Follow me!

バランスリーチ

2024/08/30アウトリガー,ジグニンフ,ニンフ,ヒラタカゲロウ,フライパターン,ユーロニンフ

ジェリー・マクブライドが生み出したバランスフライをベースに、湖のフライフィッシングの第一人者、フィル・ロウリーとブライアン・チャンによって広まった、フックサイズに応じてストリーマーとしてもアトラクターニンフとしても使うことのできるフライです。バランスシャーシをベースにマテリアルを変えることで色々なパターンを表現できるので、ここでは最もベーシックなバランスリーチを紹介します。

特長と構成

ジグフックによりキール形状を保ちつつ、ビーズを利用したエクステンドヘッドがフック後端とのバランスを取ることにより、フックアイがフライ全体の重量の支点に近づきます。このため水中での姿勢がフォール中も水平になってフィッシュイーターの警戒心を呼び起こさず、ラインシステムから伝わるテンションによってランダムなシーソーのような動きが発生することで生命感を表現して魚を強烈に誘います。

ボディは食わせ要素が求められますので、フィールドやシチュエーションに合ったダビングミックスを用意します。

バランスシャーシの準備

フライを巻く都度バランスを取り直すと手間が増えるので、よく使うサイズのバランスシャーシをあらかじめ作っておきます。

シャーシの材料となるジグフック、ステンレスピンまたは虫ピン、ビーズを巻きたい数の分だけ揃えておいてから、安全のために虫ピンの尖った先端をプライヤーなどでカットしておきます。

ビーズのカウンターシンク(凹みが大きい方)側がピンの頭の方に来るように通しておいてから、UVレジンをピンの頭に少量つけて固めてしまいます。

ジグフックをバイスにセットしたら瞬間接着剤を塗ってGSPスレッドを下巻きし、バランスの良い位置へピンを巻き留めてシャーシの完成。標準的にはフックアイとビーズまでの間に2個分のスペースを空けておきます。

このバランスは使うフックやビーズによって位置が変わること、テールに使うマテリアルによって水中でのバランスも変わってくるので好みのものをあらかじめ揃えておくと便利です。

ステップ解説

バランスシャーシにスレッドをセットしたらベンドの手前まで移動して、テールとなるマラブーを取り付けます。

パールのようなミラージュカラーのフラットティンセルまたはフラッシャブーをテール左右に取り付けます。

ブレンドするためのダビングを用意します。

ここではブラック、ピーコック、コパーをブレンドして

ダビングループにダビングをセットしてスピンさせて、ダビングブラシを作ります。

一巻きごとにファイバーを後ろへなでつけながら、ビーズのところまでダビングブラシを巻いてウィップフィニッシュ。

ブラシ&コームツールなどでファイバーを掻き出して、後方へなでつけて形を整えます。

マテリアル

フック:ドヒーク HDJ #8,10, 12
ピン:ピン(ビーズが抜けないヘッド直径のもの)
ビーズ:ドヒーク ブラスビーズ 3.8mm, 3.3mm
スレッド:テックストリーム パワーGSPスレッド 16/0
テール:マラブー
ボディ:ドヒーク スペクトラダビング

[itemlink post_id="27187″]

[itemlink post_id="14008″]

ツール

[itemlink post_id="27135″]

戦績

  • ニジマス
  • ブラウントラウト
  • ブルックトラウト
  • ラージマウスバス
  • ストライプドバス