Follow me!

北海道ツアー18日目:十勝 – 十勝川づくし

2020/11/25キャンピングカー,ニジマス,フライフィッシング,ユーロバン,北海道,十勝,本流,渓流

キャンパーバンの故障で唯一困るかと思ったのが「宿泊」。しかし、小学生で車中泊デビュー、アメリカ時代も帰国してからも車中泊や飛行機泊を重ねてきた私にとって、スバルXVの足が伸ばせるリクライニングシートは「豪邸」のごとし!最高の目覚めでした。

「もう、この車に買い換えようか」と友人のキャンパーバン・コミュニティについ呟いたら、裏切り者呼ばわりされました・・・。だって日本車SUVって作りが良いんだもの・・・。

十勝川 – 本流セッション

掛け流しの温泉に入りたかったので、十勝温泉へ向かい、近くの十勝川本流を釣ることにします。
そして日高、釧路と続きここ十勝でも・・・

やはり北海道は朝から人が空を飛ぶ!

しかも次から次に来ます!なんでそんなに空が好きなんだ!?

肝心の釣りの方は、ツーハンド8/9を担いで十勝中央大橋からエントリーして士幌川との合流地点へ苦労してポジション取り。S2/3のティップにスイングリーチ、反応が無いのでS4ティップにマイクロ・イントルーダーとしつこくスイングしていたら、スイングが終わった後に放置しておいたフライを掌サイズのブラウントラウトと思しき魚が見にきてUターンしただけ。

少し下流の藪の側ではニジマスかブラウンと思しき魚がライズしていますが大きい魚では無いし、岸際は泥が堆積していてウェーディングでは回り込め無いので断念。

続けて橋の下流側も探りますが昔の千曲川・犀川と似た雰囲気ですが、こちらは岸までしっかりと植生があるし、景色の良さはかないません・・・。羨ましいぞ北海道のフライフィッシャー!ウグイの稚魚がたくさん泳いでいるので、これを狙うトラウトがいる可能性があるので、同じサイズのマラブーストリーマーを結びます。

しかし水量もあってシンクティップがS4では全然底まで攻め切れません。S6いやS8があっても良いくらい。海サクラの最中にワレットごと無くしてしまったのが悔やまれます。

温泉の営業時間までの暇つぶしにしかなりませんでしたが、広々した河原で思いっきりツーハンドをキャストしつつ、勘所を取り戻すのには良いプラクティスでした。

カスタムショップへ愛車の様子を見に行くが・・・

風呂上りさっぱりした後に、キャンパーバンを預けたカスタムショップへ行きましたが、全くの手付かず状態・・・。ある程度ワーゲン帯広店のメカニックがチェックしてくれていたのですが、どうも修理という仕事に対してモチベーションが上がらない様子。これではどうにもならないので、笑顔で「ありがとう」して店を出て、帯広市内の「なごやか寿司」でお昼を食べながら修理プランを考えます。

音更川へリターン

ふと昨日行った音更川の駐車ポイントへ偏光グラスを忘れていたことに気づき、開放感溢れる十勝の道をスバルXVで快走します。ドライブするだけでも最高の環境!現場へ戻ったら、驚いたことに昨日とは打って変わって、大したポイントでさえ無いのに右岸に3台で左岸に2台!

偏光レンズを見つけて車に戻ったら、さらにもう1台増えています・・・。いよいよ新装開店のパチンコ屋みたいになりましたが、日曜日の音更川は本当に賑やかであるということが確認できました。

十勝川へ向かう途中、適当に選んだ休憩場所からは大雪山が一望。

良い眺めのコーヒーブレイクをしながら、札幌近辺の修理実績が良い修理工場の社長さんと電話で相談したところ、社長さんが信頼されている修理工場が何とすぐ近くの芽室にあって紹介していただだけました。具体的な段取りは月曜日になって保険会社の担当者に色々と確認してからになりました。

十勝川 – 岩松ダム下の渓流セッション

十勝川は大雪山国立公園の山塊から流れ出してから、支流を集め発電用のダムを経由してから十勝中央の大河川となり、日高山脈から流れ出す札内川、東三国山から流れ出す利別川と合流して太平洋へと注いでいます。上流部分は山間部に発電用のダムが作られていて、ダム間の区間では取水と放水の具合によって本流や渓流となって流れています。

十勝ダムから上の本格的に山間部になるところはまたの機会に取っておくことにして、夕方から入る中流区間の前に岩松ダムの下を200mくらいチョイ釣りに行ってみました。

スイッチハンド4番を掴んで川へ入ってみると、発電所へ取水されているため渓流の流れですが、「慢性鱒不足症」の江戸っ子には十分な美しい流れです。橋からすぐのプールから掌サイズのニジマスが釣れてきます。関東だったらヤマメが着く場所にニジマスが着いているので、ついついスイッチが入ってしまいます。

200mだけと言っておきながら、あと100m、あと100mと止められなくなり・・・。アベレージサイズは20cm足らずなのにハマってしまいます。

カウント20を超えたあたりからは記憶さえあやふやですが、800mほど釣り上がってしまいました。ヤマメのような顔をした渓流のニジマス、もし0番とか2番ロッドなんて持ってきたらハマり過ぎて山から降りてこられないでしょう。

十勝川 – 屈足ダム下の中流セッション

夕方に合わせて十勝川沿いを屈足(くったら)まで移動します。小場所を4番で攻めていたら永遠にツーハンド8/9番に入魂できないので、荷造りのこともあるしスイッチハンド4番をバラして片付けます。それにしてもSUVの快適なこと、川原まで不安なく入っていけるのは素晴らしいの一言に尽きます。北海道でランガンスタイルの釣りをするなら必須だと思います。

川へ出てみると、これまで釣ったどこよりも激流・・・。釣れない水量では無いですが、この中で浮上してきて捕食する個体は確率的に厳しいので、なんとかフライを中層以下に沈めるべく、ダブルコーンヘッドで巻いた特製スイングリーチを結び、今朝S4のティップにセットしてあったツーハンド8/9スカジットで準備OKです。

最初は一番の狙い目であろう、流れがブロックへぶつかる場所。頑張れば3スイングは探れるポイントなので、危なく無い程度までウェーディングして少しでも上流から釣り下ります。しかし流れが早過ぎて沈め切るまでに流心へ持ってかれるか、ブロックで根掛かりするリスクを取るか。それぞれ1シリーズずつ流しましたが、反応はありませんでした。

ダブルコーンヘッドの使い勝手は良く、しっかりと水に馴染んで沈んで行ってくれます。次のセクションに移ると、対岸のカケアガリか橋脚くらいしか魚が着きそうな場所が無いので、橋脚の上流の岸ギリギリにターンオーバーさせて沈めてスイングさせていくと・・・。

橋脚に差し掛かったところでスイングするヘッドが一瞬遅くなります、しかし大きい魚では無いせいか、流れが強いせいか、8/9ロッドが強いせいか、手応えが無かったので気づくのが遅く、アタリに気づいた時には流れの中へ揉まれてしまい、取り込む前に外れてしまいました。恐らくニジマスだったと思います。

この後は下流側をこのまま釣り下ることにしましたが、400mくらい釣り下ってアタリが無いまま日が沈み終了。途中でダブルコーンヘッドは流木へ根がかってロストしてしまいました。

初めてスイングの釣りで出撃したツーハンド8/9番。屈斜路湖でキャスト練習しておいたので運用に集中できましたが、何年も前に使っていた同等のタックルと比べると遥かに軽量化されてパワーもあるタックルなので重たいフライも全然問題なく扱えます。シンクティップが揃っていないのが悔やまれますが・・・。

タックル情報

ツーハンド8/9番タックル

  • フライ:スイングリーチ、イントルーダー、ダブルコーンヘッド・スイングリーチ 9cm
  • ティペット:Seaguar Ace フロロカーボン2号
  • シンクティップ:RIO MOW S4
  • スカジットヘッド:Commando Head 450GR
  • ランニングライン:OPST レーザーライン 40lb
  • フライリール: Tibor Riptide
  • フライロッド:Beulah G2 Platinum Spey 13’8″ 8/9番

スイッチハンド4番タックル

  • フライ:フェザントテール・パートリッジ10番
  • ティペット:Seaguar Ace フロロカーボン1号
  • リーダー:Tiemco O&D 10フィート 3X
  • スカンジナビアンヘッド: Scientific Anglers アトランティックサーモン ショート SH4/5 フローティング
  • ランニングライン: Ken Cube EXシューティンライン フローティング
  • リール: Nautilus FW5
  • ロッド: OPST MicroSkagit 10’0″ 4番