STPフロッグ
バスに強烈にアピールするリアリティとアクションを持ちつつも、手軽に巻き足すことができるフロッグ・フライです。
STP = Swimming, Topwater, Popping (泳ぐ、トップウォーター、ポッピング)が示す通り、トップウォーターでポップ音を出したり、水中を泳がせたりした後に、ほっておく間もカエルそのもの!フライボックスに入ってて良かった1本です。
ワンポイント
「滑らないこと」「切れないこと」「フォームを巻き切らずに締め込めること」が求められるので、ノンストレッチで幅広のスレッド「テックストリーム GSPパワースレッド 8/0」をベストマッチで使います。
2mmフォームをSTPフロッグ用のフォームボディ・カッターで準備しておきます。ハサミでもできますが、圧倒的に手返しが良くなるので使うことをオススメします。
バイスにフックをセットしますが、淡水で使うフライはTMC8089の方が針が光づらくおすすめですが、汽水域で使うフライは錆防止のためにTMC8089Nを使います。
続けてウィードガードを付けるかどうか決めます。夏場シーズンはウィードが存在するポイントが多いので必須。秋からのシーズンは付けないでも狙えるポイントが多くなるので無くても大丈夫でしょう。ウィードガードとなるモノフィララインをベンドへ固定します。30LBモノフィラのシングルガードにする場合と20LBモノフィラのダブルガードの選択肢がありますが、ここでは20LBモノフィラをダブルガードにします。ダブルガードは小バスやギルのフッキングは弾きやすくなりますが、ウィードに隠れる大きい魚を狙うのが目的なのでオススメです。
シャンクの上下にカットしたフォームを取り付けます。折り返した時の位置に注意してセットしてください。
4本くらいのシリコンレッグをちぎり出したらば、たすきがけで固定します。
2本ほどのシリコンをちぎり出したらば、ソラックス部分へ取り付けます。
後ろ足を小さなクリップでバイスへ留めておきます。
上下のフォームを折り返して、首の部分で巻き留めます。先に下の方を仮に留めてから上を留めると楽です。
スレッドを上下フォームの隙間に通してウィップフィニッシュ。ウィードガードを取り付けるのでボビンをそのままにしておきます。
ボドキンで喉の部分へ「グサっ!」とモノフィラを通すための穴を開けます。カエルの解剖が苦手な方は、お兄さんかお姉さんにやってもらってください。
モノフィラの先端を突き通します。
ウィードガードの形を整えながらモノフィラを巻き留めて固定します。すっぽ抜けないように、必ず折り返してテンションをかけて巻き潰します。
前足もハックルプライヤーで留めて作業しやすくしておきます。
瞬間接着剤をボドキンの先端につけて、フォームの隙間へ薄く塗りつけてから、上下のフォームを接着します。
両側の接着が終わったらば、前足と後ろ足のシリコンレッグを結んでカットします。前足の結び目はボディ後端あたり、後ろ足の結び目はフライ先端を目安にするとちょうど良い長さにできます。初めは緩く結んでおいて、位置が決まったらきつく縛って固定します。
手のひらや足を意識して端っこをカットします。
仕上げにヘッド両端に薄く瞬間接着剤を塗ってから3Dアイを貼っておしまい。
フォームとレッグの色やサイズを変えることで、色々なカエルに対応させることができます。
マテリアル
- フック: TMC8089 #6、TMC8089N#6
- スレッド:テックストリーム GSPパワースレッド8/0
- ウィードガード:20lbフロロカーボン(ダブルの場合)、30lbフロロカーボン(シングルの場合)
- ボディ:フライフォーム2mm
- レッグ:TMCシリコン グリズリー フラッターレッグまたはTMC PDLシリコンスカート
- アイ:3Dシールアイ4mm
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ツール
- フォームボディカッター STPフロッグ M (サイズ6)・・・SANSUIが取り扱っています
- 瞬間接着剤
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使い方
魚の反応を見ながら、初めは水面へ静かに落として放置。ストリッピングしてポップ&ダイブさせてから再び放置します。
反応が悪い時はパラシュート・ドロップして着水インパクトで気づかせます。
Uターンするようであれば一度ポイントを休ませてから、できる限り隠れているストラクチャーぎりぎりへフライを入れ直します。
流れ込みの下や上へフライを乗せることができる場所であれば、一度フライを流れ込みの上や岸へ乗せておいてから水面へジャンプさせて誘います。
ウィードの下のバスを誘う時は、一回ウィードの上へ丁寧に乗せて振動で誘って浮かせておいてから、ウィードのキワのギリギリへ強く落として誘うと出てきやすいです。
戦績
- ライギョ
- ラージマウスバス
- ブルーギル