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ナノ・ゼブラミッジ

2024/08/20GSPスレッド,ニンフ,フライパターン,ミッジ,ユスリカ

湖や止水の管理釣り場で重宝する「ゼブラミッジ」は18番前後のフックに巻くパターンですが、がまかつC12-BMの26番という極小サイズにも関わらず楽にティペットが通せるラージアイのフックを活用して川のプール用にアレンジしたのがナノ・ゼブラミッジです。ビーズとスレッドとワイヤーだけの少ないマテリアルで巻けるフライで、恐ろしいほどに釣れます。

右の写真のナノ・ゼブラミッジが巻かれているC12-BM26番のフックアイは、一緒に写っているTMC100-BL18番や22番のフックアイよりもやや大きいくらいで5xティペットも通せます。
ちなみに右下に一緒に写っているのはC12-BM30番。こちらはハッチした後のアダルトを巻くのに使います。

ワンポイント

フックとビーズの準備

極小サイズのフックにミリサイズのビーズを通すのにはコツがあります。

まずフライクリップ(ICテストフック)でミッジフックのアイのあたりをつまんでホールドしておきます。


次にダビングニードルを使ってビーズを選び出したら、ニードルの先でビーズをつまみ上げます。


つまんだビーズは左手の親指の人差し指の間にホールドしておきます。


クリップにホールドされたミッジフックの針先にビーズを通したら、バイスにセットします。

ファインワイヤーの準備

スレッドと同じ様にワイヤー専用ボビンに0.1mmワイヤーをセットしておきます。続けてビーズの後ろに巻きつけてストッパーとします。

ボディを巻くコツ

テックストリーム GSPパワースレッド32/0や22/0のようなフラットにできる繊細なスレッドを使い、反時計周りに回転させてフラットなフロス状態にしながら、アイの方から1/4くらい下巻きしたらまたアイまで戻り、次にアイから2/4まで下巻きしたらアイまで戻り・・・を繰り返してフックのベンドのギリギリまで巻きつけます。ムラのある場所はさらにフラットにしたスレッドで巻き潰してビーズの所まで戻ります。

ファインワイヤーを一定のピッチに巻いて行ってビーズの所でスレッドで止めます。

マテリアル

フック:がまかつC12-BMラージアイ#26
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 32/0または22/0ブラック、テックストリーム ミッジスレッド
ビーズ:タングステンビーズ1.5mm・ニッケルブラック(無ければマッキーで黒く着色)
ボディ:スレッドをフロス代わりに巻く
リビング:ドヒーク ラウンドワイヤー0.1mm

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ツール

通称「フライクリップ」- ICテストフック

IC回路のテストフックです。プッシュすると先端から小さなフックが出てきてこれにフライフックを挟むことができます。

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TMCダビングニードル

先が少し曲がっているので置いたビーズをピックアップするのが楽です。

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精密作業用ピンセット

防磁処理されているので、金属製品がくっつかず細かい場所も使いやすいピンセット。

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使い方

流れの緩い場所で使う場合。魚が着いている場所の1-2mくらい上流へ入れてテンションをかけずに流して沈め、魚の前で下から上へイマージングアクションするよう、テンションをかけてフライを浮き上がらせてください。

止水で使う場合。狙った場所へキャストして、カウントダウンしてフライを沈めてから、ショートストリップを繰り返してフライを浮き上がらせて誘いをかけます。

戦績

  • ヤマメ、ニジマス
  • ブラウントラウト、ニッコウイワナ
  • オイカワ、カワムツ

タイヤー