フェザイントテイル&パートリッジ
カゲロウには水面でハッチするものと、水中でハッチするものがいます。
渓流に多いヒラタカゲロウの仲間や一部のマダラカゲロウは水中ハッチを行い、体内の酸素を泡の塊として抱いた状態で一気に水面へ向かって浮上します。この水中羽化の状態をイミテートしたイギリス北部の伝統的かつ実用的なウェットフライ、それがフェザントテイル&パートリッジです。また、ウイングの無いシンプルなソフトハックル系のウェットフライなので、今後ソフトハックルもしくはウェットフライを巻く前の練習台としても最適です。
ワンポイント
フェザントテイル
#14以上の場合は5,6本、それ以上の場合は本数を増やして出来上がりの太さを調整します。
パートリッジ
パートリッジは柔らかい毛を取り除いておきます。
ダビングで作ったソラックスに当てるように2回で巻くと毛が広がって動きの良い綺麗な形になります。
マテリアル
フック:がまかつS11-2L #14, #10
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 16/0
テール&ボディ:フェザントテイル
リビング:ドヒーク ラウンドワイヤー0.1mmブラウン、#10の場合は0.2mmブラウン
ソラックス:シールズファー・ブラウンまたはニンフ用ダビング・ブラウン
ハックル:パートリッジ(地味目なアクションにはイングリッシュ、派手目なアクションにはフレンチ)
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使い方
イマージャー
ウェットフライですがマッチザハッチ用のパターンとなります。まず18番サイズのコカゲロウのハッチを確認し、続けて14番サイズのヒラタカゲロウが周りに飛んでいないか確認し、コカゲロウに反応していなければすかさず出番です。水中に丸い岩がゴロゴロしている場所を狙って一度沈めてから、ラインにテンションをかけて浮き上がらせながらドリフトさせたり、流れ込みへキャストして一度沈めてから下流へ向かって引いてください。
流れが強いところでは、ティペットにウェイトをつけて底へ沈めてからイマージャーアクションをかけてください。
また、このパターンで反応が悪い場合は、ハッチに失敗したスティルボーンを食べているケースが多いので、浮かせるフローティング・イマージャーの出番となります。
戦績
- ヤマメ・サクラマス
- ニジマス
- イワナ・アメマス、ブルックトラウト、オショロコマ
- ブラウントラウト