ジャックドゥ・マイクロソフトハックル
早春の渓流がメインのフライですが、渋い時間の湖や本流でも使える「持ってて良かった」一本です。そのままソフトハックルとして使ったり、ショットを打ってメンディングして底近くをニンフのように流したり、使いまわしが効くパターンです。
ちなみに某ソフトウェア会社のような名前ですが、このパターンを愛用する某・アングラーは元・社員だとかそうでないとか・・・。
特長と構成
湖水のライズの釣りにも使えますが、マイクロサイズのソフトハックルとなりますので、原則は渓流など近距離で使うフライとなります。
ワンポイント
フック自重で水へ馴染ませるフライなのでウェット&ニンフフックの#18-20サイズを選びます。ティペットが通しやすいアイが大きいフックがおススメです。
つまみづらい人は、ストンフォ「ハックルプライヤー」があるとフックが楽につまめて便利です。
ボディとなるグリッタースレッド(またはボディフライUV)とリビングとなるフラットワイヤーを取り付けます。
このサイズのソフトハックルはソラックスを作るスペースが無いので、ボディ材とスレッドでテーパーを作っておきます。
フラットワイヤーのリビングが済んだら、ジャックドゥのスロートパッチからサイズの合うハックルを1枚むしって取り付け準備します。ハックルのティップをハックルプライヤーで保持したら、根本の余計な柔らかい毛は取り除いてしまいます。
ハックルのティップ部分をソラックス前に巻き留めてから、隙間を空けず2回転くらいでハックルを巻き留めて、余計な部分はシザースで綺麗にしておきます。
スレッドで余計なはみ出した部分を巻きつぶしつつ、ヘッドを形成したらウィップフィニッシュ。
マテリアル
フック:ドヒーク HDN 302 #18,20
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 22/0ブラック
ボディ:グリッタースレッド ブラックまたはボディフライUV ブラック
リビング:ドヒーク フラットワイヤー 0.1mm シルバー
ハックル:ジャックドゥ (スロートパッチから1枚むしる)
ツール
テンション調整機能付きボビン
スレッドの交換が楽で、テンション調整機能もついているボビンです。
セラミックボビン
ティンセルの滑りも良く、ワイヤーに使っても切れづらいセラミック加工されたボビンです。
ハックルプライヤー
小さなフックやダビングループもつまめて便利なハックルプライヤー。
ウェットフライで使うハックルをつまむのにはこれが定番。
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ジャックドウのような小さなハックルを丁寧に扱う場合は、テンション調整機能がついているハックルプライヤーを使うのも手です。
使い方
流れのあるポイントの場合。ダウンクロスでキャストしてから、テンションを抜いてメンディングを繰り返してレンジまで沈めつつ、ポイントへ到達したらテンションを加えてターン浮上させて誘います。
より深い場所へ流す場合は、ティペットへタングステン粘土のショットを打って、同じくメンディングを繰り返しながら、岩影や倒木など魚が隠れている所を狙います。
ライズ撃ちの場合。ライズしたポイントへ綺麗にターンオーバーさせたら、テンションを維持したまま必要数カウントして様子を見ます。続けてハッチの動きに合わせて1回だけストリッピングを行って誘い、再び様子を見ます。
戦績
- ヤマメ、ホンマス、ニジマス
- イワナ
- ワカサギ
- オイカワ
- ボラ