CDCスペント
午後になってから産卵のために水面にやってきて力尽きて張り付いてしまうカゲロウのスペント。これを表現するイミテーションです。これもテックストリーム「GSPパワースレッド」の22/0や32/0と「カポック ダビング」の組み合わせで手軽かつすっきり巻けるフライです。
ワンポイント
スペント・ウイングをしっかりと止める
襷掛けで止めるアントロンヤーンは後の作業で羽根が扇型に広がりやすいよう、スレッドに瞬間接着材をつけて締め付けて止めます。
CDCハックリング
ハックリング用のCDCは毛足の長い場所だけ使うので先端をカットしたものを2枚用意して、スタンバイします。
ストンフォのツールを使ってCDCコンポジットハックルの準備をしておきます。
詳細はこちら:
ワックスを付けてカポックダビングをピッチリとよりつける
ワイトワックスをスレッドへ塗ってから、少しずつカポック ダビングを寄り付けて細いダビングヌードルを作り、テールからソラックスまで往復させながらテーパーボディを作ります。ちなみにこのカポックという植物繊維、繊維が30ミクロンと細かく油であるワックスとの相性抜群ですのでスレッドにはぴっちりワックスつけて縒りつけると・・・それは・・・言葉では表せない快感ダビング体験・・・。そこから先は使った時のお楽しみに!
指先でウイングをしごいて平らに広げる
ソラックスへのハックリングが終わったら、指先でしごいてウイングの形を平べったく整えます。おおよその形ができたらばハサミで羽根の後ろ側を斜めにカット。
マテリアル
フックサイズとテールのマテリアル、ダビングを変えることで、様々なカゲロウのスペントに対応できます。
フック:ドヒークHDD301 #18/20、がまかつB11-B #18/22
スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド22/0または32/0
ワックス:ホワイトワックス(明るいところ)、センパーフライ GSP専用コブラーワックス(見えづらいところ)
テール:明るい色のカゲロウにはマラード(シルバーやブラウン)、暗い色のカゲロウにはフェザントテール
ウイング:テックストリーム アントロンヤーン ライトグレイまたはタン
ボディ&ソラックス:ドヒーク カポックダビング:ブライトイエロー(コカゲロウ)、マーチブラウン(ヒラタカゲロウ)、ヘキサジェニアブラウン(マダラカゲロウ)、ミディアムオリーブ(フタバコカゲロウ)
ハックル:CDC2枚のコンポジット・ハックル
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戦績
- ニジマス
- ヤマメ
- ニッコウイワナ