CDC ユスリカアダルト
どんな環境でもハッチしてくれる水生昆虫といえばユスリカですが、ゆったりと流れる川のプールでポツンとライズがあるときにソフトハックルでは反応せず、小さい虫が飛んでいることを確認できる時はアダルトの出番となります。早春のフライパターンと同じマテリアルで巻けて良く釣れるので巻いておいて損は無い一本です。
ワンポイント
ボディの巻き留め
ミッジサイズのフライでありつつも生命感を表現したい時にフェザントテイルは便利なマテリアルですが、1本1本がばらけやすいので束を指先で軽くねじり合わせてから、太い方をフックに巻き留めたら、使う長さより少し長いあたりをハックルプライヤーでつまんでおきます。回転式のハックルプライヤーが便利です。
ボディのコーティング
フェザントテイルの弱点は魚の歯に弱いこと。そこでUVレジンをダビングニードルの先につけてボディの上をコーティングしてから、UVライトで硬化させます。
CDCウイングの準備
ウイングで使うCDCは2枚から長い繊維を毟り取って束ねて使う必要がありますが、ストンフォの下記のツールが便利です。
束にしたCDCは長い方を後ろ側にしてヘッドから2-3mmのフックの重心点へウイングポストとして使うアイの方を4mmくらいの位置に調整して巻き留めます。
ハックルを巻き留めたら、CDCのウイングポスト側をスレッドで起こしておいてから、ポスト後ろ2回、前2回巻きつけてフィニッシュします。
最後にウイングをフックのベンドよりも少し後方でカットして、シャンク下側のハックルや余りを綺麗にカットします。
マテリアル
- フック:がまかつC14-BV #18、Varivas 2200 #22
- スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド 22/0 ブラック
- ボディ:フェザントテイル ブラックを3本
- コーティング:UVレジン
- ウイング&ウインポスト:CDCナチュラルダーク
- ハックル:コックネック ハックル ブラック
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ツール
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使い方
フローティングラインの釣りで使います。
フライが沈まないよう、浮きの良いテーパードリーダー を使い、ドラグがかかりづらい0.15-0.2号のティペットを3フィートほどとります。
ボディの部分を濡らした指でつまみながら、CDCの部分にだけドライシェイクをかけてしっかりと浮くようにします。
魚の反応が悪い時はCDCを少しずつ毟ってプロフィールが小さくなるように調整してください。
戦績
- ヤマメ
- イワナ、ブルックトラウト
- ニジマス
- ブラウントラウト
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