ハックルミッジ
スレッドとハックルだけのシンプルなフライ。スレッドカラーを変えたりテールを加えることで、ユスリカや小型のカゲロウのイミテーションとして機能する便利なミッジです。C&Fデザインのパワーフロートとの相性抜群なのでセットで使います。
※テール付きのマイクロ・カゲロウ版はそのうち更新
ステップ解説
シャンクにミッジスレッドを取り付けてシャンク後端まで進めたら、ボビンを時計と反対周りに回転させてフラットにします。
フラットなフロス状態のミッジスレッドを往復させながらテーパーボディを形成します。アイの後ろ1/4は空けておきます。
マイクロバーブのグリズリーハックルを取り付けます。
フックサイズとのバランスで3-4回巻き付けます。
上下反転して、1本あたりの単価が高くなったマイクロバーブ・ハックル、気合いでできる限り残さずシャンク上方へ引っ張ります。
斜めにスレッドをかけてハックル・ポジションを固定したらウィップフィニッシュ。
引っ張れなかった「もったいない」下側に残ったファイバーたち・・・涙を飲んでシザースでカットします。
マテリアル
フック: ドヒーク HDD301 #20/#18
スレッド&ボディ:テックストリーム ミッジスレッド 22/0
ウイング: グリズリー マイクロバーブハックル
ツール
スレッドを回転させることも含め、コントロールしやすいボビンホルダー。
豆サイズのフックを掴むのに便利なハックルプライヤー。
細かい毛先のカットに重宝するレノメッド。
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使い方
現場の流下を確認してから、大きめの表ハッチかユスリカのような裏ハッチかを判断して選択します。
ハックル部分にのみパワーフロートを塗って浮力を維持させます。
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このサイズのドライフライの特徴として、フライサイズに対してドラグの影響が大きく出ます。
慣れないうちはティペット長めにセットした状態をダウンクロスにキャストして上流側にメンディングしてライズする魚へプレゼンテーション。
慣れてきたらアップクロスにキャストしてスタックメンディングしながら狙った個体を仕留めます。
注意点としては、マイクロサイズのハッチを食べ続ける魚は口を閉じませんので、タイミングを見てフックセット必須です。
湖でもユスリカのライズが多いところではライズ撃ちに非常に効果があります。
戦績
- ニジマス
- ヤマメ
- ブルックトラウト