Neversink Bottom Clinger 江戸ボトムクリンガー
東京の渓流での実釣テストが終わり2018年シーズンに投入されたマイクロ・ジグフライ。
渓流で岩をひっくり返すといるヒラタカゲロウ科の小型のカゲロウの幼生、いわゆる「ピンチョロ」のイミテーション。
濡れると下巻きのブラウンワイヤーが透けるのでよりリアルになります。
ボトムを這わすアクションと平い頭のためにダンベルアイが必要な他は、ニンフに使われる定番マテリアルだけで巻くことができます。
ワンポイント
ヘッド
2.4mmサイズのダンベルアイ(Ken Cubeもしくはヘアーライン)をフックへしっかりと巻留めてヘッドにします。グラグラしないように、GSPスレッド(このサイズでは16/0-22/0)のような強度の強いスレッドがオススメです。最後にフィニッシュするスペースが必要なのでフックアイから2mmほど空けておきます。
ブラックのダンベルアイが無い場合は、魚に警戒されないよう、タッチアップペンで黒く着色します。
テールとアブドメン
セラミックボビンにセットした0.2mmラウンドワイヤーのブラウンを巻き留めたら、フェザントテールを3本むしって、シャンクと同じ長さで巻き留め、さらにオーストリッチハール(14番サイズは2本、18番サイズは1本)を巻き留めます。ワイヤーを隙間なく巻いて行って、ダンベルアイの部分まできたら折り返してアブドメンとソラックスの境目までを二重に巻いたら、さらにダンベルアイの方へ三重に巻いてソラックスのベースを作ります。
このワイヤーの下巻きができたら、その溝に沿ってオーストリッチハールを巻きつけると綺麗に巻けます。アブドメンを巻き終わったら、スレッドで仮止めして上の部分だけカット、そのままオーストリッチハールをダンベルアイの場所まで巻いてソラックスを作ります。
レッグとウイングケース
フェザントテールをひと束ソラックスに巻き留めます。レッグを左右に折り返して巻き留めたら、ウイングケースを折り返して、フックアイのところで巻き留めてフィニッシュです。
マテリアル
フック:がまかつS11-2L #14、S10-B #18
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド16/0、22/0ブラック
アイ:Ken Cubeダンベルアイ2.4mm
テール:フェザントテール3本
アンダーボディ:ラウンドワイヤー0.2mmブラウン
アブドメン:オーストリッチハール・タン2本、#18サイズの場合は1本(なければヘアーズイヤーズダビングで代用)
ソラックス:オーストリッチハールを巻き続ける(なければヘアーズイヤーズダビングで代用)
レッグ&ウイングケース:フェザントテールひと束
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ツール
ワイヤー用に使うボビン
金属製ボビンだと切れてしまうので、セラミックボビンを使います。
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カラーリング用のタッチアップペン
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使い方
基本的には丸岩が多く入っているポイントで浮いてこない魚を攻略するために使います。
使い方:ドリフト
岩の周りについている魚を狙います。岩より上流に何もない場合は1m以上リードをとって岩の前まで流します。岩が多いポイントの場合は最初の岩の横に落として次の岩への間を流します。
使い方:ロックフォーリング
水中の岩の下に魚が隠れているようなポイントでは、岩の上にクリンガーを一度乗せておいてから軽く引っ張って落として誘いをかけます。
使い方:ボトムクローリング
丸岩の連続が終わって砂利底、もしくは滑らかな岩床になっている場合、魚の付き場所よりも向こう側へクリンガーを沈めてから、ゆっくりとショートストリップで誘いをかけてストップします。反応が無ければ続けます。
戦績
- ニジマス、ヤマメ
- イワナ、ブルックトラウト