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ソルトや汽水のベイトパターン – 内湾のプレデター向け

関東、中部、四国、九州、沖縄における内湾や浅瀬のフライフィッシングやルアーフィッシングを通して、「プレデター」と呼ばれる回遊性のある肉食魚たちへ通用するおおよそのベイトパターンをまとめてみました。

プレデターたちは魚種を判別しながら捕食しているわけではないので、同様のパターンは地域が変わってもご当地のベイトに置き換えれば通用すると思います。例えば「カタクチイワシ」の場合、トウゴロイワシやウルメイワシ、キビナゴなどが同じパターンに対応します。

フライフィッシング普及のための公開で、あえて具体的に「このフライがマッチ」とは書きませんので、マッチザベイトのパターン探しを楽しむことに役立ててください。

ベイトの種類と対応するプレゼンテーション

パターンサイズベイトの動き&プレゼンテーションレンジ
アミ(浮遊する動物性プランクトン全般)0.5-1cm非常にゆっくりトップからボトム
バチ(ゴカイやジャリメなどの環虫)3-15cmデッドスロー、ゆっくりとした動き、流れに乗ってドリフトトップから中層
イカ3-10cmデッドスロー、ゆっくりとした動き、流れに乗ってドリフト、ストップ&ゴー、リフト&フォール、テンションフォールトップから中層
鮎(遡上) 5cm安定した速さの動き、トイッチング(昼間)、ゆっくりとした動き、流れに乗ってドリフト、スイング(夜間)トップから中層
鮎 (産卵後の落ち) 10-30cmデッドスロー、ゆっくりとした動き、スイングトップから中層
カタクチイワシ(その他群雄する小型ベイトフィッシュ) 5-15cm安定した速さの動き、トイッチング&ジャーク(昼間)、ゆっくりとした動き(夜間)トップから中層
イカナゴ10-15cmトイッチング&ジャーク(昼間)、ゆっくりとした動き(昼間)中層
ハゼ 10-20cmゆっくりとした動き、トイッチング&ジャーク(昼間)、流れに乗ってドリフト、リフト&フォールボトム
アジ5-15cm安定した速さの動き、トイッチング&ジャーク(夜間)トップから中層
ボラ 5-20cm安定した速さの動き、トイッチング&ジャーク(昼間)、ゆっくりとした動き(夜間)トップから中層
コノシロ10-30cm安定した速さの動き、トイッチング&ジャーク(昼間)、ゆっくりとした動き(夜間)トップから中層
サヨリ10-30cmゆっくりとした動き、トイッチング、ダートトップ

シーズン

関東や中部を元にしています。またシーズンが早めになったり遅れたりするのは常にありますのでご留意ください。

パターン1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
アミXXXXX      
バチ XXXXX      
イカ  XXXX      
鮎(遡上)   XXXX   
鮎(落ち)        XXX 
カタクチイワシ    X X X X XXXX 
イカナゴXXXXX
ハゼXXXX
アジ X X X X
ボラ        XXXX
コノシロ X X X X    X
サヨリXX       XXX

パターンが成立するフィールド

これが全てではありませんが、おおよそベイトが発生している場所をまとめたものです。

パターンタイミングポイント河口湾内サーフ
アミ常夜灯の下、防波堤や岸壁 XX  
バチ夜、満潮、大潮砂底や泥底 XX  
イカ常夜灯の下  X  
鮎(遡上)一日中流れの緩い場所、常夜灯の下XXXX 
鮎(落ち)流れ込みや合流およびその下流の流れの緩い場所XX   
カタクチイワシ一日中回遊する場所、常夜灯の下   XX X
イカナゴ昼のみ砂底や岩混じりのサーフXX
ハゼ一日中砂底、砂利底XXX
アジ常夜灯の下、防波堤や岸壁XX
ボラ一日中浅瀬、ストラクチャー周り、常夜灯の下XXXX 
コノシロ回遊する場所、常夜灯の下XXXX X
サヨリ回遊する場所 XXXX