ移動して、乗船前に前回食べられなかった「縄文らーめん」へ。

正体はキムチゲベースのスープのみそラーメン。ガッツリとした食べ応えで大満足ですが、これから船で揺られるというのに胃もたれ心配・・・。降りてから食べる方が良いと思います。

お土産だけ急いで買い揃えてからフェリーへ乗船。去年の四国、今回の北海道とかなり慣れてきました。

行きは「深夜便」で飾りもへったくれも無い船内でしたが、今回の帰りは「夕方便」でなんと船内はリゾートホテルのごとき!これなら最初もこっちにしておくんでした。

モーニングセットもあったりします!

今回は限られた時間の中でルート取りしながらでしたが、これにて「北海道ツアー2020」はめでたく終了!あまりに空路アクセスが便利なので、次回は飛行機&レンタカー車中泊でアメマスを狙いに行きたいと思います。

タックル情報

ツーハンド8/9番タックル

  • フライ:イントルーダー、スイングリーチ、クイーン・オブ・ザ・ウォーターズ#6、フェザントテール&パートリッジ#10
  • ティペット:Seaguar Ace フロロカーボン2号
  • シンクティップ:OPST Commando Tip S2/3
  • スカジットヘッド:Commando Head 450GR
  • ランニングライン:OPST レーザーライン 40lb
  • フライリール: Hardy Ultralite MTX-S 7000
  • フライロッド:Beulah G2 Platinum Spey 13’8″ 8/9番