パラエルク (改)

2024/04/22イマージャー,エルクヘア,カゲロウ,スレッドループ,ドライフライ,ハックリング,フライタイイング,フライフィッシング,釣り上がり

関西発・鉄板のアトラクター・ドライフライです。オリジナルは「マーサーズ・ミッシングリンク」がエルクヘアのウイングを軸にパラシュートフライに仕立てていますが、これをトップタイヤーの備前貢さんがアレンジしてパイロットフライとして広めたものがパラエルクとなります。

エルクヘアウイングの浮力、パラシュートハックルの張り付きと目立ち、ぶら下がり部分を目的に応じたアトラクターボディにドレッシングします。アマゴ用に使うものはパープル・ピンク系が良いとされていますが、実際にヤマメでも効果抜群でした。釣り上りで活躍します。

ステップ解説

HDG645のストレート部分の中央からスレッドを取り付けて、ベンドの中間点までスレッドを進めます。

ボディフライを取り付けたら、後端を1-2mm余らせて固定します。

ベンドとストレート部分の境目で巻き留めたら余分をカットします。

スクイレルダビングを使い、ストレート部分のアイから1/2の位置より後ろにソラックスを形成します。

毛先を揃えたエルクヘアの束を用意して位置合わせをします。ベンド後端より毛先が少しはみ出る程度がベストバランスです。

スレッドを3回転緩く巻き付けてから垂直にギュッと絞り込んで仮止めしたら、追加で3回転加えて固定します。

バイスヘッドを上下反転させて、スレッドをヘアウイングとフックの隙間を狙って緩く3回転通してギュッと締め込み、さらに3回転追加して固定します。

ハックルを取り付けたら、同じくヘアウイングとフックの隙間へ3回転ハックリングしてスレッドで固定します。

フック下方へはみ出す毛をカットします。

バイスヘッドを元の位置に戻したらば、ヘアウイングの折れた中央部分へスレッドを当て、揺らしながらハックルの隙間を通して3回転させて固定します。可能であればウィップフィニッシュ、そうでなければハーフヒッチ3回で固定して完成です。

マテリアル

フック:ドヒーク HDG645 #14-18
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 22/0
シャックテール&アブドメン: テックストリーム ボディフライUV: UVフューシャピンク、イエロー、オリーブなど
ソラックス: ドヒーク スクイレルダビング
ウイング: エルクヘア:ブリーチやナチュラルライトなど明るく見やすい色
ハックル:マイクロバーブ・サドルハックル

ツール

適時ハケで塗りながら使える便利な瞬間接着剤。

エルクヘアの先端を揃えるのに必須。

カーブボディのフライを巻く時に便利な角度変換が自在のバイス。

使い方

エルクヘアとハックルの部分にパワーフロートを塗って乾かしてから、釣り上がりで使います。

戦績

  • ヤマメ、アマゴ
  • ニジマス

タイヤー

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